コロナ禍をきっかけにワーケーション対応の宿泊施設が急増している。リゾートホテルはもちろん素朴な民宿でもWi-Fiが整い、旅先でのリモートワークが可能に。そこで今回はワーケーションの達人・南谷有美さんによる全国のおすすめ宿泊施設をご紹介!
コロナ禍による新たな生活様式として政府が推奨する「ワーケーション」。旅先で休暇を楽しみつつ仕事をするこのスタイルを、南谷さんは2018年から続けている。
「その土地の新たな出会いによって刺激をもらえるのが大きな魅力です。でも今はコロナ禍で一棟貸しや個室に宿泊していますし、食事もその土地の飲食店でテークアウトして楽しむことが多いですね」
またワーケーションのコツとしては、スケジュールを細かく決めすぎないことも大切だという。
「天候に左右されることも多く、予定変更は当たり前。プランは〝ゆるめ〟がおすすめです。ただリモート環境や周辺環境が想定外だと仕事に影響がでるので、そこはきっちり調べたほうがいいですね」
【ワーケーション成功の秘訣3か条】
[1]変更を前提にゆるめのプランを策定
[2]仕事環境の事前チェックは抜かりなく
[3]コロナの感染リスクに配慮しよう
Temple Hotel 高山善光寺
由緒ある宿坊がワーケーションの拠点に
1日5組のコンパクトな宿坊。歴史あるお寺の本堂はWi-Fi完備で、快適なテレワークができる。瞑想や写経、写仏など心と体のバランスを整える仏教体験を実施し、仕事の集中力を高めることが期待される。事前に予約をすることで、精進料理や郷土料理がいただけるのもうれしい。
[住]岐阜県高山市天満町4-3 [電]0577・32・8470 http://oterastay.com/zenkoji/
高山善光寺は浄土宗のお寺で、国籍や宗教を問わず誰でも参拝が可能。机とWi-Fiが完備された本堂は高い天井で開放的な空間になっている。
【お寺でワ―ケーションプラン】
料金:5500円~(1室2名利用時の1室料金。税・サ込み、素泊まり ※6月末まで限定) 設備:(無料)Wi-Fi、ホワイトボード、充電器 (有料)ミーティングルーム(1000円/1h) 特典:無料ドリンク(お茶・コーヒー・紅茶)、キッチン利用、本堂・共用リビングのワーク利用(14:00〜翌12:00/宿泊費+2000円)
〈NANYA’S REVIEW〉仕事がはかどり、自分自身についても見つめ直すことができました。飛騨高山の風情ある街並みの中にあり、観光も存分に楽しめます。
取材・文/高山 惠
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