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中央集権ではない金融取引の理想形「DeFi」が注目される理由

2021.07.17

ビットコイン以外の暗号資産を指す「アルトコイン」。その代表例は時価総額2位のイーサリアムや、日本で特に人気の高いリップルなどだ。その種類は近年、急速に数を増やしている。中でも注目すべき銘柄は?

「新たな機能」を持った暗号資産も続々誕生中

 時価総額が最も大きい暗号資産はビットコインで、それ以外は「アルトコイン」と総称される。「イーサリアム」や「リップル」といった比較的知名度が高いものから、2017年末〜18年初の1か月に価格が1万倍にも膨れ上がった「ヴァージ」などあまり耳なじみがないものまで、その種類は2000以上にのぼる。急騰をけん引しているのが「DeFi」と呼ばれるサービスだ。個人投資家の田中Shosakiさんの話。

「『Decentralized(非中央集権的)Finance(金融)』の略で、主に分散型取引所(DEX)と、暗号資産の貸し借りができるレンディングの2種類のサービスがあります。暗号資産の貸し借りや売買を分散ネットワーク上で自動執行するため、管理者はいません。

 一方で、ユーザーに『ガバナンストークン』と呼ばれる“投票券”のような暗号資産が無料配布されるサービスが多く、それを行使することでユーザーはサービスの改善などに対して意思表示ができる。これが異常な高値で売買されるようになったことでDeFi人気が沸騰し、資金流入量が増え続けているのです」

暗号資産の時価総額ランキング上位10位

ビットコインが暗号資産全体の時価総額の60%超を占め、世界最大級の取引所「バイナンス」が独自に発行するバイナンスコイン、日本でも人気のイーサリアム、リップルなどが続く。イーサリアムよりも使い勝手の良いコインとして注目されるのがポルカドットやカルダノだ。ドルの価格と連動するテザーは、安定した価格を実現するように設計された「ステーブルコイン」と呼ばれる。1つのコインから派生して新しいコインが誕生することもある。

暗号資産の時価総額ランキング上位10位

中央集権ではない金融取引の理想形「DeFi」が注目される理由

中央集権ではない金融取引の理想形「DeFi」が注目される理由

DeFiへの資金流入量(TVL)が急増し始めたのは20年6月。「Compound」というサービスが利用者に付与した「COMP」という暗号資産の急騰がきっかけだった。2021年に入ってからも右肩上がりとなっている。

【ポイント1】仲介人不要で金融取引ができる

すべてのDeFiサービスは分散型で管理主体がなく、煩雑な手続きの必要がない。自身の暗号資産を保管しておく「ウォレットアプリ」と「取引アプリ」をつないで利用できる。本人確認などは不要。

【ポイント2】意思決定の透明性が高い

トップが強い権限を持つ中央集権型とは異なり、非中央集権型では意思決定権は分散されている。そのため、意思決定には多数のユーザーによる投票などが必要で、運営は透明性が高くなっている。

【ポイント3】新たなビジネスモデルイールドファーミング

DeFiを活用した運用を「イールドファーミング(利回り農業)」という。人に暗号資産を貸して金利を得たり、分散型取引所に暗号資産を預けて流動性供給者としての利回りを得ることができる。

他人に貸して年率7%!ビットコインを「人に貸す」という稼ぎ方

田中Daisuke Shosakiさん

ビットコイン投資家
田中Daisuke Shosakiさん
「チョコモナカ」なるNFT取引所を運営中。twitterは@tanaka_bot_1

 今や暗号資産を貸して金利を得る「レンディング」が広まりつつある。大手取引所「バイナンス」でレンディング(貸し付け)すると、コインによって異なるが7%以上の金利がもらえることも珍しくない。

「DeFiを利用した資産運用をイールドファーミング(利回り農業)と言います。Compoundというレンディング最大手で『テザー』というコインを貸すと、得られるリターンは11%以上。暗号資産取引所大手のFTXだと、一部のトークンでは20%のリターンが得られます」(田中さん)

 さらに、上述のとおりDEXに暗号資産を預け入れてリターンを得たり、無料配布のコインを受け取ることで、時に年利は1000%を超えることもある。

【POINT CHECK】

暗号資産の貸し付けで7%以上の金利がもらえる

DeFiで暗号資産が無料配布されることも

貸し付け・配当・無料配布で年利1000%超も可能に!?

取材・文/向井翔太

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