Mrk&Co「コロナ禍の婚活・恋活に関する意識調査」
容易に人と会えない時代だからこそ、「誰か傍にいてほしい」という想いは募りやすい。まして、パートナーのいないフリーの人であれば、なおさら「恋愛したい」「結婚したい」という気持ちが高まっていることだろう。
そんな、コロナ禍の婚活・恋活に関する意識調査がこのほど、マッチングアプリ「Dine」(ダイン)を運営する株式会社Mrk&Coにより、同アプリを利用する婚活や恋活中の男女1,798人を対象として実施された。
1. 婚活や恋活に対する意欲と、出会いの数の変化
男女ともに40%以上の人がコロナの感染拡大前に比べて、婚活や恋活に対する意欲が上がったと回答した。
一方で、55%以上の男女が、実際にデートをする頻度は下がったと回答した。コロナ禍におけて「恋人が欲しい」「結婚したい」という感情は増加したものの、外出自粛要請等の理由によって、実際に「新しい人と会う」「デートする」といった行動が制限された1年だったことが伺える。
2. 婚活や恋活の内容の変化
約8割の男女が、出会いの数以外にも、婚活や恋活における変化があったと回答した。最も大きな変化は「合コンや婚活パーティー」「相席居酒屋」などの大人数が集まる場所に行かなくなったこと。
また、「昼間に合うようになった」や「二軒目に行かなくなった」など、飲食店への時短営業要請や国民への夜間外出自粛要請に伴う変化も大きな割合を占めた。
さらには、女性の回答において「婚活に真剣な人のみと会うようになった」という項目が上位に位置したことも、注目すべき点である。一方で、コロナ禍で登場した「オンラインデートを利用するようになった」と答えた人の割合は、男女ともにランキング圏外となった。
3. コロナ禍における出会いの手法
2回目の緊急事態宣言が発令された2021年1月以降の半年間で、新しい出会いがあったと回答した人に、出会いのキッカケを聞いたところ、マッチングアプリが圧倒的1位となった。
一方で、前問でも登場した「合コン」や「婚活パーティー」「相席居酒屋」経由で出会った人の割合は10%を切っており、コロナの感染拡大により出会いの手段に大きな変化があったと推測される。
4. 恋人に求めるポイント
恋人を探す上で重視するポイントは、男性のトップが「顔が好み」「体型が好み」、女性のトップが「経済力がある」「顔が好み」と前年の調査と比較して変化は無かった。
一方で、男女ともに前年では順位の低かった「会話が上手」が急上昇した。これは、コロナにより外出の機会が減り、恋人と2人だけの時間が増えたこと、もしくは増えると予測されたことによる影響もあると推測される。
5. ワクチン接種に対する考え
ワクチンの一般接種が開始されたら、男女ともに約8割の人が「接種したい」と回答した。そのうち「すぐにでも接種したい」と回答した人の割合は男性のほうが多く、接種済みの割合を勘案しても、女性のほうが接種に慎重な傾向にあった。
一方で「デート相手にワクチンを接種していてほしい」と答える人の割合は、女性のほうが多く、婚活や恋活中の感染リスクを最小限に抑えたいという意向が反映されていると推測される。
<調査概要>
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2021年6月4日(金)~2021年6月6日(日)
調査対象:Dineを利用する婚活や恋活中の男女
有効回答数:1,798人
出典元:株式会社Mrk&Co
構成/こじへい