学生時代、多くの人が何らかの部活に所属し、自分が「これ」と決めた興味関心事に対して時間と情熱を注いでいたことだろう。
では、10代~50代の男女別にみた時に、それぞれの世代・性別で人気の部活動とはいったい、何なのだろうか?
そんな「学生時代の部活事情」に関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の10代~50代の男女を対象にして実施された。
全体TOP2は「テニス(硬式・軟式)」と「バスケットボール」
はじめに、サークルや学校外での部活を除いて、学生時代に入っていた部活について聞いた。現在学生の方には、いまの状況もしくはこれまでの内容で回答してもらった。
調査の結果、「帰宅部/部活は入っていない」人は全体で10.8%、約9割の人は何らかの部活に入っていた/入っていることがわかった。
では、どの部活に入っていた人が多いのだろうかか?全体の1位は「テニス(硬式・軟式)」、2位は「バスケットボール」だった。3位には、文化部から唯一「吹奏楽」がランクインした。「吹奏楽」は女性の割合が高く、女性1位となっている。
4位以降には「バレーボール」、「卓球」、「野球」、「サッカー/フットサル」といった球技が続く。6位の「野球」は、男性では1位だった。さらに8位「陸上競技」、9位「バドミントン」と続く。10位には武道系から「剣道」がランクインした。11位以降は、「美術・イラスト」、「水泳」、「ソフトボール」などが続く。
男女年代別では?「テニス」と「バスケットボール」はすべての年代でランクイン
男女年代別にみてみると、「帰宅部/部活は入っていない」という人は、男女ともに年代が上がるにつれ増加傾向にあることがわかった。年代が下がるほど、部活に入っている/いた人の割合が高いということになる。
全体TOP2の「テニス」、「バスケットボール」は、10~50代まですべての年代の男女でランクインしている。「テニス」は、男性の10代、女性の30代・50代で特に割合が高く1位だった。
全体3位の「吹奏楽」だが、女性ではすべての年代でランクインし、10代・20代・40代では1位となっている。男性ではどの年代も5位以内からはランク外となっているものの、年代が下がるほど割合が高くなる傾向がみられた。 全体4位の「バレーボール」は男性と比べて女性の割合が高く、女性ではすべての年代でランクインしている。男性では、40~50代でランクインした。
また、10代女性で5位にランクインした「美術・イラスト」は女性の割合が高く、特に10~20代で多くなっている。20~30代女性でランクインした「バドミントン」も男性と比べて女性のほうが高い割合だった。
一方で「野球」、「サッカー/フットサル」については圧倒的に男性の割合が高く、男性の20代以降は「サッカー/フットサル」と「野球」がTOP2となっている。10代のみ少し傾向が変わり、「テニス」、「卓球」がTOP2となっている。「卓球」は男性の10~30代で割合がやや高めだった。全体10位の「剣道」は、年代が上がるほど割合が高くなる傾向がみられた。
ランキング外の傾向をみてみると、男性では「柔道」が10~30代に比べ、40~50代でやや割合が高い傾向があった。一方女性は「軽音」、「ダンス」、「料理」が他の年代と比べて10代で高かった点も特徴的だった。また「ソフトボール」は、女性の30~50代で割合が高くなっていた。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
実施時期:2021年4月2日~2021年4月5日
有効回収数:5252サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい