セルフビルドなら100万円以下も?【DIY&KIT】
災害にも強いドーム型構造
イージードームジャパン『イージードーム』
86万9000円(配送料別)
「レジャーにも災害にも使える!」というキャッチコピーどおり、キャンプ場や災害時の仮設住宅利用のほか、感染症対策として全国の病院350か所に導入され、クラスター発生は何と0件! ドーム構造で、地震の揺れや風にも強い。
施工DATA
構造:上部・下部・床の各パネル、採光用ルーフ 材料:[壁面及び床面] 高密度ポリエチレン(HDPE) [採光用ルーフ] ポリカーボネート 延床面積:[外寸] 最大外径3360mm×全高2550mm [内寸] 最大内径3280mm(床面内径3,000mm)×室内高2350mm
断熱性と静粛性に優れた素材なので、集中できて快適な室内空間を実現。書斎にしてリモートワークに使うのはもちろん、ヨガや瞑想にもぴったり。
大人2人で組み立てにかかる時間はわずか90分。テントより丈夫で、プレハブより簡単に設置、移設できる。
【こだわりPOINT】
「キャンプ場や病院、自宅や別荘など、どこでも使え、どこに置いても〝映える〟デザインは、幅広い世代に好評です」(ホワイトハウス広報・マーケティング部・谷川伸一さん)
ログハウスの小屋も簡単に建てられる
夢木香『カサンドラ』72万1600円
北欧パイン材を加工した組み立てキットで、庭やちょっとした空きスペースを使って簡単にログハウスを建てることができる。住宅設備はついていない簡易的なものだが、離れのようにも使うことができ、バーベキューやリモートワークなどにも最適だ。
施工DATA
構造:ログハウス(スプルース材40mm厚)、木製窓2か所、木製フレンチドア1か所、木製ドア1か所 延床面積:17.9m²
【こだわりPOINT】
「庭に小屋があれば遠くに行かなくてもキャンプなどができる。ファミリーで楽しんで使ってもらえるように企画しました」(夢木香アースドーム事業部・野口剛さん)
セルフビルドの魅力を存分に
川﨑義則設計所『セルフビルドで建てた小屋/The Barn at Fujinoki(藤木の小屋)』
55万円(材料費のみ)
コンセプトは子供たちとセルフビルドや建築のおもしろさを共有すること。劣化して解体予定だった竹小屋を、外郭を残して竹足場として再利用した。新たにできた3坪にも満たない小屋は、ワークスペース兼大人の秘密基地にもぴったり!
施工DATA
構造:木造平屋建 材料:[床] 足場板(ロフト階はラーチ合板原色塗装) [壁] ラワン合板白色塗装(ロフト階一部原色塗装) [天井] ラワン合板白色塗装 延床面積:9.6m²(1階:9.6m²、ロフト階:3.6m²)
家族用としてロフト階に書斎スペースを設置した例。後々大きくなった子供部屋にするなど、可変性が高いのも魅力だ。
繭に包まれるような空間を目指した内装。黒を基調とした外観との対比で、全体を白っぽく仕上げている。
【こだわりPOINT】
「外装は杉板を大和張りにし、さらに板幅をランダムすることで野趣味を持たせました。独特の陰影がついた仕上がりが特徴です」(川﨑義則設計所・川﨑義則さん)
取材・文/高山 恵