LED照明の熱伝導技術を応用した「瞬熱真空釜炊飯器」
アイリスオーヤマの「瞬熱真空釜炊飯器」が目指したのは、日本伝統のかまどで炊いた粒立ちのいいごはん。
かまど炊きの研究を重ねた結果、釜全体が炎で覆われて短時間で均一に加熱されることで水が対流しにくく、お米を“おどらせない”ためお米が傷つかず、粒立ちのいいツヤのあるごはんが炊けることが分かった。
かまど炊きのような炊き上がりを実現するため、業界で初めて炊飯釜に熱伝導技術「ヒートパイプ」を採用した。
ヒートパイプは、電気機器の冷却や熱交換などに活用されている技術であり、高速な熱伝導でより均一な加熱が可能となる。
ヒートパイプの導入により、釜の底面をヒーターで加熱すると、真空二重構造内部の作動液が瞬時に釜全体に移動、放熱することで、釜の上部と下部の温度を均一にすることができる。
釜全体の温度差を最小限に抑えることで水の対流が抑えられ、お米を“おどらせない”ことでお米同士の摩擦を防ぐことができ、ふっくらと粒立ちのいいごはんに炊き上げることができる。
ヒートパイプは当社LED照明に採用しており、これまで培ってきた技術と知見を炊飯釜に応用することで、同社従来品と比較して釜の熱伝導速度を約100倍に高めることができ、かまどで炊いたような炊き上がりを実現した。
https://www.irisohyama.co.jp/news/2021/?date=0714
構成/ino.