本誌8月号で紹介したLIXILの電動オープナーシステム『DOAC』。〝非接触〟で玄関ドアを自動開閉できるため、ニューノーマル時代にふさわしいと実際に取り付けた体験者からも大好評だった。そんな『DOAC』に、驚愕の新機能が搭載されるという情報をつかんだので早速、潜入取材を試みた。
もちろんスマホでも!
魔法の呪文で玄関ドアが自動でオープン!?
高齢者や車椅子の方のバリアフリー製品として開発されたLIXILの『DOAC』。自宅の玄関ドアはそのままに、部品のみを交換するだけの半日リフォームで導入が完了。「大きな荷物を出し入れする際に便利」「コロナ禍でもドアノブに触れずに開閉できるので安心で快適」など、一般の方から好評の声が多く、大反響を呼んでいる。
そんな人気の『DOAC』に画期的な新機能が搭載された。スマートウオッチやスマホに向かって「ドアック、あけて!」と話しかけるだけで、カギを解錠し自動でドアが開く音声操作機能だ。いわゆる“開けゴマ!”といった魔法の呪文がかなったというわけ。
しかも開いた後は、同じように話しかけると、自動で閉じて施錠までしてくれるのだから完璧。もちろん、すでに『DOAC』が設置してある場合でも、レシーバーを購入し、後付けするだけで新機能が使えるようになるのだ。
究極のハンズフリー操作を実現した新『DOAC』は、9月に発売予定。よりスマートな暮らしを望む人は注目してほしい。
〈世界初!?〉音声操作で玄関ドアの開閉ができる!
①『Apple Watch』で音声操作!
DOACアプリ(iOS 12以上/watchOS 7以上)をダウンロードすれば、Siriによる音声操作が『iPhone』でも『Apple Watch』でも可能に。特に後者であれば完全なハンズフリーで玄関ドアの施錠・解錠から開閉までの自動化が実現。
②「iPhone&Android」でタップ操作!
『iPhone』や『Apple Watch』だけでなくAndroid(8以上)でもDOACアプリを使ったタップ操作で玄関ドアの自動開閉が可能に。しかも最大8台までのスマホを登録できる。スマホなら持ち歩くのを忘れる心配も少ないはず。
③レシーバーを取り付けるだけ!
通信にはBluetoothを使用するため、Wi-Fiの設定や電波状況を気にする必要なし。また、小型のBluetoothレシーバーは、既存のコントロールユニットに内蔵できるため、『DOAC』が設置済みでも後付けが可能。
今までの便利な機能もそのまま使えて快適!
付属のリモコンで操作
~5m程度離れた位置からでも、リモコンの操作だけで玄関ドアが自動開閉できるので便利。さらに、ドアが閉まると自動的に施錠するオートロック機能付きがうれしい。
オートアシスト機能
荷物などで両手が塞がっていても、肩などで玄関ドアを少し押すだけで全開位置まで自動オープン。さらに全開後は、タイマーによって自動でドアが閉じてくれる親切設計。
専門メーカーならではの安心設計!
電池切れ
停電や電池切れのもしもの時でも、通常のカギを使って手動でドアを開閉できるから心配なし。
挟まれ検知
ドアに異常負荷を感知すると、すぐに動作を停止して挟まれる事故を防いでくれるので安心。
[NEW]LIXIL『DOAC』
スマホ対応セット価格 22万5000円~(メーカー希望小売価格、税・工事費別)。9月発売予定。
自宅の玄関ドアを自動ドアへと変えられる電動オープナーシステム。リモコンだけでなくスマートウオッチやスマホの遠隔操作でカギの施錠・解錠からドアの開閉までできる多機能モデル。
協力/LIXIL https://www.lixil.co.jp/lineup/entrance/doac/
問い合わせ先/0120・810・599
取材・文/土屋嘉久 撮影/田口陽介