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大人のカジュアルは品の良さがキモ!プチプラで作る男の最強コーディネート

2021.06.06

前編はこちら

著者『見るだけでパっと決まる! 男子ファッション最強図鑑』で、悩める男性の心をわしづかみにしている、スタイリストの山本あきこさん。前編では、「逆三角形」と「清潔感」という、本書の基本ポイントを紹介した。

後編は、ずばり「大人の男のカジュアル」。スーツスタイル以上に正解がわかりにくい世界をどう攻略するか。こちらについても、山本さんは、わかりやすく教えてくれる。

ポイントは「カジュアル8割:品2割」

まず、大きなポイントが「カジュアル8割:品2割」という黄金比率。若干の品のよさを見せられるかが、成否の分かれ目という。その具体的な方法は2つ。1つめは、「フィット感のあるアイテムで品を作る」。

「例えば、シャツのボタンがキュッと一番上まで留まっている状態を見ると、人はきちんとした印象を受けます。逆に、2、3個開いていれば砕けた印象を受けますよね。品とは『きちんと感』のこと。つまり、フィット感があるほうが、品があるように見えるのです」

品を出すために、新たな投資をする必要はない。前編で取り上げた、テーパードパンツといった必須アイテムが効果を発揮するそうだ。

もう1つが、トラッドスタイルに代表される「エレガントな小物」をコーデに加えることだという。これもいくつか提示されているが、メガネもそれに含まれていてちょっと意外。もちろん、メガネなら何でもいいわけではなくて、おすすめはウェリントンタイプやボストンタイプのフレーム。前者はクールな印象に、後者だと柔らかい雰囲気を醸し出してくれる、というのが理由。

エレガント小物などで品を出す(本書より)

メガネの話を続けよう。山本さんは、これを「1つ絶対に持っておいてほしい」とまで力説する。視力に問題ない人やコンタクトレンズ派でも、だてメガネを調達しておくべしというくらい。それは、顔まわりにツヤを出せる、小顔に見える、コーデ全体の引き締め役になってくれるという数多くのメリットがあるから。最初の1本を選ぶなら、前掲のウェリントンタイプで太めのフレーム。色は好みでとのこと。

蒸し暑くなる季節は“究極の爽やかさ”で

コーデにおいて難易度が高く感じるのが「配色」。この色のシャツだとボトムスの色はどうあるべきかなど、悩みだすとキリがない。特にこれからは、湿気と暑気で汗ばむ時期。着こなしもルーズになりがち。

それでも“究極の爽やかさ”を狙いましょうと、山本さんはエールを送る。そのためにすすめられているのが、ネイビーTシャツ、デニムシャツ、ホワイトのトートバッグの3点セット。

ブルー系カラーであるネイビーもデニムも、「コーデ全体のトーンを明るく爽やかに」する効果があり、ホワイトのトートバッグは「清潔感と健康的なイメージをプラスしてくれる」という意味でイチオシ。ネイビーTシャツは、ナノ・ユニバースの「アンチソーキッド」やUNIQLO Uの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」を挙げる。デニムシャツについては、ユニクロの襟つきが一番候補に。

夏こそ究極の爽やかで決める(本書より)

デートシーンのコーデも簡単にできる

独身男性なら、「自分の服装がどう見られているか」が、もっとも気になるのは恋人だろう。言うまでもなく、パートナーにダサく思われないコーデにも秘訣はあり、山本さんはまる1章を割いて解説している。

1つのやり方は、ワンツーコーデに開襟シャツを加えるというもの。ワンツーコーデとは、Tシャツとパンツだけで済ますお手軽なコーデ。単独行動なら問題ないが、デートシーンでは、もう少しおしゃれ度をアップさせたいところ。

そこで、Tシャツの上に開襟シャツを重ねる。たったこれだけで「デート仕様に早変わり」するのだから、やならない手はない。ボトムスについては、「腰回りにゆとりがあり、座るのが楽なアンクルパンツがベスト」だそう。

もう1例が、クールビズにもマッチする、透けない黒のポロシャツと涼しげなライトグレーのパンツという組み合わせ。そして、取り入れておきたいのが「黒散りばめ大作戦」。コーデの中にさりげなく黒いアイテムを幾つか身につけておくことで、「シャープで男らしい印象」に。黒ぶちメガネや黒の革靴などをまとい、相手の好感度をアップさせよう。

ワンツーコーデも開襟シャツ1枚で見違えるように(本書より)

世の中が「新しい生活様式」になろうとなるまいと、服装の法則は不変だ。本書を参考に、自信のあるファッションスタイルを目指してほしい。

著者:山本あきこさん プロフィール
スタイリスト、ライフ&ファッションスタイリスト協会代表。ファッション誌や広告など多くのスタイリング経験を生かし、「モデルではなく一般の人でもプロのスタイリストに気軽に相談できる場をつくりたい」と2013年より毎月個人向けのパーソナルスタイリングやスタイリングを教える講座などを開始し、独自のコーディネート理論を確立。以来、予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れない」スタイリストに。これまでのクライアント数は1万人以上にのぼり、作ったコーディネート数は30万を超える。ベストセラー『毎朝、服に迷わない秋/冬 暖かいのにおしゃれになれる』(ダイヤモンド社)など著書多数。なお、6月4日には、MBさんとのスペシャルトークライブをZOOMで開催。
YouTubeチャンネル:「山本あきこ なぜおしゃチャンネル

イラスト:ma2(マツ)さん プロフィール
イラストレーター・漫画家。ネットに掲載していたイラストが注目され、2018年にイラストブック『サラリーマンイラストブック 何気ないしぐさ135』(日貿出版社)を出版。男女共に「ずっと見ていたい!」「癒される」「かっこいい!」と評判に。現在、コミッククリエで『目の毒すぎる職場のふたり』、FEEL YOUNGで『私たちが恋する理由』を連載中。
Twitter:https://twitter.com/ma2_siva

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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