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10年で1000万円貯めるには?家計管理アドバイザーが指南する誰でも実現できる3つの方法

2021.06.22

「1000万円の貯金」と聞くと、到底無理な夢物語と考えてしまう人もいるかもしれません。しかし、「10年で1000万円」と考えてみてはどうでしょうか。

1000万円と聞くと大きな金額でも、10年で1000万円と考えれば、1年で100万円。コツコツ貯金が10年継続できれば達成できる計算です。

10年で1000万円貯める3つの方法

ここでは、派手な裏技を使って10年で1000万円貯めることを目標にするのではなく、地道にコツコツ10年で1000万円貯める具体的な方法を紹介します。

10年で1000万円貯める方法1.手取り収入のいくらを貯金するか考える

さて、10年で1000万円を貯めようと思ったら、1年で貯金する金額は100万円です。

この年間100万貯金という目標ですが、手取り年収の何パーセントにあたるでしょうか?

ここでいう手取り年収には、児童手当やボーナスや残業手当なども含めて構いません。夫婦共働きなら、夫婦の手取り収入を合算して考えましょう。

【手取り年収別100万円の割合(約)】

・手取り年収200万円 … 50%
・手取り年収300万円 … 33%
・手取り年収400万円 … 25%
・手取り年収500万円 … 20%
・手取り年収600万円 … 16.7%
・手取り年収700万円 … 14.3%
・手取り年収800万円 … 12.5%

おおよそ手取り年収の10%から20%を貯蓄に回すことから始めると、無理がありません。

上記の例では、手取り年収500万円以上の人であれば、年間100万円の貯金は、ほぼ無理なく実現できる範囲です。

手取り年収300万円、400万円台の人は、少し頑張りが必要ですが、節約上手な人なら不可能ではありません。

手取り年収200万円以下となると、年間100万円の貯金はやや厳しいかもしれませんが、実家暮らしのシングルなど、特別な条件にあてはまる人なら実現できる可能があります。

手取り年収の10%の貯蓄さえも難しいという状況の場合は、根本的な家計の見直しが必要です。

10年で1000万円貯める方法2.自動で貯まる仕組みを作る

手取り収入のうち何パーセントを貯蓄に回すかを決めたら、あとは自動で貯まる仕組みを作るだけです。

給料から天引きで利用できる財形貯蓄や社内預金制度を活用する、銀行の自動積立定期預金を利用するなど、自動で貯金ができる仕組みを整えます。

1年で100万円貯金するなら、毎月8万3333円、約8.4万円の貯金が必要になります。毎月の給料から月8.4万円の貯金をするのは難しいと感じるなら、月5万円×12ヵ月で60万円、ボーナス時に20万円×2回で40万円の合計で100万円の貯金を目指すなど、ボーナスや手当も含めた貯金の仕組みを考えましょう。

できるだけ、おろすのにひと手間かかる方法にして、貯金を崩すのが面倒くさいと思えるような仕組みにしておくとよいでしょう。

また、一度貯金したお金は「ないもの」として生活するなど、簡単に貯金を崩すことがないように工夫しましょう。

10年で1000万円貯める方法3.お金を増やして貯める

上記の方法は、10年で1000万円を現金で貯金する方法です。

現金一択で貯金をしようとすると、月約8.4万円、年間で100万円の現金が必要になります。

月約8.4万円の貯金は難しいと感じるなら、様々な金融商品を組み合わせ、増やしながら貯めるという方法も考えてみてはいかがでしょうか。

例えば、運用リターン率3%、10年で1000万円を貯めると仮定すると、単純計算して月々必要な積立額は71561円です(金融庁「資産運用シミュレーション」利用時/申し込み手数料や税金などは控除せず)。

現金一択で1000万円を貯金しようと考えると約8.4万円が必要になるのに対し、月約7.2万円とすると、月約1.2万円貯蓄に回す現金を減らしても、10年で1000万円の貯蓄が達成できることになります。

もちろん、投資を利用すると損をするリスクもありますから、全額を投資だけに頼るのではなく、リスクも考慮した運用が求められます。

なお、大手銀行の定期預金の金利である0.002%を基準とすると、毎月8万3333円の積立額は83325円(金融庁「資産運用シミュレーション」利用時/申し込み手数料や税金などは控除せず)になります。税金などを考慮すると、定期預金に預けているだけでは、貯金に必要な現金はほとんど変わりません。

10年で1000万円貯めるには

1年で100万円、10年で1000万円を貯めるというのは、貯金を長期間にわたり継続させる忍耐力も必要です。

具体的な計画が立てられるようになると、1000万円の貯金も夢物語ではなく、実現可能なものとして身近に感じることができるようになります。

必ず実現させるという大きな目標を持ち、実現に向けてひとつずつ着実に行動していきましょう。

※データは2021年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品・サービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/家計簿・家計管理アドバイザー あき
著書に「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「スマホでできる あきの新ズボラ家計簿(秀和システム)」他

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