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何がどう変わる?今秋から提供される「iOS 15」進化のポイント

2021.06.12

Apple「iOS 15」

Appleは、iOS 15を発表した。iPhoneの体験をさらに強化するパワフルな機能を加えたメジャーアップデートとなる。

より自然なFaceTime通話とSharePlayによる体験の共有

FaceTimeによって、大切な人々と簡単につながることができ、iOS 15では、友人や家族との会話がさらに自然に感じられる。空間オーディオにより、FaceTime通話の声がまるで画面上の相手の位置から発せられているように聞こえ、新しいマイクロフォンのモードを使うと、周囲のノイズからユーザーの声を分離。

iPhoneで撮影された美しいポートレート写真からヒントを得て、FaceTimeでもポートレートモードが利用できるようになった。ビデオ通話に特化した設計により、ユーザーは背景をぼかし、自分に焦点を当てることができる。グループFaceTimeの使用中は、新しい「グリッド表示」により、参加者はさらに多くの顔を同時に見ることができる。

ユーザーはSharePlayを使って、FaceTimeで友人とつながりながら体験を共有できるように。例えば、Apple Musicで一緒に曲を聴いたり、テレビ番組や映画を同期した状態で観たり、画面を共有してアプリケーションを一緒に見たりできる。

SharePlayは、iPhone、iPad、Macで機能し、共有された再生コントロールを使えば、SharePlayセッションの参加者全員が、再生、一時停止、早送りできる。SharePlayはApple TVでも使えるので、ユーザーはFaceTimeでつながりながら、大画面でテレビ番組や映画を観ることができ、SharePlayはすべての再生の同期を保つ。Disney+、ESPN+、HBO Max、Hulu、MasterClass、Paramount+、Pluto TV、TikTok、Twitchなどそれ以外の多くもアプリケーションにSharePlayを統合し、つながるためのまったく新しい方法を生み出した。

また、Apple製デバイス以外でもFaceTime通話が可能に。iPhone、iPad、Macでリンクを作成して、メッセージ、カレンダー、メール、他社製アプリケーションで共有できるようになったため、AndroidデバイスやWindowsデバイスのウェブブラウザから、誰でもFaceTime通話に参加できる。

ウェブ上でのFaceTime通話はこれまで通りエンドツーエンドで暗号化されるので、プライバシーが侵害されることもない。

集中するためのツール

iOS 15は、ユーザーが集中し、気が散ることを減らすのに役立つパワフルなツールを提供。「集中モード」は、ユーザーが何に集中したいかに基づいて、通知やアプリケーションを絞り込む新しい機能。デバイス上の知能を活用して通知を許可する人やアプリケーションを提案する独自の「集中モード」を作成するか、提案された「集中モード」を選択することで、その瞬間に集中できるようデバイスを設定できる。

「集中モード」の提案は、勤務時間中や就寝準備中などユーザーの状況に基づいている。「集中モード」が1つのApple製デバイスで設定されると、ほかのApple製デバイスにも自動で適用。ユーザーは集中する時に適用するアプリケーションやウィジェットをまとめたホーム画面のページを作成し、関連するアプリケーションだけを表示して誘惑を減らせる。ユーザーの「集中モード」によって通知がブロックされた場合は、そのユーザーが現在連絡できない状況にあることが送信者のメッセージアプリケーションに自動的に表示される。

新しい通知体験

通知が再設計され、連絡先の人々の写真や、大きくなったアプリケーションのアイコンが加わった。集中を妨げないように、新しい「通知要約」機能では、時間的制約がない通知を朝や夜などの適切なタイミングにまとめて配信。

デバイス上の知能を使って、通知を優先順に整理し、ユーザーのアプリケーションの使い方に基づいて、最も関連性の高い通知は一番上に表示。緊急のメッセージはすぐに配信され、重要なやり取りが要約に残らないようになる。すべてのアプリケーションやメッセージを暫定的にこの先1時間または1日ミュートにするのも簡単。

デバイス上の知能が「テキストの認識表示」や「高度なスポットライト検索」などを強化

「テキストの認識表示」では、デバイス上の知能を使って写真の中のテキストを認識し、ユーザーはそれに応じた操作ができる。例えば、家族の手書き料理レシピの写真を探したり、お店の入り口に貼ってある電話番号を撮影し、その番号に電話をかけることもできる。

Apple Neural Engineのパワーにより、地元のコーヒーショップに掲示されているWi-Fiパスワードなどのテキストを、カメラアプリケーションでその場で認識してコピーすることもできる。

「画像を調べる」を使うと、ユーザーは有名なアート作品や世界中のランドマーク、自然の中で見つけた植物や花、ペットの種類についてさらに詳しく知ることができ、本を探すことさえもできる。

Spotlightではデバイス上の知能を使って、場所、人々、風景、被写体別に写真を検索できるようになったほか、Spotlightで「テキストの認識表示」を使って、写真の中のテキストや手書き文字を見つけることができる。

さらに、Spotlightでは、俳優、ミュージシャン、TV番組、映画についてウェブ上の画像検索と、これまでにないまったく新しい豊富な検索結果を提供。強化された連絡先の検索結果では、その相手との最近の会話、共有された写真、そして「探す」で共有されている場合は現在位置も表示。

