すでに各地で激戦の火ぶたが切って落とされている第103回全国高等学校野球選手権大会の地方予選。大阪の地方予選の開幕日は7月16日となっています。
「大阪を勝ち抜くのは甲子園を優勝するよりも難しい」とまでいわれる激戦区・大阪。果たして2年ぶりに開催される選手権大会への切符を掴み取るのはどのチームなのでしょうか?
今回はそんな大阪大会の直近20年間の歴代優勝校をチェックするとともに、2021年の大会日程などを確認していきましょう。
※記事内で使われている写真はすべてイメージです。
※記事執筆日は2021年7月13日(火)です。
大阪桐蔭や履正社……強豪ひしめく大阪大会の歴代優勝校
まずは直近20年間の大阪地区予選の優勝校をチェックしていきます。
なお、記念大会(第100、90回大会)は南北に分かれて2校が甲子園に出場しているため、「北大阪代表/南大阪代表」と紹介していきます。
※校名は一部省略しています。
2020年(独自大会):履正社、関大北陽
2019年(第101回):履正社
2018年(第100回):北大阪代表 大阪桐蔭/南大阪代表 近大附
2017年(第99回):大阪桐蔭
2016年(第98回):履正社
2015年(第97回):大阪偕星
2014年(第96回):大阪桐蔭
2013年(第95回):大阪桐蔭
2012年(第94回):大阪桐蔭
2011年(第93回):東大阪大柏原
2010年(第92回):履正社
2009年(第91回):PL学園
2008年(第90回):北大阪代表 大阪桐蔭/南大阪代表 近大附
2007年(第89回):金光大阪
2006年(第88回):大阪桐蔭
2005年(第87回):大阪桐蔭
2004年(第86回):PL学園
2003年(第85回):PL学園
2002年(第84回):大阪桐蔭
2001年(第83回):上宮太子
やはり強いのは大阪桐蔭。直近20年間で甲子園への出場は9回で、内3回は全国制覇も成し遂げています(2008年、2012年、2018年)。そのほか履正社とPL学園がともに3回、近大附が2回と続いています。
なお2019年は履正社が甲子園を優勝しており、2020年は選手権大会が開催されませんでした。そのため2021年の選手権大会で大阪代表が甲子園で優勝すれば、3大会連続で大阪代表が夏の甲子園を制することになります。
【参照】大阪府 高等学校野球連盟
大阪代表の全国高校野球選手権大会の記録
甲子園に出場すれば、ほぼ毎回優勝候補筆頭に挙げられる大阪代表。そんな大阪代表の夏の甲子園における1915年~2020年までの主な記録を確認していきましょう。
【参照】バーチャル高校野球 大会記録
夏の甲子園に最も出場している大阪の代表校は?
大阪代表として夏の甲子園に最も出場しているのは数多くのプロ野球選手を輩出しているPL学園で、その数は17回となっています。続いて大体大浪商が13回、大阪桐蔭と市岡が10回と続いています。
夏の甲子園で最も勝ち星を獲得している大阪の代表校は?
夏の甲子園で最も勝利数が多いのもやはりPL学園で、その数なんと48勝! 2位は大阪桐蔭で37勝、3位は大体大浪商の17勝となっています。
夏の甲子園で最も勝率が良い大阪の代表校は?
夏の甲子園に出場して最も勝率が高い大阪の代表校は大阪桐蔭です。夏の甲子園への出場は10回で、試合数42に対して勝利数が37……つまり夏の甲子園で大阪桐蔭は5回しか負けていないのです。
その勝率は驚異の88.1%! ほかの都道府県の代表校を見渡してみても、夏の甲子園への出場回数10回を越える高校の中では断トツ1位の勝率となっています(2位の中京大中京が78.8%、3位のPL学園が78.7%)。
高校野球 大阪大会はテレビ中継される?
夏の高校野球地方予選 大阪大会は、主に「J:COMチャンネル 大阪(地デジ11ch)」でテレビ中継されます。
なお、スマホやPCならバーチャル高校野球で大阪大会の一回戦から決勝戦まですべての試合をライブ中継で楽しむこともできます。
決勝はいつ? 2021年の高校野球「大阪大会」の日程
最後に2021年の大阪大会の日程をチェックしていきましょう。
大阪大会の組み合わせは特殊で、参加校は「南地区」と「北地区」に分けられ、3回戦までの組み合わせが決められます。4回戦以降の組み合わせは再度抽選が行われる仕組み。
なお、下記日程は雨天などによりズレる可能性があります。
一回戦:7月16日~18日
二回戦:7月18日~22日
三回戦:7月23日~24日
四、五回戦抽選会:7月23日
大会期間:7月16日(金)~8月1日(日)
参加チーム:167チーム
球場:大阪シティ信用金庫スタジアム、くら寿司スタジアム堺、花園中央公園野球場、万博記念公園野球場、豊中ローズ球場、南港中央球場、久宝寺球場、住之江公園野球場
【参照】大阪の大会概要・展望
※データは2021年7月上旬時点での編集部調べ。
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文/髙見沢 洸