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人生を変える書店「天狼院書店」はどうやって来店客の人生を変えるのか?

2021.06.29

「人生を変えてみたい」そんな時に訪れてみたい「天狼院書店」

 リモート勤務が広がり時間の余裕ができたことで、自分の人生を見つめ直す人が増えている。「今のままでいいのか」「自分には違う人生の可能性もあるのでは」…、そんな想いを抱いている人に、新たな人生を始めるきっかけを与えてくれそうな場所がある。それが人呼んで“人生を変える書店”「天狼院書店」。

2013年年9月に東京・池袋に1店舗目をオープンさせた後、現在までに全国に10書店1スタジオを運営。うち4店舗は、コロナ禍で閉店する書店が相次いだ昨年、2020年のオープンというから驚きだ。


▲2020年6月にオープンした神奈川県藤沢市片瀬海岸の商業施設「ENOTOKI(エノトキ)」の2階にある「湘南天狼院」


▲「湘南天狼院」は、開放的な雰囲気の中で本を読めるカフェも大人気

なぜ「人生を変える書店」と呼ばれているのか。それは、この書店のコンセプト「READING LIFEの提供」に深くかかわっている。1号店オープン当初からこの書店で働き、現在は「湘南天狼院」店長を務める山中菜摘(やまなか・なつみ)氏に話を聞いた。

本を売るだけでなく、本を通して求めている体験も提供する


▲「湘南天狼院」店長、メディア広報、企画編集業務を担当。天狼院フォト部マネージャーとして初期5名だったグループを5年で累計参加人数3,000名様以上のコミュニティに成長させる。現在は天狼院書店で働く傍ら、雑誌『READING LIFE』、WEB、雑誌を始めとしたカメラマンとしても活動中

「例えば『カメラ撮影がうまくなりたい』と思って本屋さんに来た方に、これまでの書店ができるのはカメラの使い方のガイド本を提供することだけでした。でも、そのお客様は、その本がすごく読みたいわけではないですよね。最終的には、その本を読んで、カメラがうまくなった自分が欲しいわけで、そこがお客さんの一番の目的だと思うんです。

そこで、本をただ売って終わりではなく、その本を買ったお客様に対して、実際にカメラが上手くなるという本来求めている体験もご提供できるんじゃないかと考え、プロのカメラマンに依頼して、カメラ教室『フォト部』を始めました。その教室出身でプロになり、今では雑誌の表紙を飾る写真を撮っている人もいますよ」(山中氏)。

じつは山中氏自身も、書店店長のほかにプロカメラマンの顔も持つ。もともと写真好きではあったが、プロとして活躍できるようになったのは「フォト部」で学んだ成果。まさに「人生を変え」られた1人だ。


▲撮影技術だけでなく、レタッチなどのテクニックも学べる「フォト部」


▲コンテスト受賞作品「藤の花」

自分史上最高にSEXYな写真を撮ってもらって人生を変える「秘めフォト」

また天狼院書店で運営している女性限定の新フォトサービス「秘めフォト」も女性に大人気。“自分史上最高にSEXYな1枚を撮る”という写真そのものも人気だが、撮影を通して女性としての自信がつく効果も大きいそうだ。「きれい、セクシーとほめられ続けることって、実人生でそんなにないですよね。その体験で自信がついて、恋愛にも積極的になれた結果、結婚できたという報告も多いです。そういう経緯で生まれた子供も10人以上います」(山中氏)。

▲自信がつき、恋愛に積極的になれるという効果も実証されている「秘めフォト」

「創作講座」からは、直木賞候補作家も誕生!

そのほかにも、作家を目指す人のための「創作講座」からはプロの作家も何人か出ている。2020年の直木賞の候補になった「インビジブル」の著者・坂上泉氏もそのひとり。天狼院のライティング講座で書いたプロットが、候補作の原型だという。


▲2020年の直木賞候補になった『インビジブル』の著者、坂上泉氏も受講者の一人

店主の三浦氏は、”伝説の書店員”だった!

のユニークな取り組みをしている天狼院書店の店主は、運営会社の東京プライズエージェンシー代表でライターでもある三浦崇典(みうら・たかのり)氏。かつて小説家を目指していたが、書店員として働き始めると”本を売る”才能が開花。三浦氏が担当する書店は、チェーン店の中でも突出して売り上げが高く、出版社にも注目される存在になった。


▲東京プライズエージェンシー代表、天狼院書店店長のほか、「三浦崇典行政書士事務所」所長、プロライター、プロカメラマンなど多彩な顔を持つ三浦崇典氏

の書店を辞めた後、「自分にできるのは本屋しかない」と、自身の書店「天狼院書店」を2013年9月にオープン。場所は東池袋だったが、駅から遠く人通りも少ないため、ほとんど店に人が入らなかった。そこで「READING LIFE(リーディングライフ)」というテーマを立ち上げた。ただ読む本を提供するだけではなく、その内容の体験も提供する。「本のその先の体験を提供する書店」というのが狙いだった。そのテーマの周知のためにイベントを企画したところ、これが大当たりした。

最初のイベントは参加者が「これを読んでほしい」と熱狂的(ファナティック)に推す本を持参して参加する「ファナティック読書会」。参加者が紹介した本は天狼院書店で実際に発注し、店頭の「ファナティック読書会」の棚に並べることができる。新しく入ってきたもの、売れたものを左から並べるので、売れないと段々と右側へ寄っていき、最終的に”崖落ち”となって書棚から消える仕組みだ。

 ▲読んでほしい”推し本“を持参して参加する「ファナティック読書会」 

「秘本」という通信販売企画もヒットした。これは、本のタイトルを明かさず、その本を推す理由だけで通信販売するという企画。購入者はその本のタイトルを絶対に教えない、返品も不可という特殊なスタイルだ。ある本を「秘本」シリーズとして販売しようとしたところ、絶版寸前で数冊しか集まらなかった。それでは「秘本」として販売できないということで、「全部買い取るので、うちのためだけに1000冊、増刷して欲しい」と版元に依頼。発売30時間で1000冊が完売し、追加重版1000部がその日のうちに決定したという。


▲「湘南天狼院」の「秘本」コーナー

コロナの感染拡大で、人を集めて本を売るという手法が難しくなっているのでは、と思うが、教室の形もお客の要望に合わせて進化しているという。例えば各店を繋いでイベントを開催する「天狼院LOAD」、実際にプロが見ている目線を知ることができる「天狼院マルチディスプレイ」など、通信でより濃い内容を学べるオリジナルシステムも稼働中だ。

通信講座開講で、地方在住の人も人生を変えられる!

現在、募集中の講座をざっと見ただけでも、inDesignの基本を3ヶ月で身につける「雑誌・デザインゼミ、2カ月でキャッチコピーの原則原理を知る「キャッチコピーの基本ゼミ」、通常4ヶ月で行うレギュラーコースの全8講をお盆の10日間に凝縮して行う「人生を変えるライティング教室 ライティング・ゼミ」の夏季集中コースなど、実に多彩。各店舗で受講ができるほか、全国「通信受講」もあり、インターネットの整っている環境であれば「生中継」もしくは「後日アップロード動画」にて通信受講が可能なのも魅力。課題もウェブ上で提出することできるので、地方在住の人も参加できる。

取材・文/桑原恵美子

天狼院書店 公式サイト http://tenro-in.com/

現在募集中のゼミ一覧 http://tenro-in.com/category/1906zemi

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