「楽天ブックス」2021年 上半期総合ランキング
2021年になっても長引いているコロナ禍。今年に入ってから半年の間、おうち時間のお供に、書籍や音楽、映像など、何らかのエンタメコンテンツを楽しんだ人も多いに違いない。
楽天グループはこのほど、運営するオンライン書店「楽天ブックス」、電子書籍ストア「楽天Kobo電子書籍ストア」、定額制の音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」、動画配信サービス「Rakuten TV」を対象に集計した「2021年 エンタメ上半期ランキング」を発表した。
「楽天ブックス」2021年 上半期ランキング
・集計期間: 2021年1月1日(金) ~ 2021年5月31日(月)
・集計方法: 「楽天ブックス」での販売数をもとに集計(予約販売を含む)
・「楽天ブックス」2021年 上半期総合ランキングURL:
https://books.rakuten.co.jp/event/firsthalf-ranking/
「楽天ブックス」上半期ランキングで総合1位となったのは、「週刊少年ジャンプ」の名作コミック『ONE PIECE』98巻で、同作品の99巻も6位にランクインした。
『ONE PIECE』のコミックは、「楽天ブックス」の上半期総合ランキングにおいて今年で9年連続トップ5入りを果たしている。また、2020年10月に劇場公開され、国内の歴代興行収入1位を記録し話題となった劇場版『鬼滅の刃』のDVDとBlu-rayが特典付きの商品も含めて3作ランクインし、「週刊少年ジャンプ」関連商品が総合トップ10の半数を占めた。
映像作品ではほかに、活動休止中のアーティスト・嵐のライブ映像作品『アラフェス 2020 at 国立競技場』のBlu-rayとDVDがそれぞれ2位と8位にランクインしている。
4位にランクインした『本当の自由を手に入れる お金の大学』は、YouTubeでお金の知識を発信する両@リベ大学長の初出版となる書籍。2020年4月の予約開始以降、「楽天ブックス」の「投資・株・資産運用部門」の週間ランキングで59週連続1位(5月30日時点)を記録し、コロナ禍における資産形成への関心の高まりがうかがえる。
「楽天ブックス」2021年 上半期小説・エッセイランキング
・集計期間: 2021年1月1日(金) ~ 2021年5月31日(月)
・集計方法: 「楽天ブックス」の「小説・エッセイ関連部門」の販売数をもとに集計
・「楽天ブックス」2021年 上半期小説・エッセイランキングURL:
https://books.rakuten.co.jp/event/firsthalf-ranking/?junle_id=9
「楽天ブックス」上半期小説・エッセイランキングでは、1位が映画『天外者』のノベライズ小説、2位が宇佐見 りん氏の小説『推し、燃ゆ』となった。史上3番目の若さで第164回芥川賞を受賞した同作品は、受賞発表直後となる今年1月の月間売り上げが前月比約24倍となった。
また、2021年本屋大賞受賞作品の『52ヘルツのクジラたち』(3位)、第164回直木賞ノミネート作品の『オルタネート』(6位)、第19回「このミステリーがすごい!」大賞受賞の『元彼の遺言状』(10位)など、話題の作品がトップ10にランクインした。
「楽天Kobo電子書籍ストア」2021年 上半期ランキング
・集計期間: 2021年1月1日(金) ~ 2021年5月31日(月)
・集計方法: 「楽天Kobo電子書籍ストア」での販売数をもとにシリーズごとに集計
2020年10月のアニメ化から人気が一気に拡大した『呪術廻戦』が、「楽天Kobo電子書籍ストア」上半期ランキングで1位となった。同じくアニメ化をきっかけにヒットし、本年7月には映画公開を控える『東京卍リベンジャーズ』(4位)や、4月に最終回を迎えた『進撃の巨人』(3位)、単行本では60巻を超える名作『キングダム』(5位)など、人気コミックが上位を占めた。
「Rakuten Music」2021年 上半期ランキング
・集計期間: 2021年1月1日(金) ~ 2021年5月20日(木)
・集計方法: 「Rakuten Music」での楽曲ごとの再生ユニークユーザー数を集計
・「Rakuten Music」2021年 上半期総合ランキング:
https://music.rakuten.co.jp/news/award/seasonal/2021/first-half/
「Rakuten Music」上半期ランキングで1位に輝いたのは、YOASOBIの『夜に駆ける』だった。2019年リリースの同作だが、2021年に入っても再生数を伸ばし続け、上半期のトップに輝いている。YOASOBIは10位にも『群青』がランクインしており、今後の活躍にも注目だ。
同じくトップ10に2曲がランクインしたOfficial髭男dismは、2020年 年間総合ランキングで1位だった『Pretender』をはじめとして、昨年から継続的な支持を受けている。また、第63回グラミー賞に韓国人歌手として初めてノミネートされたBTSによる『Dynamite』が8位にランクインし、これまでの「Rakuten Music」上半期・年間ランキングでは外国籍アーティストとして初のランクインとなった。
そのほか、18歳のシンガー・Adoの『うっせぇわ』がネットやSNSから話題を呼び、3位にランクイン。YouTubeやTikTokから人気を集めたYOASOBI同様、SNS発のアーティストの躍進に期待が高まる。
「Rakuten TV」2021年 上半期ランキング
・集計期間: 2021年1月1日(金) ~ 2021年5月20日(木)
・集計方法: 「Rakuten TV」での売り上げ金額をもとに集計(ライブ配信作品を除く)
「Rakuten TV」上半期ランキングでは、アジアドラマがトップ10を占めた。2018年の上半期ランキングでは5作品がランクインしていた韓国ドラマに代わり、中国・タイ・台湾発のドラマがランキングを占拠する結果となった。
1位にランクインした中国ドラマ『陳情令』は、中国で絶大な人気を集めたファンタジー時代劇で、昨年「Rakuten TV」にて配信を開始して以来、継続的に視聴者数を伸ばしている。また、昨年の配信開始より圧倒的な人気を集めたタイドラマ『2gether』をはじめとしたタイ発の作品が勢いを増し、10作品中6作品がランクインする結果となった。今年3月には、『2gether』の1年後を描いたスピンオフ特別編として、『Still 2gether』も配信を開始し、8位にランクインしている。
さらに、今回のランキングでは台湾ドラマも躍進しており、「Rakuten TV」での配信数も昨年と比較して増加していることから、今後のさらなる人気が期待される。アジアドラマの中でも、2020年 年間総合ランキングより引き続き、「BL(ボーイズ・ラブ)」ジャンルが勢いを増している。「Rakuten TV」の「BL」作品の購入者数は、2019年と2020年を比較して約7.7倍に増加しており、「BL」作品は昨年に引き続き幅広い年齢層に注目されるジャンルとなっている。
『陳情令』 (C)2019 Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
出典元:楽天グループ株式会社
構成/こじへい