都会と地方に家を持ち、両方の生活を楽しむ2拠点生活=デュアルライフ。移住よりも手軽で、観光よりも深く地域に関われることから、働き方をも変える新たなライフスタイルとして注目だ。そんな暮らしにおすすめの地域を自治体サポートとともに紹介!
ディアルライフに2年前から注目、現在は「スーモリサーチセンター」にも籍を置き、多拠点居住に詳しい笠松美香さん。
「デュアルライフの目的は子育て、趣味満喫、プレ移住など様々ですが、エリアとしては都心に近く田舎すぎないトカイナカが便利でおすすめ。観光と違って土地の人々と触れ合い、多様な人間関係を作れます。デメリットは経費が倍増することですが、自治体のサポートも増えているので上手に利用するといいと思いますよ」
今年3月には国が「二地域居住推進協議会」を発足。関係人口を増やし地方の活性化を図る。
「働き方が変われば憧れを実現しやすいディアルライフは、もっと広がると思います」
【2拠点生活成功の秘訣3か条】
[1]どんな2地域居住にしたいかを家族で共有
[2]予算や経費の支払い方法などを事前に決定
[3]地域のコミュニティーに参加して情報収集
長野県小布施町
JR東京駅から新幹線で約2時間30分
積極的な施策で、確実にファンを増やす
千曲川など3つの川と雁田山に囲まれ、自然豊かなエリア。コワーキングスペース「ハウスホクサイ」は宿泊施設を備え、長期滞在も可能。また、地域おこし協力隊も定期的に募集しており、昨年からはバーチャル町民制度も発足。関係人口を増やすという観点から、移住・定住だけでなく2拠点居住者も積極的に受け入れている。
4年前にオープンした「ハウスホクサイ」はコワーキングスペースであり、地域住民とつながることのできるコミュニティーでもある。
2拠点support
●宿泊スペースのあるコワーキングスペース「ハウスホクサイ」 ●滞在型のお試しサテライトオフィス
DATA
人口/1万1005人 面積/19.12km² 気温/最低−15℃、最高35℃ 主な産業/農業 アクセス/JR東京駅から北陸新幹線・長野電鉄で小布施駅まで約2時間30分、東京から関越自動車道・上越自動車道で小布施PAまで約3時間10分 移住相談窓口/企画財政課企画交流係 電話026・214・9102
〈KASAMATSU’s Review〉関係人口を増やすために様々な施策を実行。若者を中心に、2拠点居住者や移住者も増えました。
取材・文/内野智子
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雑誌「DIME」8月号では「理想のワーケーション」と題し、コワーキングスペースからサブスクホテル、2拠点生活、移住など、最新の〝働く場所改革〟を大特集。実践するビジネスパーソンに密着し、それぞれの魅力やメリット、デメリットを徹底紹介。また、特別付録に、スマホの動画を3倍に拡大表示して視聴できる「スマホシアタースタンド」がもれなく付いてきます。お早めにお買い求めください!