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2年目に突入!購入価格帯、ストック枚数、困りごと、4000人に聞いた夏のマスク事情

2021.07.01

コロナ禍によって、より身近な存在になった「マスク」。プラネットは、マスクについて、去年7月に行った調査と比較しながら、人々の意識の変化を探る。

「あなたは、かぜやインフルエンザ、ウイルス、花粉症などの予防を目的にマスクをしますか」と質問した。(今回の調査のすべての項目について、「マスク」は、かぜやインフルエンザ、ウイルス、花粉症などの予防目的で使用するものとして回答得ている)

予防目的のマスク「よくする」が4分の3に増加

「よくする」と回答した人は73.0%。去年の調査では64.0%だったので、10ポイント近く増加中。「たまにする」が15.6%で、こちらは去年から約10ポイントの減少。「まったくしない」は前回の10.7%から11.4%と、意外なことに増加しているものの、ほぼ変わりない数字になっている。

「よくする」と回答した人の割合は高齢になるほど高くなる傾向があります。去年の調査では高齢になるほど「よくする」男性の割合が低くなる傾向が出ていたのだが、今回は逆転している。また、男女別では、女性のほうがすべての年代で男性以上に「よくする」と回答。70代以上の女性は、86.1%と、9割近い数字になっている。

マスクの悩みは年間通じて共通

次に「あなたが、マスクをしているときに、気になることや困ることはなんですか」(図表2)と聞きました。半数以上の人が挙げたのが「息苦しい」(60.1%)、「メガネがくもる」(53.0%)、「暑さ・蒸れ」(51.0%)の3つ。

前回の調査でトップ3は「暑さ・蒸れ」の73.8%、「息苦しい」の67.2%、「メガネがくもる」の42.3%。去年の調査は7月、今回の調査は3月と、季節が違うため順位の変動もあるが、4位から6位までは順位の変動もなし。「耳が痛くなる」(前回 31.4%→今回32.5%)、「メイクが落ちる」(19.8%→19.3%)、「表情が相手に伝わりにくい」(18.9%→15.5%)だった。

マスクのストック「1人あたり101枚以上」が最多

一時期、入手困難だったマスクだが、現在、個々人のストック状況はどうなっているのだろう。「あなたは、自分用のマスクをどのくらいストックしていますか。同居している方と共有している場合、1人当たりの枚数をお答えください。自宅やオフィスなど複数の場所にストックしている場合は合計をお答えください」(図表3)と聞きました。

「ストックはない」と回答した人は2.0%で、最も割合が高かったのは「101枚以上」の23.8%。

そして「31枚~50枚」が20.8%、「51枚~100枚」が19.7%と続き、上位3つの合計で約64%になる。箱で売られているマスクは30枚入りや50枚入りが多いので、約6割の人が箱1つ分のマスクをストックしているようなイメージなのだろうか。

「一世帯」や「一家族」ではなく、「1人当たり」で「101枚以上」の回答が最多という結果なので、「相当な枚数をストックしておかなければ」という意識が芽生えたことがわかる。

「備えておく」という観点では、外出時に予備のマスクを用意している人もかなりの割合だった。「あなたは、普段外出するときに予備のマスクを携帯しますか」(図表4)という問いに「携帯しない」と回答したのは12.8%と少数派。「外出するときは必ず複数枚を携帯する」が36.2%、「外出するときは必ず1枚は携帯する」が34.7%なので、枚数に違いはあれど、予備のマスクを必ず携帯する人が7割にのぼることがわかった。

「必ず複数枚を携帯する」と回答した人を男女・年代別に見ると、20代が最も低い割合なのは男女共通です。女性は年齢が高くなるにしたがって割合が増加しており、全体を通して最も割合が高いのが70代以上の女性(50.0%)だった。

「マスクの価値」は低下している?

マスクのストックが十分なことで変化が生じたのではないかと思われるのが、次の質問だ。「あなたは、不織布マスク(50枚入り、日本製)をいくらくらいまでであれば買おうと思いますか。買おうと思う限度額をお答えください」(図表5)と聞いたところ、「500円未満」が28.3%、「500円以上~600円未満」が19.9%だった。

去年の調査では最も安い価格帯を「600円未満」と設定していたので、同じように比較すると、今年の調査で「600円未満」と回答した人は合計で48.2%。去年「600円未満」と回答した人は24.2%だったので、約2倍になっている。

品薄だった時期のような高騰がなくても、「日本製の不織布マスク50枚入り」が通常価格500円や600円ということは現実にはあまりないはずだ。

ストックが十分なので、購買意欲が下がっていることを反映しているのではないだろうか。また、長い期間買い続けるうちに、マスクへの出費に不満を抱きつつあることも想定される。

「見えない部分の身だしなみ」女性に大きな意識変化

マスクで顔が隠れることでどんな影響が生じているのか。「あなたは、マスクで隠れる口もと部分の身だしなみ(メイクや、ひげ・ムダ毛の処理など)について、コロナ禍前(2020年2月以前)と比べて意識の変化はありますか」(図表6)と聞いた。

「他人もきちんとするべきだと思う」人の合計が49.8%、「きちんとしていなくても構わない」という人の合計は50.3%と、きれいに半々になっていますが、最も多かったのは「自分はコロナ禍以前から気をつけているので、他人もきちんとするべきだと思う」(25.5%)だった。

ただ、大きな変化が表れているのが「自分はコロナ禍以前と比べて気を使わなくなったので、他人もきちんとしていなくても構わないと思う」という項目だ。ほかの項目と比べて男女で大きな違いが出ていて、男性の8.7%に対し、女性は22.9%という高い割合。

女性で最も多かった「自分はコロナ禍以前から気をつけているので、他人もきちんとするべきだと思う」(25.0%)とあまり差がありません。のちほど紹介するが、女性からは「マスクでメイクが落ちて困る」という声と同時に「目元と眉以外はメイクをしなくなった」「メイクが楽になった」という声も多数寄せられている。

 

マスクを付けたくないと感じているのは男性のほうが多い?

「あなたは、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたあとも外出時にマスクをしようと思いますか」(図表7)という質問で、最も多かったのは「季節や状況によっては、自分の判断でマスクを身につけようと思う」の47.8%。

また、「外出時は積極的にマスクを身につけようと思う」という人も24.5%いる。

この2項目だけで全体の約4分の3の回答があった。コロナ禍以前であれば、風邪やインフルエンザの季節でも、街を歩く人の半分以上がマスクをしているような光景は見られなかったはず。相当な意識の変化が見て取れる。

「積極的に身につけようと思わないが、周りでマスクをする人が多ければ、マスクを身につけようと思う」という人は11.8%。マスクをしていない人に過敏に反応する人が「マスク警察」と呼ばれるようになりましたが、コロナ禍において、マスクをつけたくなくても、周りの目を無視できないと感じた人がそれなりにいるのだろう。

また、「季節や状況に関係なく、マスクを身につけたくない」という人も15.9%いる。年齢・男女別に見ると、高い順に40代男性が24.2%、50代男性が22.6%、60代男性が18.2%と、中高齢の男性陣がトップ3だ。

男性のなかで最も低い70代以上の15.4%という数字は、女性のなかで最も高い20代の14.9%よりもわずかに高い割合。「メイクが崩れるのが困る」という女性が多いにもかかわらず、男性のほうがマスクを身につけたくないと考えているのは興味深い結果だ。

調査機関:プラネットによる調査企画をもとに、ネオマーケティングにて「マスク」に関する意識調査を実施。

期間:2021年3月1日~3月4日、インターネットで4,000人から回答を得ている。

構成/ino.

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