ドコモから登場した新料金プランahamo。月々20GB/2970円というこれまでよりも割安な料金プランとなっているため、多くの人が注目していることでしょう。
ahamoはドコモの料金プランではありますが「オンライン手続きプラン」(実店舗でのサポートは1回3300円)であり、ドコモのキャリアメールや留守番電話サービスは利用不可といった“制限”があります。
では、ドコモユーザーの多くが利用しているであろう「d払い」などの決済サービスは継続して利用できるのでしょうか。確認していきましょう。
ドコモからahamoに変更した場合d払いは継続利用できる?
ahamo契約者の場合、街中やネットショッピングで利用できるd払いや、これらをケータイ料金と合算して支払える「ドコモ払い」は継続して利用できます。
というのも、d払いは「dアカウント」と「クレジットカード」の2つがあればドコモ回線契約者でなくても利用できる決済サービスなので、ahamo回線であっても問題なく利用可能です。
ドコモの料金プランで利用していたdアカウントでahamoと契約すれば、これまで貯まっていたdポイントを引き継いで利用することも可能なので、決済サービスに関する心配はほぼいらないでしょう。
また、ahamoでも「コンテンツ決済サービス(Google Play/iTunes)」の利用が可能です。ドコモ回線契約時は決済サービスを利用した際の通知が「メッセージR」宛てに届きますが、ahamo回線の場合はSMS宛てに届くようになります。
【参照】NTTドコモ ahamoご契約時における決済サービスの提供差異について
ドコモ以外の通信会社からahamoに契約するとd払い残高/ドコモ口座の残高が消える!?
留意しておきたいポイントとして、ドコモ以外の通信会社を契約しながらd払いやドコモ口座を利用している場合、ahamoを含むドコモのケータイ回線に申し込むとd払い残高/ドコモ口座は解約となります。
ただし、解約に口座残高がある場合は解約から1~2週間後を目途に、ドコモのケータイ回線のdアカウントで開設したd払い残高/ドコモ口座に残高が移行・返還されます。
d払い残高/ドコモ口座にお金をチャージする際の銀行口座は、再設定が必要となります。また、ドコモのケータイ回線契約前のd払い残高/ドコモ口座の利用履歴は引き継がれないので注意しましょう。
【参照】ahamo よくあるご質問 サービス d払い・決済サービス
ドコモの「spモード コンテンツ決済サービス」はahamoで使えない?
ドコモでは利用できるものの、ahamoでは利用できない決済サービスとして「spモード コンテンツ決済サービス」があります。
spモード コンテンツ決済サービスはドコモ払いと同様に買い物の支払いを月々のケータイ料金と合算で、dメニュー掲載のコンテンツやGoogle Play、App Storeなどで使用できるサービスです。
ドコモ回線契約者がahamoにプラン変更した場合、登録しているdメニューの「マイメニュー登録」は自動的に解除され、当該コンテンツは利用できなくなります。
ahamoでもdカードでの支払いで特典あり!
ahamoの携帯電話番号をdカード/dカード GOLDの携帯電話番号として登録し、アハモの料金支払いをdカード/dカード GOLDに設定すると、ahamo回線で利用できる月々のデータ通信量が増量します。
具体的にはdカードに設定すると月々1GB、dカード GOLDに設定すると月々5GBが贈呈され、それぞれ速度の制限なく利用可能。特典は2021年9月からの提供予定となっています。
また、dカード GOLDを契約し、ahamoの携帯電話番号をdカード GOLDの携帯電話番号として登録している場合、毎月のdカード GOLD利用金額のうち100円につき10%のdポイントが進呈されます(上限は300ポイント/月)。
ahamoで契約しても、dカードをうまく使うことでデータ通信量やdポイントがお得に運用できるので、乗り換えを検討している人はこちらも合わせて確認してみましょう。
【参照】NTTドコモ 報道発表資料
※データは2021年5月下旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