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言葉の由来は仏教?四字熟語「盲亀の浮木」の意味と正しい使い方

2021.08.24

盲亀の浮木という言葉を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。仏教に由来する言葉であり、意味を正しく理解するためには、語源となった話や経緯を知ることが重要です。盲亀の浮木の意味や由来を押さえ、使い方や類義語も覚えておきましょう。

「盲亀の浮木」とは

盲亀の浮木の意味や由来を解説します。語源となった寓話は、ありがとうの語源でもあることを知っておきましょう。

盲亀の浮木の意味

『盲亀の浮木』は、滅多にないことや常識的にはありえないことを意味する言葉です。正しくは『もうきのふぼく』と読みます。

目の見えない亀『盲亀』が海に浮かび上がった際、浮かんでいた木『浮木』の穴に頭が入る様子を表現しています。『涅槃経』など仏教の古典に見られる寓話の一部です。

たとえ話から誕生した言葉であることから、『盲亀浮木のたとえ』と表現されるケースもあります。寓話自体は『人として生まれることは難しい』という結論に達していますが、盲亀の浮木は『滅多に起こらないこと』という意味で使われるのが一般的です。

この寓話は「ありがとう」の語源でもある

盲亀の浮木という言葉が誕生した寓話は、なじみ深い言葉である『ありがとう』の語源でもあります。仏教の開祖である釈迦が、寓話の中で弟子の阿難に話した内容が由来です。

100年に1度しか海面に顔を出さない盲目の亀が、浮かんでいた木の穴にたまたま顔を入れることはほとんどありえません。しかし、人が人間として生まれることはこのことよりも『有り難い』ことであると、釈迦は阿南に説いています。

有り難いとは『あることが難しいこと』という意味です。人間として生まれることに感謝しなければならないという釈迦の教えが、『有り難い』という表現になっていることから、『ありがとう』が生まれたとされています。

「盲亀の浮木」の由来

『盲亀の浮木』は涅槃経など多くの仏典で説かれている寓話を由来とした言葉です。

「人間がこの世に生まれてくるということは非常に難しいことであり、生きていることに感謝すべきだ」という教えを説くために、たとえ話として亀と木の話が語られています。

また、仏や仏教に出会うことの難しさも、寓話で語られている話です。人間として生まれてきた上に、仏教にまで出会えたことを感謝すべきだと説かれています。

「盲亀の浮木」の使い方と類義語

(出典) photo-ac.com

盲亀の浮木の正しい使用方法と例文をチェックしておきましょう。代表的な類語である千載一遇や曇華一現も紹介します。

「盲亀の浮木」の使い方と例文

盲亀の浮木は『常識的に考えればまずありえないこと』を意味します。滅多に起こらないことを表現したい場合は、基本的にどのようなケースでも使用可能です。具体的な使い方を例文で覚えておきましょう。

  • 今まで宝くじを一度も購入したことがない。くじを買うだけで数億円もらえるなど、盲亀の浮木のようなことだと思うからだ
  • 今回の大きな失敗は、盲亀の浮木だと考えないほうがよい。誰にでも起こりうることであり、今後も十分な注意が必要だ
  • 社長は後進に道を譲り出家する決意をしたようだ。先日の飲み会でも、人として生きていることは盲亀の浮木のような幸運だと話していた

類義語「千載一遇」

『千載一遇(せんざいいちぐう)』とは、2度と起こらないような恵まれた機会のことを指す言葉です。『千載』とは1000年、一遇とは1回会うことを指し、1000年もの長い間にたった1度だけ訪れるような好機を意味します。

単に『滅多に起こらないこと』を指すのではなく、好機が訪れた際にポジティブな意味合いで使う言葉です。『チャンス』や『機会』と一緒に使うのが一般的です。

  • 決勝進出者の中に辞退者が数人現れたため、明日の決勝戦に繰り上げで出場することになった。諦めていた優勝を狙える千載一遇のチャンスだ

類義語「曇華一現」

盲亀の浮木と同じく仏教を由来とする類語に、『曇華一現(どんげいちげん)』があります。滅多にないような珍しい機会をたとえていう言葉です。

『曇華』とは、3000年に1度、仏の出現時にしか咲かない想像上の花『優曇華(うどんげ)』のことです。優曇華が咲くほどの滅多にないことが、1回だけ現れる様子を意味しています。

仏教経典の一つ『法華経(ほっけきょう)』の『方便品(ほうべんぽん)』を由来とする言葉です。

セットで使われる「優曇華の花」とは

(出典) photo-ac.com

盲亀の浮木と一緒に使われることの多い『優曇華の花』について解説します。知識の一つとして覚えておきましょう。

「優曇華の花」の意味

前項で解説したように、優曇華とは3000年に1度しか咲かないとされる伝説の花のことです。法華経では、仏に会うことの難しさのたとえとして、優曇華がよく使われています。

芝居や落語のセリフにも、『ここで逢うたが百年目、盲亀の浮木、優曇華の花』という言い回しがあるように、盲亀の浮木とセットで使われることが多い言葉です。

また、現代ではカゲロウの卵の様子を、優曇華の花が出現したと話題にすることもあります。カゲロウの卵は糸のようなものの先端に産卵され、空中に浮いているように見える部分が神秘的な花に見えるためです。

構成/編集部


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