スマートフォンよりも大画面でゲームや動画視聴、電子書籍の閲覧が楽しめるタブレット。アップルのiPadシリーズが代表的ですが、AndroidやWindowsを搭載した製品も存在しています。
製品にもよりますが、SIMカードを挿入してデータ通信が行えるタブレットであれば、格安SIMとセットで使うのもおすすめです。では、格安SIMでタブレットを使用するメリットやおすすめのLTE通信対応タブレットを紹介していきましょう。
LTE通信対応タブレットは格安SIMで運用するのがおすすめ?
LTE通信に対応しているタブレットであれば、格安SIMを挿入して屋外でもデータ通信が行えるようにすると便利です。格安SIMであれば自分の使い方に合わせたプランに加入することで月額料金を抑えられるので、お得に運用することができます。
というのも、もともと格安SIMは通信キャリアの基本料金よりも安くデータ通信ができるのですが、ドコモ・au・ソフトバンクで割安な20GBプランの提供を開始したこともあり、これまで以上に格安SIMの基本料金が下がっています。
ぜひ、このタイミングでタブレットと格安SIMの組み合わせを検討してみてはいかがでしょうか。
格安SIMでタブレットを使うメリット【屋外でデータ通信が行える】
格安SIMでタブレットを使う最大のメリットは、屋外でもWi-Fi環境を気にすることなくデータ通信ができるという点。自宅にWi-Fiがないという人にもぴったりでしょう。
例えば通勤中に動画を見たり電子書籍を読みたいけどスマートフォンだと画面が小さくて見にくい、と感じている人にはおすすめの運用法です。
格安SIMでタブレットを使うメリット【月額料金を抑えられる】
タブレットでデータ通信はしたいけど、できるだけ月額料金を抑えたいという人にも格安SIMはおすすめ。特にデータ通信はあくまで補助的な役割で、月々に使用するデータ通信量はあまり多くないという人におすすめとなっています。
例えばMVNOの「mineo」ではデータ通信のみのプランで月々1GB/880円。「IIJmio」ではデータ通信のみで月々2GB/748円のプランがあります。屋外でのデータ通信は少しだけという人にはピッタリの運用法でしょう。
mineo
IIJ mio
ドコモ・au・ソフトバンクはタブレットプランも用意
ちなみにドコモ・au・ソフトバンクでスマートフォンの契約をしている場合は、月々1100円前後でタブレット用のSIMを運用するプランが利用できます。基本的には、スマートフォンで使用できるデータ通信量をタブレットでもシェアできるプランとなっているので、特に大容量プランで契約している人にはおすすめです。
【参照】ドコモ データプラス
楽天モバイルには、執筆時点(2021年5月)でタブレット用のプランがなく、タブレットにもSIMカードを挿入したい場合は2回線目を契約する必要があります。
おすすめのLTE対応タブレットを紹介
では、LTE通信に対応したおすすめのタブレット製品を紹介していきましょう。LTE対応タブレットは、Wi-Fiモデルと比較すると製品数が少ないので、根気よく探していきましょう。
LTE通信対応のおすすめタブレット【iPad Air(第4世代)】
タブレットの代名詞的存在であるiPadシリーズですが、中でもおすすめなのが「iPad Air(第4世代)」です。先日上位モデルである「iPad Pro」の最新モデルが発表されましたが、普段使いであればiPad Airでも十分なスペックでしょう。
ディスプレイサイズは10.9インチで、CPUにiPhone 12シリーズと同じ高性能の「A14 Bionic」を採用しています。そのため動きはなめらかで動画視聴や電子書籍・新聞の閲覧といった動作であれば快適でしょう。
データ通信が行えるモデルは、Apple Storeでの最安構成で8万5580円から。iPad Proと比べると手に取りやすい価格で、ディスプレイ側面には指紋認証センサーが搭載されているので、屋外での使用にも適した製品です。
【参照】iPad Air(第4世代)
LTE通信対応のおすすめタブレット【Lenovo Yoga Smart Tab】
普段Androidスマートフォンを使用している人であれば、同じくAndroid OSを搭載したLTE対応タブレット「Lenovo Yoga Smart Tab」がおすすめ。ディスプレイサイズは10.1インチで、カバーをつけなくても背面のキックスタンドを使って画面を立てられるのもポイントです。
Android OSを搭載しているので、Google Playストアからアプリのインストールも可能。Androidスマートフォンとほぼ同じような環境で使用できるほか、「OK Google」の掛け声で手を触れずに操作をすることもできます。
※データは2021年5月上旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