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フリーランスに聞いた独立1年目の職業とリアルな収入

2021.06.07

フリーランス名鑑「フリーランス初年度の収入事情」に関するアンケート

フリーランスはいつ働いても、いつ休んでもいい。基本的に自由だ。しかし、その自由を得る代償として、多くのフリーランスが、収入面の不安を少なからず抱えているものだ。

では、フリーランスは駆け出しの1年目、どれほどの年収を稼げるものなのだろうか?

そこで、国内最大級のフリーランスのポータルサイト「フリーランス名鑑」ではこのほど、20〜60代のフリーランス男女100名を対象に「フリーランス初年度の収入事情」に関するアンケートを実施した。

フリーランス100名に聞いた、収入事情に関する調査

フリーランス1年目の年収は、1位「〜200万円」(82%)、2位「300万円台」(12%)、3位「400万円台」(5%)となった。調査対象者のほとんどの方が、フリーランス1年目の年収は200万円以下という結果だった。

また、フリーランス1年目の際の職業として、最多が「Webライター」(36名)でダントツだった。以降、「イラスト・グラフィック・ロゴデザイナー」(14名)、「Webデザイナー」(7名)、「ブロガー・アフィリエイター」(6名)と続いた。

さらに、フリーランス歴を聞いたところ、「2〜3年目」(36%)がもっとも多く、次いで「1年目」(30%)、「5〜10年目」(16%)という結果に。

フリーランス1年目の悩みは「自分の報酬の決め方が分からない」「安い単価で引き受けてしまい、消耗してしまう」「確定申告の仕方が分からない」「法律面の知識がないため、契約書作成や報酬支払が大変」「不安定」「仕事が見つからない」など様々なものが挙げられた。

具体的には以下の通り。

Q.フリーランス1年目で苦労したことは何ですか?また、それを踏まえてこれからフリーランスになる方へアドバイスをお願いいたします。

新しい仕事は楽しかったのですが、お金を稼げるようになるまでは貯金を切り崩しながらの生活でした。今後いつになったら生活が安定するのか不安は大きかったです。フリー転向を考えている方は向こう数か月は無給になっても良いように、貯金は少しでも多く確保しておきましょう。
(30代・女性・Webライター・フリーランス歴2〜3年・1年目年収〜200万円)

フリーランスになって1番困ったことは、自分の仕事に対する報酬決めの部分です。とても安い金額で仕事を受けてしまって、苦労してやった仕事の割に二束三文の報酬しかもらうことができず、大変な思いをしました。これからフリーランスになる方はなる前に適度な仕事を受けてみて、仕事への対価をちゃんと把握しておくべきだと思います。自分の仕事への報酬がどれくらい貰うべきかを判断できるようになってからフリーランスになるのがおすすめです。
(50代・女性・Webライター・フリーランス歴2〜3年・1年目年収〜200万円)

休暇のとり方に苦労しました。常に納期に追われる状態で休みが全く取れませんでした。仕事を受注した時に、前もって休みの日や連絡が取れる時間帯もきっちり決めておくべきでしょう。時間外は(緊急時以外)は返事が出来ないと告げておくのが大切です。でないとクライアントによっては平気で夜中に電話が掛かってきたりしますプライベート時間が取れなくなり心が休まりません。
(50代・男性・グラフィックデザイナー・フリーランス歴10年〜・1年目年収400万円台)

自己アピールが苦手だったので、初めは新規の案件を獲得する際の自己紹介・提案などがどうしても控えめになってしまい、なかなか新規案件が獲得できず苦労しました。そのようにならないためにも、自分のスキルを客観視できる要素(ポートフォリオ、資格)を持ち、自信を高めていく、また、スキルの裏付けを作っていくのがいいと思います。
(40代・男性・イラストデザイナー・フリーランス歴2〜3年・1年目年収400万円台)

特に苦労したのは確定申告です。今までの人生で一度も確定申告したことがなかったためたくさん調べて何とか終わらせました。最初からこまめに記録をつけていればと後悔しました。これからフリーランスになるのであれば時間の余裕があるうちに税金関係等の勉強をして対策をとっておくと良いと思います。
(20代・女性・Webデザイナー・フリーランス歴2〜3年・1年目年収〜200万円)

時間の管理が大変でした。在宅勤務であるため、時間を選ばずできると思い、時間管理も行わず作業をしていたことで業務の質が落ちたような気がしました。現在は時間の管理を徹底して行っているため、もし在宅フリーランスを考えている方には「週〇回でこの時間帯に集中してやる」と決めて業務に取り組むのがいいと思います。
(30代・女性・アフィリエイター・フリーランス歴4〜5年・1年目年収〜200万円)

顧客とトラブルが起きても良いように、法律的な知識を身につけておけばよかったと思います。報酬後払いで結局満額で支払いを受けることができなかったことがあります。
(40代・男性・システムエンジニア・フリーランス歴5〜10年・1年目年収〜200万円)

自分のできることをどうやって金銭に変えるかを見つける作業にとても時間がかかります。いきなりフリーランスになるのではなく、働きながら休みの日に勉強や作業をこなしてみてそれがある程度軌道に乗ってからでないとフリーランスになるのは難しいと思います。
(30代・女性・動画編集・フリーランス歴1年・1年目年収〜200万円)

スポーツクラブとの契約に苦労しました。契約が取れてもすぐレギュラーレッスンが出来るとは限らず収入を増やしたくてもこの職業は思うように事が運びません。焦らず一歩一歩という感じです。
(40代・女性・インストラクター・フリーランス歴1年・1年目年収〜200万円)

当初は単発的な仕事が多く、収入も安定せず苦労しました。ただ、単価が低い仕事でも積極的に引き受けていくうちに、継続して仕事を発注していただけることもあり、次第に収入も安定していきました。また、たくさんの仕事をこなすことで、スキルも上がりました。1年目は種まきの時期と考え、経験をたくさん積むことで道は開けるのではないかと思います。
(50代・男性・翻訳家・フリーランス歴2〜3年・1年目年収〜200万円)

<調査概要>
調査対象:20〜60代の男性・女性
対象人数:100名
調査主体:StockSun株式会社(https://stock-sun.com/
調査方法:インターネットアンケート調査
調査期間:2021年4月1日〜19日

出典元:フリーランス名鑑(運営元:StockSun株式会社)
https://freelance-meikan.com/

構成/こじへい

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