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コーヒーマニアのEXILE TETSUYAが追い求める〝AMAZINGコーヒー道〟とは?

2021.05.21

EXILE TETSUYAが追い求める”AMAZINGコーヒー道

EXILE TETSUYA といえば、ダンスパフォーマーとしての華やかな活動とは別に、ダンスのパフォーマンス向上の教育における研究分野で、大学の客員教授や早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了するなど、様々な顔を持つことでも知られている。さらに最近注目されているのが、所属事務所「LDH JAPAN」の飲食部門「LDH kitchen」が展開するコーヒーショップ「AMAZING COFFEE」のプロデューサーとしての活躍だ。


コーヒーマイスターの資格を持ち、コーヒー店のプロデューサーとしても腕をふるうEXILE TETSUYA

2015年にAMAZING COFFEEのブランドを立ち上げ、キッチンカーによる様々なイベント出店を経て、201611月、中目黒に1号店をオープン。以降、大阪、横須賀、羽田、渋谷と出店エリアを広げている。

▲AMAZING COFFEEのキッチンカー

EXILE TETSUYA がプロデュースする「AMAZING COFFEE1号の中目黒店 

飲食店をプロデュースする芸能人やアーティストは珍しくないが、AMAZING COFFEEの特色は異業種とのコラボレーションも目立つこと。20191月からはローソンのマチカフェ(MACHI café)とコラボをスタートさせ、これまでに5回のコラボ企画を成功させている。2021525日からは、カントリーマアムとのコラボレーション商品も全国販売がスタートする。

一般的なコーヒーマニアには、ストイックにスペシャルティーコーヒーの味わいを追求するイメージが強い。なぜEXILE TETSUYAはコーヒーマニアでありながら、異業種とのコラボレーションも積極的に行っているのか。彼が追い求めるコーヒー道をズバリ聞いた。


▲AMAZING COFFEE横須賀店は、横須賀市秋谷海岸にある海の家「AKIYA BEACH CLUB」にオープン


AMAZING COFFEE大阪店。ショップの前身であるキッチンカーが看板


AMAZING COFFEE羽田店。他の店舗はテイクアウト専用だが、唯一イートインスペースを持つショップ


AMAZING COFFEE渋谷店は「渋谷PARCO」の3Fにオープン

1杯のコーヒーで、都会に“焚火”を作ることができる

もともと、どちらかというとコーヒーは苦手だったという。カフェモカのような甘い系は飲めてもブラックコーヒーは苦く感じられて飲めなかったし、選択肢があれば紅茶や日本茶を選んでいた。しかし友人が恵比寿に出したコーヒー専門店のオープン日にお祝いに駆けつけた時、そこで飲んだ1杯のコーヒーに衝撃を受ける。

「今思うとあれはスマトラの豆だったんですが、簡単に言うと紅茶っぽい味というか…。深煎りでも浅煎りでもない絶妙な焙煎具合で、豆の複雑な個性をすごく繊細に魅力的に引き出していました。『コーヒーなんて、ただ苦いだけの飲み物』という僕の概念が一気に覆される撃的な味だったんです」(EXILE TETSUYA

そのコーヒー店とは実は、後にサードウェーブコーヒーの先駆として伝説的な存在となる「猿田彦珈琲」の1号店。しかもその時飲んだコーヒーは、アメリカのレジェンド的な焙煎士として知られるジョージ・ハウエル氏の焙煎所で焙煎されたコーヒー豆だった。「たまたま運よく手に入ったから、みんなで味見しようということになり、1杯のサーバーからカップに分けあって飲んでいた場に、たまたま居合わせたんです。今思えば、本当にラッキーな出会いですよね」(EXILE TETSUYA

彼が一気にのめりこんだ理由は、味だけではない。「そのコーヒー店のガジェット(装置、仕掛け)がものすごく素敵でオシャレだなって感じたこと。そして1杯のコーヒーを手にみんなが集まって、たわいもないゆるい話をしていたその場の雰囲気が、なんだか気の合う仲間とアウトドアで焚き火を囲んでいるイメージと重なるものがあったんです。都会の中でも、1杯のコーヒーがあるだけで、こういうリラックスした焚火みたいな環境をつくりだせることに、感動しました」(EXILE TETSUYA)。

しかしその時はまさか、自分が将来コーヒーショップを始めるとは夢にも思っていなかったし、ここまでハマるとも予想していなかった。ただ「なんだか心地いいな」「こういう場所に通いたいな」と思って、その店に通うようになった。そこから「おいしいコーヒーを自分で淹れるにはどうしたらいいのか」に興味を持つようになり、友人であるオーナーに器材を見繕ってもらい、自宅でドリップコーヒーを淹れるようになる。そこから一気にハマりこんでいってしまったという。


