35歳の転職で年収が上がった人は4割
「35歳の壁」という言葉もあることから、漠然と「転職は35歳までにした方がよさそう」と思っている人は多いだろう。
そこでビズヒッツは35歳で転職をした男女97人に「転職した理由」についてアンケート調査を実施した。
35歳で転職した理由1位は「収入アップのため」
35歳で転職した理由や目的を聞いたところ、以下のような結果となった。
35歳の転職で年収が上がった人は4割
35歳の転職で年収がどう変化したか聞いたところ、「上がった(41.3%)」と「下がった(37.1%)」がほぼ半々という結果に。両者にはどのような違いがあるのか、年収が上がった理由と下がった理由を聞いてみた。
35歳の転職で年収アップした理由
転職後の年収が上がった理由は何だと思うか聞いたところ、1位は「スキル・経験・能力が評価された」だった。
3位以下には、「専門職に就いたから」「パートからフルタイムになった」「年収水準が高い企業に入った」などの回答が寄せられた。
35歳の転職で年収ダウンした理由
転職によって年収が下がった人に理由を聞いたところ、「残業や勤務日数の減少したから」と回答した人が1位。
3位以下には、「地方への転職で給与水準が低いから」「スキルがなく給与のいい仕事に就けなかった」などの理由が挙がった。
35歳の転職が難しい・大変と感じた人は6割
35歳での転職が難しいと感じたかどうか聞いたところ、「とても難しい(26.8%)」「やや難しい(35.0%)」を合わせ、6割以上が「難しい」と回答した。
35歳の転職理由は、「より高い収入や良い職場環境を求めて」もしくは、「倒産などのやむを得ない事情」が多いとわかった。
年齢的に”転職するには最後のチャンス”とも言われる35歳。年齢を採用基準の一つとしている企業もあることから、「転職は難しかった」と感じた人が6割を占めた。
一方で、即戦力を求める企業も決して少なくない。
そのため、前職のスキルを活かせる仕事を探した方や専門職の方からは、「35歳でも転職は難しくなかった」という声が多く聞かれた。35歳の転職では、自身のスキルや経験を活かせる仕事を探すことが、転職成功のポイントと言えそうだ。
調査対象:35歳で転職をした全国の男女
調査期間:2021年年5月15日~28日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:97人(男性55人/女性42人)
構成/ino.