NTTドコモ モバイル社会研究所「YouTubeの認知率、利用率に関する実態調査」
サービス開始から16年。今や、知らない人、利用したことがない人を探す方が難しいほど、YouTubeは日本社会の中に浸透している。
そんなYouTubeの認知率、利用率に関する実態調査がこのほど、NTTドコモ モバイル社会研究所により、2021年1月にスマホ・ケータイ所有者を対象にして実施された。
YouTube認知率96.9%、利用率65.8%と圧倒的
無料動画サービスの認知率はYouTubeが96.9%と非常に高く、広く知れ渡っていることが明らかになった。またニコニコ動画は約8割、GYAO!は約7割、AbemaTV、TVerは約6割の認知率があった。
利用率(月1回以上利用)についてはYouTubeが65.8%と他の無料動画サービスよりも圧倒的に高かった。他の無料動画サービスは10%程度の利用率にとどまり、認知はされているものの、それほど多くは利用されていないことが明らかになった。
図1.無料動画サービス認知率・利用率調査
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=8,249]
YouTubeはどの世代でも9割の認知率:利用率は10~40代で7~8割
性年代別でYouTubeの認知率、利用率を見ると、どの世代でも9割の認知率があり、若年層ほど認知が高い結果となった。また利用率は10代から40代は男女ともに約7~8割が視聴していた。シニアでも男性60~70代で5割以上、女性60~70代で4~5割がYouTubeを視聴している。
図2. 性年代別YouTube利用率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=8,249]
YouTube投稿は女性よりも男性が多い:10~30代男性で10%程度
自分自身で撮影した動画をYouTubeに投稿している“YouTuber(ユーチューバー)”の比率を性年代別に見てみると、全体で4.8%、男性が全体で7.3%、女性が2.3%だった。
男性10代がもっとも高く16.4%、20代男性が11.5%。女性はどの年代でも5%以下で、男性の方が女性よりもYouTubeに投稿している人が多かった。
認知率はほぼ100%と広く知れ渡り、利用率もどの世代でも高いYouTubeだが、自分自身で動画を投稿している人はまだ多くないということが明らかなった。
図3. 性年代別YouTube投稿率
[調査対象:全国・15~79歳男女・スマホ・ケータイ所有者対象・複数回答・n=7,990]
<調査概要>
調査方法:Web
調査対象:全国・15~79歳男女
有効回答数:8,837
サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付。
調査時期:2021年1月
出典元:NTTドコモ モバイル社会研究所
構成/こじへい