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どんな意味?日常会話でよく聞く「詰んだ」という言葉の由来

2021.08.01

今、若者の間で日常的に使われるようになった「詰んだ」という言葉。実はこの言葉、将棋が語源になっているのをご存知だろうか。若者言葉として使われる「詰んだ」を知らなくても、将棋に詳しい方であれば意味は想像が付くはず。

本記事では「詰んだ」の意味と由来、使い方を詳しく解説していく。よく聞く言葉だが、いまいち意味が分からないという方はこの機会にぜひ覚えておこう。

若者が使う「詰んだ」の意味は?

では、若者の間でよく使われる「詰んだ」とは一体どのような意味を持つ言葉なのか。はじめに「詰んだ」の意味と言葉の由来を解説する。

意味は「行き詰まり、手の打ちようがない状況」

若者の間で使われる「詰んだ」は、「物事に行き詰まり、手の打ちようがない状況」を表す。他の言葉に置き換えるとすれば「もうだめだ」「終わった」「絶望的だ」のニュアンスに近い。

由来は将棋用語

先述した通り、「詰んだ」は将棋に由来する言葉。将棋では、相手の最も重要な駒「王将」を取った方が勝ちとなるが、対局では実際に王将を取るまで指すことはしない。次の手で相手に王将を取られることが避けられない状況になれば負けが確定となり、この状況を敗者側の立場から見て「詰み」と呼ぶ。

元々は将棋用語であった「詰み」だが、次第にテレビやオンラインゲームを趣味とする若者の間で、ゲーム上の敵に勝ち目がない状況や、ゲームオーバー一歩手前の危機的な状況を指す時にも使われるようになった。ゲーム用語としての「詰み」はインターネット・SNS上で次第に広がってゆき、現在はゲームの中だけにとどまらず、日常生活での絶望的な状況を表す言葉として、若者を中心に使われるようになった。

「詰んだ」の使い方と使用場面

次に「詰んだ」がどんな時に使われるのか、例文と一緒に詳しく見ていこう。具体的な使用シーンと使用例を知ることで、より「詰んだ」の持つニュアンスが理解できるようになるはず。

「詰んだ」の活用形

「詰んだ」は、先ほど紹介した将棋用語の「詰み」を、動詞の過去形に活用したもの。若者同士の会話の中では「詰んだ」に限らず「詰んでる」「詰みそう」など、さまざまな形で活用されることがある。「詰みそう」に関しては「まだ絶望的な状況までは至っていないが、このまま何も解決策を練らなければ確実に事態が悪化してしまう懸念」を表す。

使用場面と例文

「詰んだ」はどうしようもなく絶望的な状況を嘆く時に使う。具体的な使用シーンについては、留年が確定しそうな状況や、就職活動が上手くいかないといった絶望的な状況から、日常生活でちょっとしたミスをしてしまった時まで幅広く、「詰んだ」の意味する深刻度はさまざま。前後の文脈によって本人が心から嘆いているのか、冗談半分に言っているのかを読み取るようにしたい。

【例文】

「必修科目の出席日数が足りなくて留年しそう、マジ詰んだ」
「この状況で詰んでいないと思えるのはポジティブすぎるぞ」
「え?レポートの提出期限は明日だよ。まだ書き終わってないの?詰んでるじゃん」
「就活無理。このままじゃ内定ゼロで春からニートだ。人生詰みそう」

詰んだの類語

最後に「詰んだ」と似た意味を持つ慣用句、故事成語をいくつか紹介しよう。どうしようもない行き詰まった状況を表す言葉は数多くあるが、場面に応じて適切な言葉を選べるように、表現の幅を広げておこう。

八方塞がり

「八方塞がり」は「どの方面にも差し障りがあって、手の打ちようがないこと」を表す。言葉の由来は、中国の陰陽五行に基づき、天文・暦などの知識を用いて吉凶を占う陰陽道。八方塞がりの「八方」は陰陽道の考え方に欠かせない8つの方角「八方位」を指している。

陰陽道では八方位のどの方角が吉なのか、避けた方が良いのはどの方角なのかを占うことがあるが、年によってはすべての方角が凶となる場合があり、これを「八方塞がり」と呼んだ。転じて、どこで何をしても上手くいかないどうしようもない状況についても、八方塞がりという表現が使用されるようになった。

万策尽きる

「万策尽きる」は「あらゆる手段を講じたが、どれも上手くいかず打つ手がなくなってしまった」状況を指す。「万策」は文字通り「ありとあらゆる手段」を表す。使い方の注意点として、「万策尽きる」はすでに考え得る手段は一通り試した後に使う言葉なので、まだ何の解決策も実行に移していない段階での使用は相応しくない。

四面楚歌

「四面楚歌」は「味方がおらず、周囲の人すべてが敵である孤立した状況」を表す言葉。中国の歴史書『史記』の項羽紀に収録されている有名な故事に由来する。

中国の前漢時代、楚と漢の二国間で戦争が起き、この争いで劣勢であった楚軍は垓下(がいか)という場所で漢軍に包囲されてしまう。楚の王である項羽(こうう)はその晩に漢軍が皆で楚国の歌を歌っているのを聞く。すでに食糧も尽き、兵士も減ってしまっている状況で、さらに楚軍まで寝返って漢軍に取り込まれてしまったと悟った項羽は絶望し、勝利を諦めた。

文/oki

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