LINEリサーチ「高校生の飲み物・お茶事情に関する意識調査」
イマドキの高校生はどこで市販の飲料を購入しているのだろうか?また、友だちとお茶をする際、どんな業態の店舗を利用しているのだろうか?
そんな高校生の飲み物・お茶事情に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の高校生を対象にして実施された。
男子高生は「炭酸飲料」を、女子高生は「ミネラルウォーターや紅茶」をよく買っている
まずは高校生にカフェやレストランなどの外食は除き、自販機/コンビニエンスストア/スーパーなどに売っている市販の飲料(※)の中から、ふだん自分でよく買う飲み物を聞いた。
※ペットボトルや缶など、すべての市販飲料を含む。
全体1位は「炭酸飲料(コーラ、ソーダなど)」で約4割。2位は「果汁飲料(オレンジジュースなど)」、3位は「水/ミネラルウォーター」が約3割で続く。
男女別にみると、男子高生は「炭酸飲料(コーラ、ソーダなど)」が1位となった。2位以降と差をつけ4割超と特に高い割合を占めている。さらに「スポーツドリンク(ポカリスエットなど)」「エナジードリンク/栄養ドリンク(レッドブル、リポビタンDなど)」も男子高生のほうが女子高生よりも割合が高く、中でも「スポーツドリンク」は高1男子で特に高い割合だった。一方で、「エナジードリンク/栄養ドリンク」は高3男子で割合が高い傾向となった。
女子高生では、「水/ミネラルウォーター」「紅茶/紅茶飲料」が僅差でTOP2にランクイン。3位以降は「炭酸飲料」「果汁飲料」「麦茶/ブレンド茶」が3割台で続き、「水/ミネラルウォーター」「紅茶/紅茶飲料」は、男子高生よりも女子高生のほうが高い割合を占めている。特に「水/ミネラルウォーター」は女子高生の3年生で割合が高い結果となった。
「コーヒー/コーヒー飲料」は女子高生よりも男子高生で割合がやや高めだが、「紅茶/紅茶飲料」は女子高生のほうがよく飲む割合は高い結果に。「ココア/ココア飲料」は男子高生ではランキング外となり、女子高生では10位にランクインしている。
「自動販売機」や「コンビニエンスストア」で飲み物を買うのが主流?
ふだん市販の飲み物を自分で買う場所について聞いた。その結果、TOP2は「自動販売機」「コンビニエンスストア」で、どちらも7割台。気軽に立ち寄って買える場所が上位となっている。「自動販売機」は1年生の割合が高く、「コンビニエンスストア」は3年生で高い割合だった。
3位は「スーパー」で約5割。男子高生よりも女子高生の割合が高く、特に高1女子で高い割合だった。続く4位は「学校の売店(購買)」という結果になった。
友だちとお茶をするなら「ファーストフード店」がTOP!女子高生は「コーヒーチェーン」も上位
高校生がお茶するときに、どこに行くかを聞いた。今年だけではなく、昨年より前のふだんの状況も含めて回答してもらった。
「友だちと、お店でお茶はしない」と回答した高校生は全体で約3割。女子高生は2割弱、男子高生は約4割と、男子高生のほうが友だちとお茶をしない人が多いことがわかった。
全体1位は「ファーストフード店」で約4割、2位以降は「ファミレス」「フードコート」「コーヒーチェーン(スターバックス コーヒー、ドトールコーヒーショップ、コメダ珈琲店など)」が3割台で続いた。
すべて女子高生のほうが男子高生よりも割合が高くなっているが、特に「コーヒーチェーン」では、女子高生が45%、男子高生が19%と倍以上の差がひらいている。「コーヒーチェーン」は学年が上がるほど割合が高くなり、高3女子では5割弱だった。
また、「フードコート」は低学年の割合が高く、1年生では2位。「スイーツのお店(ケーキ屋など)」は、女子高生では約2割だったが、男子高生では1割未満と低い割合だった。「お店(コンビニ、スーパーなど)のイートインスペース」は、男女差はほぼなくそれぞれ2割弱だった。
お茶の時間は2時間以内の高校生が多い!女子高生は学年が上がるほどゆっくり過ごす傾向に
お店で友だちとお茶をすることがある高校生に、1回あたりどのくらいお店にいるのか、大体の時間を聞いた。今年だけではなく、昨年より前のふだんの状況も含めて回答してもらった。
全体では「1時間以上~2時間未満」がもっとも多く、約4割を占めている。次に多いのは「1時間未満」で約3割となった。また、「2時間以上」と答えた女子高生は3割で、高学年になると割合が高くなり、高3女子では4割弱。一方男子高生は「1時間未満」の中でも「30分未満」と答えた人が女子高生よりも多いことがわかった。男子高生と比べると女子高生は長時間お茶をする人が多いようだ。
高校生に人気のコーヒー・紅茶チェーン店TOPは「スターバックス コーヒー」
個人店を除きコーヒー・紅茶のチェーン系/系列店の中から、高校生が好きなお店を聞いた。「この中にはない/特にない」と答えた人の割合は女子高生で1割台、男子高生で約4割となった。全体TOPは「スターバックス コーヒー」で5割超、男女ともに1位となった。女子高生では6割超という高い割合を占めている。
全体2位は「コメダ珈琲店」で3割超、男女ともに2位にランクイン。特に高3女子の割合が高く、5割弱だった。3位以降には、「サンマルクカフェ」「ドトールコーヒーショップ」「タリーズコーヒー/タリーズコーヒー &TEA」が1割台後半で続いた。男女別にみると、どの選択肢の割合も圧倒的に男子高生と比べて女子高生の方が高いことがわかる。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年6月9日~2021年6月10日
有効回収数:1051サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい