炊飯器の購入をする時、価格のほかに何を基準に選んでいますか?
中には「土鍋」「圧力IH」などと耳にするものの、その違いやメリットがよくわからないという人もいるでしょう。
そこで今回は炊飯器選びのポイントを紹介していきます。
炊飯器の選び方のポイント
炊飯器選びの基準は価格のほかにも主に6つあります。家族の人数や重視すべきポイントを踏まえて、炊飯器選びの参考にしてください。
【参照】TIGER 炊飯器の選び方
炊飯器選びのポイント1:サイズ
まず重視すべきポイントは「サイズ」です。
食べるご飯の量にもよりますが、1人暮らし~2人暮らしであれば3合~3.5合。3人~5人暮らしなら5合~5.5合。三世代同居のご家庭であれば8合以上のサイズが良いでしょう。なおおいしくご飯を炊きたい場合は、家族の人数分よりも少し大きめのサイズがおすすめとなっています。
炊飯器選びのポイント2:お手入れのしやすさ
炊飯器の内なべや内ぶたの取り外しやすさはもちろん、コーティングや防汚加工など汚れの落としやすさや傷の付きにくさも重視した方がよいポイントです。
炊飯器選びのポイント3:加熱の方法(マイコン/IH)
炊飯器の加熱方式には、主にマイコン方式とIH方式があります。
マイコンとは電気ヒーターが釜底に搭載されており、釜底からのみ加熱するタイプの炊飯器。本体価格が安い傾向にありますが、底部と上部のご飯に温度ムラが生じやすい傾向があります。
一方でIH方式とは、釜全体を効率よく加熱するため底部と上部で温度ムラが発生しづらく、均一にご飯を炊くことができます。ただし本体価格は若干高くなる傾向があります。
炊飯器選びのポイント4:内釜の素材
炊飯器の内側に使われている素材には、金属や土鍋などがあります。金属には鉄、ステンレス、アルミなどが使われています。
金属製内釜の魅力は、やはり丈夫な点。ある程度の衝撃にも耐えられる耐久性が魅力です。また熱伝導性が高いため、早くご飯を炊けるというメリットもあります。
一方土鍋の場合、金属性の釜よりも蓄熱性が高く最高温度が高くなるため、ご飯を美味しく炊けるといわれています。また、遠赤外線効果によって、お米の芯までしっかりと熱を伝え、ふっくらと炊き上げることができるのも魅力の1つでしょう。
炊飯器選びのポイント5:圧力
圧力をかけられるタイプの炊飯器の場合、水の沸点を100℃以上に上げることができます。これにより炊飯時、高温を長く維持できるためお米本来のうま味、甘み、香りをしっかりと引き出すことができるといわれています。
また、ご飯の食感を圧力とIHの組み合わせにより、調整しやすい点もメリットの1つです。
炊飯器選びのポイント6:デザインや色
せっかく高性能な炊飯器を購入するのであれば、見た目にも気を配りたいところ。
各メーカーから発売されている炊飯器は、基本的にシンプルですっきりとしているデザインが多いため、キッチン周りのインテリアには馴染みやすい傾向にあります。
主な炊飯器メーカー一覧
最後に紹介するのは主な炊飯器メーカーです。
上記で紹介した炊飯器選びのポイントを参考に、各メーカーの商品サイトでお気に入りの1台を見つけてください。
◯主な炊飯器メーカー
アイリスオーヤマ
シャープ
象印マホービン
タイガー魔法瓶
東芝
パナソニック
バルミューダ
日立
山善
※データは2021年6月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/髙見沢 洸