EXILE TETSUYAの追求する世界観が凝縮された中目黒店の店内 

やりたかったのはコーヒービジネスというより、差し入れに近い”ふるまいコーヒー”

「今気がついたのですが、僕はその当時、無意識に深くてマニアックな趣味を求めていたのかも知れないですね。もちろんダンスでも、EXILE加入前からマニアックなことを自分の限界まで追い求めてはいたんです。でもEXILEではやはりそれだけでは通用せず、自分の足りない部分を突きつけられることが現実には多かった。そのことに苦しみながらも、でもやっぱりマニアックなことが好きな自分がいる。ダンスとは違うところで、マニアックなものを求めていたところにコーヒーが来ちゃったんですよね。だからもう、嬉しくなって、めちゃめちゃ突きつめちゃったのかもしれないですね(笑)」

しかし最初はコーヒービジネスに興味はなく、やっていたのは差し入れに近いふるまいコーヒーだった。親しい友人やスタッフに、自宅で淹れたコーヒーを差し入れる活動を趣味の一環として行っていたが、そこで感謝されることに、パフォーマーとしての活動と同じくらい大きな喜びを感じるようになる。だが、差し入れのたびに朝から数時間かけて一人で大量のコーヒーをドリップすることに限界も感じ始めた。「より多くの人に、自分の差し入れコーヒーをふるまえたら」と考えるようになり、EXILEのリーダーHIROの勧めもあってスタッフと共にキッチンカーでの提供を開始。コンサートやイベントの出店経験が、実店舗の出店へとつながっていく。

▲ツリーハウスをイメージしたガレージ風の店内は遊び心が詰まったスポットが満載


2階の小屋から見下ろした中目黒店店内。ワールドバリスタチャンピオンシップの大会で公式にも使われている、最高峰のエスプレッソマシーン「ブラックイーグル」がAMAZING COFFEEのブランドカラーに塗装された特別仕様で設置

マニアックに深めるよりも、“間口”を広げたい

では、EXILE TETSUYAが求める理想のコーヒーとは、どんな味わいなのだろう? 

「理想を強いて言えば、僕が最初に飲んだスマトラの豆の味かも……。でも細かく『酸味がこうで、苦みがこれくらいで』という理想ではなく、要はあの時に、あの場で感じた雰囲気が理想なんです。そういう意味では結局、“理想の味”は僕が作り出すものではなく、飲んだ人が感じてくれるものだと思っています」(EXILE TETSUYA

店を訪れる人の多くはコーヒーマニアではなく、パフォーマーとしての彼を応援している女性ファン。そこで特にコーヒー好きでなくても飲みやすく感じられ、それでいてコーヒーらしさの本質は失われない味を追求している。彼が個人的に好きなのは、少し酸味が強めの味わいだが、コーヒーの酸味が苦手という人も多いので、店ではそこまで酸味を感じないようなブレンドにしている。つまりAMAZING COFFEEは、単に彼の好むマニアックなコーヒーを出す店ではなく、コーヒー好きな人を増やすために間口を広げる役割として存在するコーヒー店なのだという。

「ただコーヒーの魅力に目覚めて、『もっと深掘りしたい』と思うようになった方に届くものも揃えていますし、今後はそういう人を増やすための活動もしていきたいと思っています。今はその最初の段階ですね」(EXILE TETSUYA

自身のこだわりよりも、相手が求めるもの……、それは彼が追求してきたダンスにも通じるポリシーだ。「こういうのがかっこいい」と思って踊っていても、見ている人に届かなければ意味がない。それよりも、見てくれている人への想いを込めたり、誰かのことを思って踊ったりするダンスのほうが、スーッと相手に伝わることが多いそうだ。 

「そういう感覚は、ダンスをしていなければ理解できなかったかもしれません。ダンスをしていて本当によかったと思います」(EXILE TETSUYA

AMAZING COFFEEを訪れたことでコーヒーのおいしさに目覚めた、という声をファンからよく聞くという。中には「EXILE TETSUYAさんのおかげでコーヒーが飲めるようになり、コーヒー屋さんに就職しました」「コーヒーマイスターの資格を取りました」という報告も。「そういう声を聞くと、本当にうれしいですね」(EXILE TETSUYA

AMAZING COFFEEEXILEも、目指すものは同じ

AMAZING COFFEEで働いているスタッフも、ダンサーやボーカリスト、デザイナーを目指していたり、自分のコーヒー店を持つことを目指していたり、という夢を抱いた人間が集まっているという。 

