パーク24「移動関連サービスの決済手段」に関する意識調査
電車、路面バス、タクシーなどに乗る際、料金支払いはサクッと済ませたい……という考えから、各種交通機関利用時にキャッシュレス決済を積極活用するという人は多いことだろう。
そんな「移動関連サービスの決済手段」に関する意識調査がこのほど、パーク24株式会社により、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象にして実施された。
「電車(在来線)」の決済はキャッシュレスが約8割
「駐車場」「タクシー」「駐輪場」は、キャッシュレスより現金で決済する割合が高くなった。「駐車場」と「駐輪場」は現金がキャッシュレスよりも10ポイント以上高くなっているが、タクシーは3ポイント差だった。
一方、「電車(在来線)」や「路線バス」「新幹線・特急」「飛行機」はキャッシュレスが現金を大きく上回った。「電車(在来線)」はキャッシュレスが約8割、「路線バス」と「新幹線・特急」は5割超えとなった。
決済手段として現金とキャッシュレスどちらも3割を超えた「駐車場」と「タクシー」を年代別で見ると、「駐車場」を現金で決済する割合は、60代以上が全年代の中で最も高くなった。
一方で、「タクシー」は、30代以下はキャッシュレス、40代以上は現金の割合が高くなっており、年代が上がるほど、現金で精算する傾向にあることがわかった。
移動関連サービスのキャッシュレス決済時は「クレジットカード」を使用する人が70%
利用が多いキャッシュレス決済手段は、1位「クレジットカード」70%、2位「電子マネー※1」67%となった。「クレジットカード」は他の決済手段に比べ、インターネット決済にも対応したサービスが多いことが、利用の多さに繋がっていると思われる。3位以下は「モバイルウォレット※2」23%、「ポイント」6%、「デビッドカード」5%と続き、上位2項目と大きく差が出た。
※1Suica/ICOCA/WAON/nanacoなど※2アプリを使った支払い方法
駐車場で利用できたら便利だと思う決済手段のトップは「電子マネー」
駐車料金の精算時に利用できたら便利だと思う決済方法の1位は、「電子マネー」で64%だった。以降、「クレジットカード」50%、「モバイルウォレット」44%、「ポイント」23%、「現金(高額紙幣)」20%となっている。「その他」では、「ETC」という意見もあるようだ。
今回のアンケートでは、キャッシュレス決済で最も利用されている移動手段は「電車(在来線)」となった。交通系ICカードの発行枚数が1.3億枚※1を超えていることに加え、モバイル版の普及や、多くの鉄道会社で相互利用が可能であることなどが、キャッシュレス決済の高い利用率に繋がっているものと考えられる。
※1出典:矢野経済研究所「2017年版交通系ICカードの実態と展望」
<調査概要>
調査対象:タイムズクラブ会員
(2020年2月15日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービス※を利用された方)
※対象サービス:時間貸駐車場・予約制駐車場・カーシェア・レンタカー
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2021年2月15日~2021年2月21日
有効回答者数:6,816名
※調査結果は、四捨五入による端数処理のため、構成比が100%にならない場合がある。
出典元:パーク24株式会社
構成/こじへい