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意外と知らない!?縁起物としても知られる「独楽」の正しい読み方

2021.06.29

日本では古くから縁起物としても知られる、「独楽」。幼い頃に遊んだ記憶のある人は多いのではないだろうか。近年でも、独楽を原型として進化させた対戦型の玩具がブームになるなど、時代の変化によってかたちを変えながら長く親しまれている。しかし、その歴史や一見読みづらい「独楽」という漢字の由来を知る機会は意外と少ない。

そこで本記事では、独楽の成り立ちから日常生活で使える独楽を用いた熟語表現までを詳しく紹介していきたい。

「独楽」の読み方と歴史

まず、独楽がいつ頃から日本に広まったのか、また独特な漢字の由来について解説する。伝統工芸品や古典芸能とも関わりの深い独楽だが、実は日本独自のものではなく世界中に存在しており、その起源はとても古い。

読み方は「こま」、起源は紀元前に遡る

独楽は「こま」と読み、軸を起点に回転させて遊ぶ道具のこと。軸を指でひねって回すひねり独楽、両手で軸を擦るようにして回す手より(手もみ)独楽、胴体部分に紐を巻き付け、投げて回す投げ独楽、独楽の側面を鞭などで叩いて回すぶち(叩き、鞭)独楽など、回し方によっていくつもの種類がある。

現在発見されている中では紀元前1,500年頃のエジプトで使われていた独楽が最古のものとだが、ほかにも古代ギリシャなど世界各地でかなり古くから存在していたことがわかっている。

日本には奈良時代から平安時代頃、中国から高麗(当時の朝鮮)を経由して伝わった。当初は主に宮廷の儀式などで使われていたが、江戸時代になると庶民の間で一気に広がり、子供たちの人気の玩具の一つとして親しまれるようになる。また同じ頃、独楽に綱渡りをさせたり扇子の上で回したりする「曲独楽」と呼ばれる演芸が生まれ、この時代に独楽は大きく進化した。

日本で縁起物とされているのはなぜ?

日本において独楽は昔から縁起物とされており、特に新年の遊びとして定着した。これは、独楽が回り続ける姿が「お金が回る」、「物事が円滑に回る」に通じると考えられたことや、真っすぐ芯が通っているかたちに「意志を貫く」「独り立ちする」といった意味を込めたためと言われている。

こうしたことから新しい年の始まりにふさわしいとされ、独楽=正月というイメージが根付いていった。有名な童謡「お正月」の中でも独楽が定番の遊びとして登場している。

「独楽」の漢字の由来とは?

独楽は、漢字の本来の読みとは異なる読み方をする「熟字訓(じゅくじくん)」の一つ。読み方の「こま」は、当時コマが伝わってきた「高麗(こま)」から来ていると言われている。また、「独楽」と書いて「こま」と読むようになった由来は、元々古代中国でコマを表す意味で使われていた「獨楽」が基になっているというものや、「独りで楽しむ」意味の漢字を日本で当て字として用いたといった説がある。

「独楽」の英語表現や関連語

ここからは、独楽に関するさまざまな表現について紹介したい。特に、日常生活の中でも使われることわざや、間違えやすい「独楽」と「駒」の違いなどは覚えておくと便利だ。

「独楽」と「駒」はどう違う?

読み方はまったく同じ「独楽」と「駒」。独楽の由来は先述の通りだが、駒は「子馬」、つまり若い馬を表す。また「小さいもの」の意味もあり、将棋やチェスなどのゲームで使う小片や弦楽器の部品の名前として用いられている。

ちなみに、カタカナで表記される「コマ」は、演劇の一場面や授業の区切りを表す「齣(こま)」を指していることが多いが、独楽や駒の意味でも使われる。解釈を間違えるとまったく違う意味になってしまうため、前後の文脈や状況に応じて判断するようにしよう。

独楽は英語でどう表す?

独楽は英語で「top」。回転することから「spining top」と表すこともある。指で回すタイプの独楽は特に「teetotum」とも呼ばれ、独楽だけではなく風車のように回転する玩具全般を指して「whirligig」といった表現方法も存在する。

独楽を使った関連語・ことわざ

最後に、独楽に関する言葉やことわざをいくつか紹介する。

・独楽回し

独楽を回すことそのものを表すほか、かたちや色の美しい独楽を用いて行う演芸としての「曲独楽」や、曲独楽を行う芸人のことを指す場合もある。

・独楽鼠

マイネズミとも呼ばれる独楽鼠は、中国のハツカネズミの一種を飼育用にした変種。先天的に平衡感覚に異常があり、独楽のようにくるくる回る習性を持つ。この様子から、休みなくあちこち動いたり忙しく働いたりすることを「独楽鼠のように~」と表現する。

・独楽の舞い倒れ

最初は勢いよく回っていた独楽が次第に傾き倒れる様になぞらえて、一人で限界を超えて動き回った挙句、成果をあげられないまま力尽きてしまうことのたとえとして使われる。

文/oki

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