「いっしょに夢をかなえていく仲間として、コーヒーがお互いを引き合わせてくれたみたいな、そんな感覚なんですよ。この『人ありき』でできていることが、Love, Dream, Happiness の頭文字をとっているLDHらしいなっていう感じがすごくしているんです。LDHがやろうとしていること、やり続けているのは結局、同じ夢を志す仲間たちを一緒に同じステージに上げて応援し合うということ。EXILEメンバーもそうですし、LDHそのものも、そういうふうに育ってきた会社だと思うんですね。それを僕はずっと見てきているので、そういうやり方しか知らないのかもしれない。だからAMAZING COFFEEのスタッフも、お店に来て下さるお客さんも、なにかそういう夢を持って集まっているメンバーの1人だと思っていますし、僕もそういう気持ちで働かせてもらっています」(EXILE TETSUYA

これからお店の数を増やして、もっと多くの人に届けていこうとしていたところにコロナが来てしまったこともあり、「まだまだ届けられていない」というもどかしさも感じている。でもそこからいろいろ模索して、最近はオンラインにも力を入れ、オンラインでお店に来てもらったような感覚になってもらえるあり方も掴めてきたと感じている。今後はコーヒーセミナーやコーヒー体験などをオンラインでどこまでできるかを探っていきたいと語る。


▲店の世界観を共有できるオンラインショップ(https://www.amazingcoffee.jp)の充実にも力を入れている

「ぼく自身が参加できるタイミングがあればぜひやりたいし、優秀なスタッフもいっぱいいるので、そういう方々と、コーヒーを知りたい人たちの交流の場になってもらえたら嬉しいなと思います」(EXILE TETSUYA


AMAZING COFFEEのスタッフ、菊地良美さんも夢に向かっている1人で、焙煎士を目指している


▲菊地さんは、コーヒーマイスターよりさらに上級の「アドバンスド コーヒーマイスター」の資格を所持しており、EXILE TETSUYAと相談しながら店のメニューを決めるなど商品開発を行っている

AMAZING COFFEEは、エンターテインメントコーヒーショップだと思っている

コロナで多店舗展開が難しくなっている状況の中で、AMAZING COFFEEにとってより大きな意味を持つようになったのが、ローソンのマチカフェとコラボレーションだ。


▲2021年112日に発売された、ローソンのマチカフェとのコラボ第5弾で、「アメージング ジャスミンカフェラテ」&マチカフェ焼菓子初プロデュース商品「あまおう苺のバウムクーヘン produced by AMAZING COFFEE」 現在は販売終了 

「すごくありがたく思っています。やっぱり全国各地のファンの皆さんの自宅近くにあるローソンさんにコーヒーを置いてもらえるというのは、すごいことですよね。カントリーマアムのコラボレーション商品も525日から全国発売されますが、こういったコーヒー店とのコラボレーションは、AMAZING COFFEEに限らずこれから増えていくような気がしています。お互いの強みを出し合って、相乗効果にしていくということが、今後のさまざまな商品開発でもっと必要になっていく気がしていますし、なんならこれからの主流になっていくかもしれない。大きいほうが小さいほうを買収するとか取り込むとかではなく、お互いが長所を出し合うようなコラボレーションが今後増えていったらいいなと思っているんです」(EXILE TETSUYA 

AMAZING COFFEEが目指しているのはコーヒーへの間口を広げるということ。そのためにはアーティストや映画・楽曲など、エンターテインメントとのコラボレーションがあってもいいし、そういうコラボレーションを発生させる場としてのコーヒーショップがあってもいいと思っている。コラボレーションによって、コーヒーを楽しむ人も、作品を楽しむ人も、どんどん拡大していくような場を作りたいと語る。 

「だから僕の中ではAMAZING COFFEEは、エンターテインメントコーヒーショップだと思っているんです。味も大切だけど、味だけじゃない。仲間とのつながり、連帯感、一体感を感じられて、そこから何かが生まれるような場所。ということは結局、最初に衝撃を受けたあの原体験に戻っていくのかもしれないですね。でも自分の中では、初めておいしいと思えるコーヒーを飲んだときのあの雰囲気の再現が、まだできてないんです。なぜああいう良い雰囲気が生まれたのか、それは何なのかをこれから探していきたいですね」(EXILE TETSUYA


201912月より、株式会社CyberZと社内カフェ提携を開始。CyberZ山内隆裕代表と


525日より全国発売される、AMAZING COFFEEとカントリーマアムのコラボレーション商品『アメージングカフェオレ』と『アメージングチョコモ~モ~』。AMAZING COFFEEの大人気ドリンクをイメージした風味となっている


▲ロゴは、友人のファッションデザイナーNIGOがデザイン。コーヒーカップを置いた時の染みをイメージ

取材・文/桑原恵美子

取材協力/株式会社LDH JAPANhttps://www.ldh.co.jp/

株式会社LDH kitchenhttps://ldhkitchen.co.jp

AMAZING COFFEEhttps://www.amazingcoffee.jp/

編集/inox.

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