写真アプリケーションではメモリーに過去最大のアップデートが行われた。新鮮なこれまでにないデザイン、インタラクティブなインターフェイス、そしてApple Musicとの統合により、デバイス上の知能を使って、思い出がよみがえるような曲をパーソナライズして提案する。

再設計されたSafariのブラウズ体験

Safariの新しい設計により、より簡単に片手で操作できるようになり、またコンテンツがより一層引き立つ。新しいタブバーはコンパクトかつ軽快に動作し、画面下部に配置できるため、ユーザーはタブ間を簡単にスワイプできる。「タブグループ」を使うとタブを保存でき、iPhone、iPad、Macのどれからでも、いつでも簡単にアクセス。カスタマイズ可能なスタートページや、iOSで利用可能なウェブ機能拡張などの新機能により、Safariがさらにパーソナルでパワフルになった。

Appleのマップで世界を探索

iOS 15ではナビゲーションと探索にこれまでにない新しい方法を取り入れて、マップは次のレベルへと進化。ユーザーは、都市の各地域、商業地域や建物、標高の情報、新しく色分けされラベル付けされた道路、特別にデザインされたランドマークなどの非常に詳しくなった情報に加えて、月に照らされた新しい夜間のモードを体験。これは、マップを使って世界を見るまったく新しい方法だ。

iPhoneまたはCarPlayを使ってナビゲーションすると、マップはユーザーが重要な事項をより良く認識し理解するための新しい詳細情報、たとえば右左折車線、中央分離帯、自転車レーン、歩行者用横断歩道などを含めた3次元のドライブ体験を提供。

交通機関を利用する場合は、最寄りの駅を簡単に見つけたり、よく使う路線をピンで固定できる。マップは選択された交通機関の経路を自動的に追従し、下車する時間が近づくと通知し、ユーザーはApple Watchで経路を記録することも可能。iOS 15では、ユーザーがiPhoneを掲げるだけで、マップは非常に正確な位置を取得し、徒歩での方角を拡張現実で詳しく示すことができる。

新しいキーと州発行の身分証明書がAppleウォレットで利用可能に

Appleウォレットが新たに追加された種類のキーに対応し、1回のタップだけで日常的な場所にアクセスできるようになった。昨夏、Appleは車のデジタルキーを発表し、タップだけで車のロックを解除できるデジタルキーを最初に採用した自動車会社はBMWだった。

今年、超広帯域テクノロジーへの対応により、車のデジタルキーはさらに進化し、ユーザーはiPhoneをポケットや鞄に入れたまま、対応する自動車を安全にロック解除して発進させることができるようになる。ウォレットに保存されたキーを使えば、iPhoneでユーザーの自宅やオフィス、さらにはホテルの部屋の鍵を開けることもできる。

今年後半には、対象となる米国の州のユーザーは、運転免許証または州発行の身分証明書をウォレットに追加できるようになる。米国運輸保安局は現在、空港の保安検査場がウォレットのデジタル身分証明証が使える最初の場所になるように準備している。ウォレットの身分証明書は暗号化され、Secure Elementの中に安全に保存。これはApple Payをプライバシーが保護された安全なものにしているのと同じハードウェア技術となる。

新しいプライバシー機能

iOS 15では、ユーザーの情報を保護するために、さらに多くのプライバシーコントロールを導入した。デバイス上での音声認識により、Siriにリクエストする際の音声がデフォルトで完全にiPhone上で処理されるようになり、パフォーマンスが大幅に改善。

「メールプライバシー保護」は、メールが開封されたかどうかを送信者に知られないようにする。IPアドレスを隠し、送信者がIPアドレスを使って、ユーザーの位置情報を把握したりプロファイルを作成したりできないようにする。「アプリケーションのプライバシーレポート」は、それぞれのアプリケーションが以前付与された許可を使って過去7日間に位置情報、写真、カメラ、マイク、連絡先にどのようにアクセスしたか、そしてどの第三者のドメインとやり取りをしたのかの概要を提供する。

再設計された天気アプリケーションとメモアプリケーション

天気アプリケーションでは、気象情報のより視覚的な表示が増え、全画面表示の地図と、気象状況に基づいて変化する動的な配置が採用されている。美しく再設計されたアニメーションの背景は、太陽の位置と降水量をより正確に反映し、通知では雨や雪の降り始めと止む時がいつかを強調。

メモアプリケーションでは、メモを素早く簡単に分類できるように、ユーザーがタグを作成する機能が追加されたほか、「名前の言及」機能により、共有メモのメンバーが重要なアップデートについて互いに通知できるようになった。また、まったく新しい「アクティビティ表示」を使うと、共有メモの最近の履歴を表示できる。

iOS 15のデベロッパ向けプレビューは、https://developer.apple.com/jp/を通じてApple Developer Programメンバーに提供。iOSユーザーに対しては来月中にパブリックベータプログラムがhttps://beta.apple.com/sp/ja/betaprogram/で提供される。

新しいソフトウェア機能は、無料のソフトウェアアップデートとして、この秋、iPhone 6s以降を対象に利用可能になる。提供される機能は変更される場合がある。機能によっては一部の地域または言語だけで提供される可能性がある。

構成/DIME編集部

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