湿気が多くなる夏。ヒーターを使わないため、室温が上がりにくいコンプレッサー方式の除湿機を置けば、お部屋の余分な湿気を除去できるため、快適に過ごすことができるでしょう。
しかし、中にはどの除湿機が良いかわからない……という方もいるでしょう。そこで今回は25~30畳の広さをカバーできる、コンプレッサー方式衣類乾燥除湿機4選を紹介していきます。
暑い季節に活躍する! 国内メーカーのコンプレッサー方式の除湿機
今回紹介するのは、国内メーカーが発売しているコンプレッサー方式の除湿機。いずれも適用床面積は25~30畳と、リビングでも使いやすいタイプとなっています。
それぞれに特徴があるので、自分にあった除湿機をチョイスしてください。
部屋干しの生乾きの臭いを抑制! さらに臭い戻りも対策したシャープ「CV-N120」
シャープのCV-N120の特徴は、「Wニオイ対策」。衣類を乾燥させながらプラズマクラスターが生乾き臭を抑制。さらに乾かした後も「臭い戻り対策モード」を設定しておけば、乾燥した後もプラズマクラスターの放出を継続するため、臭い戻りも抑えることができます。
また、プラズマクラスターは生乾き臭だけでなく、衣類に着いた汗臭やタバコの付着臭を消臭・分解・除去できます。約2kgの洗濯物を乾燥するのにかかる時間は約100分。「カビバリア運転」で付着カビ菌の増殖も抑えられます。
オープン価格:販売実勢価格(5万5000円前後)
本体寸法:幅35.9×奥行24.8×高さ66.5cm
質量:約15.5kg
定格除湿能力(60Hz):12L/日
除湿可能面積目安 木造住宅~コンクリート住宅(60Hz):15~30畳
除湿時消費電力(60Hz):290W
排水タンク容量:4.5L
【参照】シャープ「CV-N120」
ムーブアイが生乾きの衣類を狙い撃ち! 三菱電機「MJ-M120SX」
三菱電機のコンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機MJ-M120SXには、部屋干しおまかせムーブアイが搭載されています。これにより、部屋干しした衣類の乾き残りを検知して、濡れている部分に集中送風するので、厚手の衣類も徹底的に乾かします。
また「部屋サラリ」モード搭載で、湿気の溜まりがちな部屋のすみずみまで除湿します。
ムーブアイが洗濯物の乾き残りを見つけて風を送り込みます。
一度に乾かせる衣類の量は約6kg。ルーバーが可動して180㎝のワイド送風により、広い範囲の洗濯物を一気に乾かせます。
オープン価格:販売実勢価格(5万5000円前後)
本体寸法:幅36×奥行21×高さ53.4cm
質量:13.5kg
定格除湿能力(60Hz):12L/日
除湿可能面積目安 木造住宅~コンクリート住宅(60Hz):15~30畳
除湿時消費電力(60Hz):385W
排水タンク容量:約3L
【参照】三菱電機「MJ-M120SX」
5段階の湿度設定ができる! コロナ「CD-H1021」
コロナのCD-H1021はコンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機。大容量の4.5Lタンクは満水になると自動で除湿を停止するので、長期外出時につけっぱなしにしていても安心です。
運転音は除湿時で最大39dB(60Hz)。衣類乾燥時は41dBと比較的静かなので、寝室に置いても眠りが妨げられる心配は少ないでしょう。
湿度設定は50/55/60/65/70%と5段階と設定できるため、自分の好みに合わせてお部屋の湿度をコントロールできます。
オープン価格:販売実勢価格(3万8000円前後)
本体寸法:幅36.5×奥行20.2×高さ57cm
質量:約12kg
定格除湿能力(60Hz):10L/日
除湿可能面積目安 木造住宅~コンクリート住宅(60Hz):13~25畳
除湿時消費電力(60Hz):230W
排水タンク容量:4.5L
【参照】コロナ「CD-H1021」
乾きにくいパーカーのフードや脇部分にピンポイント送風! 三菱電機「MJ-M100SX」
三菱電機のMJ-M100SXは、部屋干しおまかせムーブアイを搭載。乾き残りを検知して、ピンポイントで送風し、乾きにくい厚手のパーカーのフードや脇部分もしっかり乾かします。
また、約38dBの静音性の夜干しモードで運転すれば、排水タンクが満水になっても送風運転に切り替え、満水を知らせるアラーム音もオフにできます。
プラチナ抗菌フィルターを搭載しているため、8畳のお部屋の花粉を30分で約90%除去できるのも、魅力の1つでしょう。
オープン価格:販売実勢価格(4万6000円前後)
本体寸法:幅36×奥行21×高さ53.4cm
質量:12.7kg
定格除湿能力(60Hz):10L/日
除湿可能面積目安 木造住宅~コンクリート住宅(60Hz):13~25畳
除湿時消費電力(60Hz):275W
排水タンク容量:約3L
【参照】三菱電機「MJ-M100SX」
取材・文/髙見沢 洸