豊富なポイント還元キャンペーンで注目を集める、楽天モバイル。乗り換えたい気持ちはあっても「楽天モバイルの対応エリアがどこなのか」「自身の生活圏が楽天回線に対応しているか」など、楽天モバイルの対応エリアが気になっている人も多いはずだ。
そこで本記事では、楽天モバイルのエリアを確認する方法を解説する。楽天回線が届かないエリアではどのような状況になるのかも、併せてチェックしてほしい。
楽天モバイルの通信エリアは2種類ある
まず、覚えておきたいのが楽天モバイルの通信対応エリアは、楽天回線エリアとパートナー回線エリアの2つがあるという点。はじめに、これらの違いについて理解しておこう。
楽天回線エリア
楽天回線エリアとは、楽天モバイルの基地局を利用している通信エリアのこと。2021年5月現在、東京・大阪といった主要都市や県庁所在地などの人口密集地が主な対象エリアになっている。ちなみに、楽天モバイルの高速データ通信が無制限で利用できるのは、この楽天回線エリアだけ。
パートナー回線エリア
パートナー回線エリアとは、au回線にローミング接続する通信エリアのこと。楽天回線エリアが繋がらない場所の電波を補うために、一時的にau回線が使われている。ちなみに、au回線は4G LTEで人口カバー率99.9%を誇る通信回線。このau回線をローミング接続するパートナー回線エリアなら、地方や山間部、電波が弱い屋内でも快適に利用できる。
楽天モバイルのエリア、接続中の回線確認方法
ここでは、楽天モバイル対応回線エリアの確認方法と、今どちらの回線に接続されているかを確認する方法を紹介する。
エリアはサービスエリアマップをチェックする
*楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/)より
楽天モバイルの通信エリアを確認したい場合は、楽天モバイル公式ホームページ「サービスエリア」をチェックしよう。このページでは、4G LTE対応エリアと5G対応エリアを分けてエリアをチェックできる。指定の住所を入力したり、マップを拡大したりすると、ピンポイントで対応サービスエリアが確認できるため、自身が利用したいエリアの状況が一目でわかる。
なお、サービスエリアマップの最新情報は随時更新され続けるため、定期的にチェックしよう。
接続回線はmy楽天モバイルアプリで確認する
今、どちらの回線が使用されているのかは「my楽天モバイル」アプリから確認できる。これは、楽天モバイルユーザーのために用意された公式アプリで、my楽天モバイルアプリを開くとトップ画面に現在接続している回線が表示される。ただし、現在通信エリアの確認ができるのはAndroid版のみ。iPhoneのiOS版はすでにアプリは存在するものの、接続回線の表示には対応していない(2021年7月以降に対応予定)。
楽天モバイルエリア外だと電波が悪い?回線速度や料金はどうなる?
楽天モバイルエリア外の場合、電波状況はどうなのだろうか?ここでは、楽天モバイルエリア外の回線速度や料金の詳細について解説する。
エリア外でも問題なく利用できる
楽天モバイルは、楽天回線エリア外でも問題なく利用できるとの評判・口コミが多い。その理由としては、先述したau回線にローミング接続できるパートナー回線エリアの存在が大きい。楽天回線が繋がらない場所は、au回線に切り替えられるため、楽天回線が繋がらないエリアでもau回線が届いていれば問題なく利用できる。なお、回線の切り替えは端末が自動で行うため、手動で設定する必要はない。
5GBまでは高速通信が利用できる
楽天モバイルエリア外で高速データ通信が利用できるのは5GB/月まで。それを超えると通信速度が1Mbpsに制限されてしまう点は覚えておこう。パートナー回線エリア高速データ通信の残容量はmy楽天モバイルの「国内ローミング」の項目でチェックできる。
なお、必要があればパートナー回線エリアの高速データ通信容量を追加購入することも可能だ。プランとは別に追加料金が発生するが、1GB~5GBまで必要な容量を選択して購入することができる。決済が終了すると、すぐに追加データがチャージされるため「1Mbpsが遅い」と感じる人は高速データ通信容量を追加購入することも検討してほしい。
Rakuten LINKを使えば通話料金は無料
楽天回線エリア外でも、「Rakuten LINK」アプリを使えば通話料は無料。Rakuten LINKとは、国内通話がかけ放題になる楽天モバイル専用公式アプリ。ネット回線を利用したIP電話のため、楽天回線エリア外でもauのパートナー回線を使って通話できる。なお、パートナー回線エリアでRakuten LINKによる通話をしても、高速データ通信容量を消費することはない。
今後のエリア拡大予定
総務省が開示している「無線基地局免許状等情報」によると、2021年4月時点での楽天基地局の設置数は全国で20,000弱。楽天モバイルは、「2021年夏頃までに楽天回線エリアの人口カバー率は96%になる見込み」と発表しており、現在進行形でエリア拡大を急速に進めている。
楽天モバイル公式ホームページのサービスエリアマップでは、「2021年6月末」「2021年秋以降」の項目にチェックを入れてエリアの拡大予定を調べることも可能だ。自身の生活圏が、今後楽天モバイル回線エリアになるのか気になる人は、定期的に最新情報をチェックしておこう。
文/oki