【インテリア】
そして、いまだにその人気が衰えることを知らない北欧デザインであるインテリアは、上質でありながら、ゆったりとくつろげるような究極の癒しの空間となっている。特に個人的には、今回の「XC60」のインテリアカラーであるホワイト系の「チャコール/ブロンド」が大好きで、自分をワンランクアップさせてくれるような雰囲気が感じられる。
とはいえ、ただくつろげるばかりでなく、ダッシュボードの中央に配置された9インチの縦型タッチスクリーン式ディスプレイや各種スイッチ類など、操作性に優れた機能的なつくりになっているところも、ボルボが安全性を重要視している証だ。
インテリアは、リアルな金属とウッドで仕上げられた水平基調のデザイン
9インチの縦型タッチスクリーン式ディスプレイ。ボルボのタッチスクリーンは、寒い場所で分厚い手袋をしていても操作できるよう赤外線方式となっている
フロントパワーシートは、前後、上下、傾きなどドライバーの体型に合った細かな調整が可能
シフトノブの横にはスマホのワイヤレス充電に対応したスペースも
スウェーデン王室御用達ブランド「オレフォス」が手がけるクリスタル製のシフトノブがさらに高級感を醸し出している
スターターは、個性的なダイヤル式
メーカーオプションの「Bowers&Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステム」のクリアで臨場感あふれる音は最高
開放感のある大型サンルーフは、前方のスライド&チルトが可能
サンシェードを閉めることも可能
荷室容量は、通常使用時で505リッターあるので充分な広さ
さらに後席の背もたれを倒せば、最大1432リッターに拡大
荷室の床下には、パンク修理キットなど小物収納スペースが
テールゲート裏に非常停止する際などに使う三角表示板が収納されているため、緊急時に取り出しやすいのもボルボらしい
【パワートレーン】
「XC60」のパワートレーンは、2リッター直4エンジンにターボとスーパーチャージャーが組み込まれ、前後輪に2つのモーターを組み合わせた外部充電が可能なプラグインハイブリット。
そのパワースペックは、エンジン単体での最高出力が318PSで最大トルクが400Nm。さらにフロントモーターの最高出力が46PSで最大トルクが160Nm、リアモーターの最高出力は87PSで最大トルクが240Nmとなる。
それらのシステム合計出力は、なんと軽く400PSオーバーとなるのだから、箱根の峠の上りでも力強い走りを披露。そんな走りに関しては、また後でレポートしたい。
「星野リゾート 界 箱根」にチェックイン
そして、いよいよ今回の旅の目的地となる「星野リゾート 界 箱根」に到着。さっそくチェックイン…とその前に、ここまで寄り道をしながら108kmの道のりを、豪雨にも負けず安全かつ快適に走ってくれた「XC60」の労をねぎらい、充電をしておきたいと思う。
緑のランプが点灯した充電中の合図
こちらの「界 箱根」には、宿泊者が使用できる無料の200Vの充電ポートが1口あるため、充電ケーブルさえ持参すれば利用可能だ。なお、「XC60」の 駆動用リチウムイオンバッテリーの容量は34Ahとなるのだが、今回の場合は走行中にチャージした分が少し残っていたため、約3時間で充電が完了するとのことだった。
ということで、次回の記事では、「星野リゾート 界 箱根」を紹介するとともに、さらに「XC60」で箱根周辺を巡ってみたい。
■関連情報
https://www.volvocars.com/jp/v/cars/xc60-hybrid
取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメや家電、ファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。