格安な料金プランが人気の楽天モバイル。「楽天モバイルといえばスマホ」とイメージしがちだが、実はモバイルルーターの取り扱いがあることをご存知だろうか?ルーターは、スマホの楽天モバイルユーザーでなくても契約ができる。
本記事では、2020年12月に発売されたルーターの注目機種Rakuten WiFi Pocketの詳細や、サービス内容について解説する。現在新しくルーター契約を検討している方はぜひチェックしてほしい。
楽天モバイルにはモバイルルーターもある!
楽天モバイルから販売されているモバイルルーターは現在3機種。その中でも2020年12月8日に発売された最新機種「Rakuten WiFi Pocket」は、キャンペーン適用時の端末代の安さが注目を集めている。
Rakuten WiFi Pocketの特徴
Rakuten WiFi Pocket最大の特徴は、シンプルな操作性にある。Rakuten UN-LIMIT VIプランで接続する場合、SIMカードを差すだけですぐに利用できるなど、難しい初期設定は一切不要。また、Wi-fi接続操作はSSIDなどを手動で入力する一般的な方法に加え、ルーターのディスプレイに表示されるQRコードを読み取るだけで接続可能な「かんたん接続」機能にも対応している。10台まで同時接続ができるため、複数人での利用にも最適だ。
料金(プランと本体)
*楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/internet/rakuten-wifi-pocket/)より
Rakuten WiFi Pocketの本体価格は通常9,980円。しかし、現在実施している「Rakuten WiFi Pocketだれでも0円お試しキャンペーン」(終了時期未定)の条件を満たした場合、実質0円でRakuten WiFi Pocketを手に入れることが可能だ。「Rakuten WiFi Pocketだれでも0円お試しキャンペーン」の詳細については、公式ホームページをチェックしてほしい。
楽天モバイル公式サイト:Rakuten WiFi Pocket
ルーターの料金プランはスマートフォンのプランと同様、Rakuten UN-LIMIT VIに加入することになる。データ利用無制限で月額料金は3,278円/月と、リーズナブルな価格設定が魅力だ。
さらに、「Rakuten UN-LIMIT VIプラン料金3カ月無料キャンペーン」(終了時期未定、2021年5月27日時点)も併用できるため、申し込みから3か月間は月額使用料が発生しない。なお、2021年5月27日時点においてRakuten WiFi Pocketは在庫切れだが終売ではない。
対応エリアは?
楽天モバイルのルーター対応エリアは、楽天回線エリアとauの電波を利用するパートナー回線エリアの2つ。楽天回線エリア内ではデータ使用量無制限で利用できるが、パートナー回線エリアでは5GBを超えると速度制限がかかってしまう。契約の際は、あらかじめ利用する場所が楽天回線対応エリア内かを公式ホームページで確認しておこう。
公式サイト:通信・エリア
モバイルルーターが繋がらない、速度が遅い時のチェックポイント
楽天モバイルのルーターを使っていると、「通信速度が遅い」「ネット環境に上手く接続できない」といったケースもあるようだ。その際は、以下の2つの内容をチェックしてみてほしい。
対応エリア内にいるか
まずは、接続できない場所が楽天回線エリア・パートナー回線のエリア内かどうかを確認しよう。楽天回線の基地局エリアは拡大しつつあり、パートナーエリアも広範囲をカバーしているものの、まだすべてのエリアで利用できるわけではない。外出先で利用する機会が多い方は、事前に楽天回線エリア・パートナーエリアを確認しておこう。
パートナー回線エリアで5GB以上使用していないか
先述したとおり、楽天回線エリア内であれば無制限で使用でき速度制限もかからないが、パートナーエリアでは一定の条件で速度制限がかかることがある。パートナー回線エリアにおけるひと月あたりのデータ利用量は5GB。これを超えた場合、速度制限がかかり、通常時に比べ通信速度が低下する。
楽天モバイルユーザーならスマホをルーター代わりに使える!
すでに楽天モバイル回線でスマートフォンを契約している場合、新たにルーターを購入しなくても手持ちのスマートフォンをルーター代わりに使用することができる。
Rakuten UN-LIMIT VIでテザリングする
楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT VI」を契約している場合、テザリング機能を使うことで、追加料金不要で外出先でもパソコンやタブレットをインターネットに接続可能だ。テザリングをオプションサービスとするキャリアも少なくないため、楽天モバイルを利用するメリットの一つと言える。
【参考】楽天モバイルはテザリングが無料、無制限で利用できるって知ってた?
ただし、中にはテザリングに対応していない端末もあるため、手元のスマートフォンが対応機種であるか、公式サイト内の以下のページで確認しておこう。
楽天モバイル公式サイト:楽天回線対応製品
パートナー回線接続時はテザリングに要注意
先述した通り、Rakuten UN-LIMIT VIプランでauの電波を利用したパートナー回線に接続した場合は月々のデータ利用上限は5GB。データ利用量が5GBを超えると、使用できなくなるわけではないが、それ以降は速度制限がかかる。そのため、パートナー回線内でテザリングでパソコンなど使い際にはデータ使用量に注意しよう。
文/oki