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今年8月にデビューする東京メトロ半蔵門線18000系の明るく開放的な室内と利用者ファーストのこだわり

2021.06.07

渋谷、表参道、大手町を通り、さらには東急田園都市線と東武スカイツリーライン・東武伊勢崎線・東武日光線と相互直通運転を行う、東京メトロの半蔵門線。沿線はベッドタウンから東京のオフィス街、さらにはテーマパークやショッピングモールなど、利用者の多い重要な路線だ。

そんな半蔵門線に最新鋭の18000系が登場! 2021年8月のデビューを前にその姿をお届けします!

駅街かけるくんとメトポンといっしょに登場した18000系

半蔵門線ブランドの「鮮やかな紫」

現在半蔵門線で活躍中の車両は、1980年に登場し実に40年以上にわたって活躍してきた「8000系」と、水天宮前〜押上間が延伸した際にデビューした「08系」の2車種。一見、新型に見える08系もそのデビューは2002年と結構前のデビューだ。

そんな中、今回、半蔵門線向けの新型車両として「18000系」が登場。

8000系、08系の端正なデザインを受け継ぎつつ、随所に丸みを持たせ先進性を感じさせるデザインとなっている。

明るいパープルカラーとスタイリッシュなデザインが目を引く18000系

半蔵門線の「ラインカラー」であるパープルも、過去の2車種より大幅に明るいテイストのカラーを採用。

さらに同じパープル系でも、様々なテイストのパープルカラーを車内外の随所に取り入れている。

これはオフィスシーンや日々の買い物、レジャーなどいろいろな目的で利用する乗客が想像するそれぞれの「パープル」をイメージしたとのことで、見方によって車両の印象が大きく変わるのが面白いポイント。個人的にはどこかグレープな香り!? が感じるような印象を受けた。

地下鉄というとどうしてもトンネル区間が多いので、こうした明るく柔らかなデザインは、乗客の気持ちまで明るくしそうだ。

奥から8000系、08系、18000系。ずらりと並んだ半蔵門線ファミリー

車内も明るい! 全車にフリースペース完備!

気になる車内もグレードアップ! 特にありがたいのはバリアフリー面の強化だ。

筆者にも息子が生まれ、ベビーカーを押しての列車移動も多くなってきた。こうした時に気になるのが、ふとした段差や車内でのベビーカーの取り回しだ。

今まで多くの鉄道車両や駅施設に施されたバリアフリー対策を取材してきたが、実際に自分でベビーカーを押すようになって気づくことがたくさん出てきた。

ベビーカーや車いす利用時は車内ではフリースペースを使うことが多いが、そもそもそれが何号車のどこにあるのかがわからないと乗車時に困る。

そこで18000系では10両編成すべての号車にフリースペースを設置。

さらに車外に大きなピクトグラムをつけているのでその位置も確認しやすい。

ホームにいてもどこにフリースペースがあるか一目でわかる大型のピクトグラム

各号車の車端部にあるフリースペースと優先席。ヒップレストも装備

フリースペースに一番近い乗降口のドアレールはベビーカーなどの車輪が引っかかりにくくなっている

加えて従来車の8000系に比べ、ホームと車両の高低差を60mm軽減。

フリースペース近傍の乗降ドアはドア開閉に使用されている「ドアレール」に切欠き加工がされており、車輪のひっかかりが起きづらい工夫がされている。これがかなりありがたく、特に乗降時にドアレールにベビーカーなどの車輪が引っ掛かると、少々怖い思いをしたりするのでこれはうれしい工夫!

細かーいところではドア出入口の下部もホーム側に約10度傾いており、気持ちスロープっぽくなっている。こうした点もスムーズな移動に大貢献する!

強化ガラスをふんだんに使って明るい車内に仕上げている

裾仕切が透明というだけでここまで開放感が出る!

ドア上部には案内モニターのほか、セキュリティカメラも装備

車内も車両間の貫通引戸やシート脇の裾仕切、荷棚に透明な強化ガラスを採用。

日本の伝統的な織物の柄をレイアウトしたツートンのパープルのモケットが鮮やかながらも上質で、開放感あふれる車内を演出してくれる。

この車両は自社線以外にも、東急、東武とかなり広域で運行される車両だけにインパクトある車両は東京メトロの広告塔にもなるはずだ。

新型コロナ対策&他社と共通化を目指す運転機器

気になる新型コロナ対策だが、シートには新型コロナウイルスにも有効な抗菌・抗ウイルス加工が施された生地が使用されており、合わせて消臭加工もされている。

車両全般にも同じく抗ウイルス・抗菌処理が実施されていて、ほかにも車内にも窓開けの開口量の目安を表すステッカーが貼り付けられており、適切な換気がしやすいように工夫されている。

新型コロナ感染拡大対策の一環として貼られているシール類

シート生地にも衛生的なものを採用した

東京メトロ半蔵門線は先述の通り、自社以外にも東急、東武線にも乗り入れ運行が行われている。そのため、運転機器もなるべく共通化が図られている。これにより、各社の運転士さんも他社の車両であってもスムーズに運転機器が取り扱えるように配慮されているわけだ。

鉄道の運転台には様々なタイプがあるが、18000系の運転台は両手で持つT字形の「ワンハンドルマスコン」というものが採用されている。手前に引くと加速、奥に押し込むとブレーキが掛かるようになっているのだが、この形状は東急・東武の車両でも同じ形状のものが採用されている。

ちなみに東京メトロ内でも、JR線に乗り入れる東西線や千代田線の車両は片手で扱うタイプの「ワンハンドルマスコン」が採用されている。これも乗り入れ先の仕様に合わせるという配慮からだ。

乗り入れ先の運転士さんも使いやすいように設計された運転室

東京メトロの新車というと2019年に営業運転を開始した丸ノ内線向けの2000系に採用された、モバイル機器充電用のコンセント設置がちょっと話題になった。ただこの2000系以降、電源コンセントについては搭載が見送られている。

18000系は比較的乗車時間も長い人も多そうなので、設置したらよかったのに……と思いつつ、18000系の設計に関わった東京メトロの車両部設計課長 荻野 智久さんにこの疑問を尋ねてみた。

「丸ノ内線は他社乗り入れがなく、自社だけで完結する路線ということもあり、車内コンセントなど新しい試みがチャレンジしやすいという環境がありました。ただ半蔵門線は他社線にも乗り入れることから、なるべく車内設備についても共通化を図る必要がありまして……」ということで、電源コンセントの設置は見送られている。

確かに乗り入れ先で故障したり、さらには他社車両にはない電源コンセントが18000系だけにあるといろいろと不具合があるのかもしれないが、何回か丸ノ内線のコンセントを利用したことがある筆者としては、ぜひ他形式にも搭載を期待したい!!

18000系とお揃いのパープルのネクタイで解説にあたる、車両部設計課長 荻野 智久さん

終焉迫る半蔵門線最古参の8000系

東京メトロ半蔵門線新型車両18000系は2021年8月にデビュー予定。その後も徐々に編成数を増やし、ベテラン車両の8000系を置き換えていく予定だ。

取材・文/村上悠太

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