チェックアウトを10時から12時に延長できる東横イン
出張で利用する機会が多いビジネスホテル。大半のビジネスホテルではチェックアウトが10時に設定されている。
コロナ前であれば朝から出張先に出かけるのでチェックアウトの時間を気にすることはあまりなかったかもしれない。だが、最近では出張先でもWeb会議などをしなければならず、10時のチェックアウトは早いという声もある。
ネット環境があるので、周りを気にせずにWeb会議をしたいという需要が増え、チェックアウトを延ばしたいという人も多い。そういった声に応えるべく、お昼前後まで滞在時間を延長することができるレイトチェックアウトプランが人気だ。
全国にチェーン展開する東横インでは「おこもりリフレッシュSTAY!」として、12時チェックアウトおよび部屋で映画などを楽しめるVOD見放題が付きのプランを発売している。チェックインは通常の16時(※会員は15時)で、正午チェックアウトが可能な「レイトチェックアウト」プランは、通常料金据え置きで2時間チェックアウトが延びるので、午前中に部屋で仕事したい人におすすめだ(販売数限定)。そのほかにも料金がアップするが、チェックインもチェックアウトも正午という「おこもりステイ」プランの設定もある(※ホテルによってプランの設定は異なる)。
東横インには無料朝食サービスがあるので、朝食を食べてから仕事モードに入ることも可能。また、朝食スペースを日中フリースペースとして使うこともできるところも多いので、気分転換に活用するのもいいだろう。
アパホテルは最大15時まで1時間1000円で延長可能
すべての宿泊プランで、1時間単位でチェックアウトを延長できるのがアパホテル。通常は11時チェックアウトだが、最大15時まで1時間当たり1室1000円で延長できる。正午までなら1000円、14時までなら3000円となる。自分のスケジュールに応じてチェックアウト時間の延長が可能であり、例えば午前中に外出して仕事のアポイントをすませてからホテルに戻り、午後1時スタートのWeb会議に部屋から参加、終了次第チェックアウトということもできる。これから夏で暑くなるので、シャワーを浴びてからチェックアウトできるのもうれしい。
そのほかのビジネスホテルでもレイトチェックアウトに対応したプランを設定しているところは多い。中には18時もしくは22時まで部屋が使えるプランのように、宿泊にデイユースを組み合わせたプランを設定するホテルも出てきている。そういった宿泊プランは宿泊予約サイトでも販売されているが、ホテルのホームページからの直接予約限定という場合も多いので注意が必要だ。
コロナ禍で出張のスタイルも大きく変化しているが、自由にアレンジできるビジネスホテルの宿泊プランが主流になりそうだ。
東横インでは、部屋で仕事をする時間が長ければツインルームのシングルユースもおすすめ。
正午チェックアウトの「おこもりリフレッシュSTAY!」はホームページからのみ予約可能。
東横インは調布京王線布田駅、大森、大宮駅東口の3施設に、机が大きいテレワークルームを用意している。
押さえておきたい3つのポイント
【Point 1】わずかな追加料金でチェックアウトを延長
【Point 2】出張の合間のWeb会議に使える
【Point 3】シャワーを浴びてから出発できる
鳥海高太朗/航空・旅行アナリスト、帝京大学経済学部地域経済学科非常勤講師。
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