1か月20GBのデータが利用できて、2,728円と格安のau新プランpovo。基本プランは通話よりもSNSや動画視聴などをメインで使うユーザー向けだが、5分間の無料通話やかけ放題もトッピングで追加できるなど、幅広いニーズに対応している。通信費の節約のためにpovoへの乗り換えを考えているなら、併せて自宅のネット環境を見直してもいいかもしれない。
そこで本記事では、povoへ乗り換えをした後にauユーザーが対象となる「auひかり」の割引はpovoにも適用されるのかと、povoユーザーにおすすめの光回線を紹介する。
auからpovoに移行したら「auひかり」とセットのスマートバリューはどうなる?
auでは、対象となるスマホの料金プランと「auひかり」などの家庭用のインターネットサービスを同時に利用すると、毎月の携帯料金が割引になる「auスマートバリュー」と呼ばれるサービスがある。まず、povoではこういった割引サービスが適用されるかについて見ていこう。
povoではスマートバリューは対象外
結論から言うと、povoではauスマートバリューの割引は適用されない。ただ、ほとんどの場合スマートバリューの割引適用後のauプラン料金よりもpovoの料金の方が安くなるため、適用がなくてもpovoへ移行した方がお得になる。
その他の割引はpovoで適用になる?
ちなみに、auではスマートバリュー以外にも「2年契約N」や「家族割」などの割引特典がある。povoはもともと基本料金が低価格に設定されていることもあり、こうした割引のほとんどは適用の対象外となるが、auからの乗り換えであれば端末代金が割引になる「かえトクプログラム」は引き続き利用可能だ。これは、購入から25か月後までに2台目への買い替えを行うことなどを条件とした端末代金割引サービス。また、2021年夏までにauからpovoへの乗り換えを済ませれば、契約している家族の人数によって基本料金が割引になる「家族割プラス」の”人数カウントの対象”に含まれる。ただし、これによって割引を受けられるのはauを利用中の家族のみであり、povoユーザー自体は割引の対象外なので注意しよう。
povoに乗り換えをしたら「auひかり」は解約すべき?おすすめの光回線はある?
先述した通り、povoは「auひかり」の割引特典の対象にはならない。では、auからpovoへ乗り換えた場合、光回線はどのような基準で選んだらよいのだろうか。「auひかり」を使い続けるメリットも含めて詳しく紹介する。
光回線を選ぶポイント
光回線の多くは「auひかり」のように、キャリア回線とセットで料金がお得になるサービスを提供している。セット割引のないpovoの場合、光回線を選ぶ際に注目したいのは、通信速度や月額料金、キャッシュバック、工事費などの価格面だろう。通信速度を比較する際は、各事業者が発表している最大速度ではなく、実測値を参考にすると良い。
光回線は2~3年の契約年数が設けられていることが多く、契約期間以外で解約してしまうと違約金が発生するケースも少なくない。事業者によっては、契約年数を規定していないフリープランもあるが、契約期間のあるプランと比べると料金は高めに設定されている。生活環境が変化する可能性も含め、自分の場合はどのプランがお得なのか入念に検討しよう。
povoユーザーでも「auひかり」を使い続けるメリット
auユーザーがpovoに移行しても、割引の対象とはならない。しかし、
auからpovoに乗り換え、割引がなくてもauひかりを使い続けるメリットもある。例えば、多くの光回線はフレッツ光の回線を利用したサービスだが、auひかりはKDDI独自の回線を利用しているため、回線の混雑が起こりづらいとの声もある。「速い」と実感しているユーザーも多く、安定した通信を求めるならauひかりの継続利用がおすすめだ。また、戸建て住宅に住んでいる場合、auひかりは3年目以降の月額料金が他社と比較すると安めに設定されている。長期での利用を前提とするなら、auひかりがお得かもしれない。
「auひかり」以外のおすすめ光回線
光回線は、戸建てか集合住宅かによっても料金が異なり、提供されている地域にも違いがある。auひかりの場合、関西や東海地方の一部地域の戸建て住宅には対応していないことから、その場合は他の回線を選択しなければならない。
一戸建ての場合、安さを求めるなら「So-net光プラス」がおすすめ。全国のエリアに対応しており、基本的にどの地域でも利用できる。オンラインゲームや動画視聴を頻繁に利用するなど、通信速度の速さを重視する場合は「NURO光」も選択肢になる。ただし、NURO光は利用できるエリアが限られているので注意が必要だ。
マンションなどの集合住宅の場合、その建物全体での加入人数や設備によって料金が異なる。そのため一概には言えないが、光回線の中では「So-net光プラス」「OCN光」などが比較的安く利用できる。また、専用設備が必要となる「NURO 光 for マンション」は、居住しているマンションが対応していれば、他の事業者よりも低額で利用可能。
また、近畿地方限定の「eo光」、東海地方限定の「コミュファ光」は、戸建て・マンションともに月額料金が安めに設定されており、該当地域に住んでいるなら有力な選択肢になるはず。
※データは2021年5月下旬時点のもの。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/oki