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意外と知らない!?「@」(アットマーク)の意味と正しい使い方

2021.07.26

メールアドレスなどで頻繁に目にする「@(以下、アットマーク)」。最近では、TwitterやLINEなどのSNSでも使われる機会が増えているが、元々の意味を知らずに使っている人も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、「アットマーク」の語源や元々の意味、記号の使い方を詳しく解説していく。本来の意味や由来を知っていれば、どこかできっと役に立つはずだ。

アットマークとは

アットマークの由来は諸説あるが、書写をしていた中世の修道士が手書きによる負担を軽減するため、英語で言うと前置詞の「at」「to」にあたるラテン語の「ad」を略記したことから始まったとする説が有力だ。

その後、1972年頃にアメリカのプログラマー、レイ・トムリンソンがメールアドレスのユーザー名とドメインの区切りの記号として使用したことで、インターネットの世界に広まっていく。では、もう少し詳しくアットマークについて見ていこう。

複数の意味を持っている記号

アットマークは元々、「単価」を意味する記号として使われていたが、現在ではさまざまな意味を持つ記号として使われている。それぞれの使われ方を見ていこう。

・単価を表す

会計や経理などの分野では、現在でも単価を表す記号として使用されている。1個100円の商品であれば@100円と表記し、計算する場合には@100円×20個などと表記する。

・場所を表す

英語の「at」を由来としていることから、「場所」を伝える表現としても、「温泉@箱根」「待ち合わせ@新宿」などのように、アットマークが使わる。また、「所属」を伝える際、「田中@株式会社○○」「田中@営業部」と使われることもあるようだ。ただし、アットマークは“略語”であるため、正式なビジネスシーンで使用するのは避けた方が無難だろう。

・メールアドレスやSNSではドメインの区切り

多く知られているアットマークの使われ方は、メールアドレス。「〜@gmail.com」のようにユーザー名とドメインの区切りとして使われているが、これもドメイン上にユーザーが存在するという“場所”を表す意味からきているようだ。

また、TwitterやLINEなどのSNSでは、「@〜」と名前・アカウント名の前に表記することで特定の相手を指定する意味でも使用される。加えて、絵文字として「(@_@;)」のように、、主に驚いたときの表現として使われるケースもある。

・日本語の「あと〜」を表す

期限を表す日本語の“あと~”の略語として、アットマークが使われているのをご存知だろうか。例えば、@5分は「あと5分」、@1人は「あと1人」のように、「あと〜」という意味で使われるケースもあるようだ。

世界的な正式名称は「コマーシャルアット」

日本ではすっかり定着している「アットマーク」という呼び名だが、実はこれは日本のみで使用されている和製英語。日本語の正式名称は元々の意味でもある「単価記号」で、国際的には「コマーシャルアット」が公式名称だ。ただし、英語では「アットサイン」や「アットシンボル」とも呼ばれる。

キーボード上での「@」の出し方

キーボード上で@を出す方法は、使用しているキーボードの配列によって異なる。日本で多く使われている「JIS配列」と呼ばれるカナ表記のキーボードは、@を打つだけで表記ができるが、英語圏で多く使われるUS配列では、記号の位置が異なり数字の2とあわせて配列されている。そのまま打つと数字の2が優先されてしまうため、「シフトキーを押しながら2を押す」ことで@が正しく入力される。

また、記号を出すときに「突然入力が正しくできなくなる」といった現象を経験したことがある方も少なくないはず。配列が切り替わってしまったことが原因の場合は、以前の配列を変更することで解決できる。

全角、半角どちらを使えばいい?

では、アットマークを用いる際、全角・半角のどちらを使えばいいのだろうか。記号やアルファベット、数字は全世界共通で「半角」が使われているため、メールアドレスやSNSのアカウントでは全角が使えなくなっている。しかし、その他の使い方では基本的にはどちらを使っても問題はない。

アットマークにまつわる豆知識

古くから使われているアットマークだが、国によってさまざまな呼び名がある。有名なものだと英語やイタリア語、韓国語などでは“カタツムリ”、ドイツ語、オランダ語などでは“サルのしっぽ”、ギリシャ語では“小さなアヒル”など、その形から動物になぞられた呼び名も多くみられる。

英語圏ではどう使われる?

メールアドレス以外にも、単価記号や場所、期日など日本と同じような使い方をすることがほとんどだが、スペイン語やポルトガル語では、男女の友人などをまとめて表現するときに、男性を表す“amigos”の”o“の代わりに“amig@s”と表記する例もあるようだ。

文/oki

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