Google Homeアプリと連携するAIスピーカー「Google Nest」シリーズは2台セットで使うと超便利!
2021.06.10「OK Google」の掛け声で様々な操作ができるGoogleのAIスピーカー「Google Nest(Home)」。ただのスピーカーではなく対応している家電と接続して声で操作できるなど便利な製品です。
家に1台あるだけで便利な製品で、筆者も普段から自宅で愛用しているのですが、実はGoogle Nest(Home)は2台以上をセットで使うとさらに便利になります。では、その活用法を紹介していきましょう。
Google Nest(Home)が2台あるとできることとは!?
早速、GoogleのAIスピーカー「Google Nest(Home)」を2台以上使って楽しめる便利機能について紹介していきます。
ちなみに「Google Home」という名称は旧世代の製品につけられているもので、2019年よりGoogle製のAIスピーカーは「Google Nest」シリーズとして統一されています。
また、GoogleのAIスピーカー2台をペア設定するには、同一モデルでないといけないという制限があるので注意してください。
Google Nest(Home)を2台ペアリングしてできること【ステレオ再生】
映画などの動画コンテンツを楽しむ際には、Google Nest(Home)2台を左右に配置して、ステレオ再生する方法がおすすめ。というのも、GoogleのAIスピーカーとしては最新モデルである「Google Nest Audio」であっても1台ではモノラル再生にしか対応していません。
1台では音質が悪いというわけではありませんが、より立体的な音声を楽しみたいのであれば、PCの両サイドにスピーカーを配置するといった活用をすると良いでしょう。
ちなみにGoogle Nest(Home)2台をただ左右に配置するだけではステレオ再生はできず、臨場感のある音声を楽しむためには「ペア設定」をする必要があります。ペア設定は「Google Homeアプリ」から行えるので、忘れずに設定しましょう。
なお、ステレオ再生に関しては対応していない製品もあるので、購入前に必ず確認しておきましょう。
【参照】ステレオ サウンド用に 2 台のスピーカーをペア設定する
Google Nest(Home)を2台ペアリングしてできること【マルチルーム操作】
Google Nest(Home)2台で、というよりは“2台以上の複数台で”使用できる機能として「マルチルーム操作」というものがあります。これは複数のGoogle製スピーカーを別々の部屋に配置し、グループ化することで複数の部屋で同じ音楽を再生したり、メディアを転送したりといった操作ができるものです。
「OK Google」の掛け声でスピーカーを動かす際には、最も近い位置にあるスピーカーのみが反応するようになっているので、複数のスピーカーが一斉に話し始める心配は基本的にありません。
Google Nest(Home)を2台使ってできること【Duo通話】
GoogleのAIスピーカーを2台以上ペアリングするのではなく別々の家に配置し、別々のGoogleアカウントと紐づけることで「Google Duo」を使った通話が可能になります。Google Duoは電話番号とSMSメッセージを受信できるスマートフォンがあれば、無料で使用できるサービスとなっています。
Google Duoはスマートフォンでも利用できるサービスではありますが、据え置きのスピーカーで通話をしながらスマートフォンで別の操作をする、といった使い方が可能。
また、「Google Nest Hub Max」のようにAIスピーカーにディスプレイ・カメラがついている製品であれば、ビデオ通話も利用できます。「Google Nest Hub」の場合、ディスプレイはあるもののカメラは非搭載なので、相手のビデオを見ることはできますが、こちらの映像を送信することはできません。
単身赴任中で家族と離れて暮らしている人や、実家が遠い人にぜひ利用してほしい方法です。特にコロナ禍でなかなか遠方に出向くことが難しい昨今ですから、気軽にビデオ通話といった機能が使える製品を購入してみても良いでしょう。
※データは2021年5月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/佐藤文彦