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テレワークで生産性を上げるためにみんなが意識をしていること

2021.05.17

コロナ禍を契機に、数多くの企業でテレワークの推奨が始まった。テレワークは従業員の安全を守るために大切だが、実際に生産性を保てているのだろうか?

そこでOfficeWithはこのほど、テレワークを実施ている人を対象に「テレワークで生産性は上がったか?作業効率を意識する上で意識していること、妨げていること」などについてインターネットでアンケート調査をした。詳細は以下のとおり。

40%の人が生産性が向上したと回答

テレワークによって生産性が向上したかどうかのアンケートでは、364人中、147名である40.4%が「向上した」と回答した。

テレワーク開始時には戸惑う声も見受けられたが、40%以上の人にとってはテレワークが生産性の向上に役立っていると感じていることがわかった。

一方で、「いいえ(29.9%)」や「どちらでもない(29.7%)」を合わせると60%以上(217名)にものぼる。まだまだテレワークが一般化されていないこともあり、「まだテレワークに慣れない」「オンとオフの切り分けが難しい」という声も多く挙がった。

では、テレワークをするにあたり、生産性向上のために意識されていることについてもアンケートを実施した。

テレワークでは「環境を整えること」こそ最も重要?

テレワークをするにあたり、一番意識されていることは「環境を整える(89名)」との回答が多数だった。

その他、「タイムスケジュールを意識する(75名)」や「オンとオフの切り替えを意識する(66名)」が多くの回答を占め、テレワークをするにあたり、様々な工夫、意識をされていることがわかる。

以下、生産性向上で意識していることの内訳とその内容だ。

・環境を整える:89名
・タイムスケジュールを意識する:75名
・オンとオフの切り替え:66名
・コミュニケーションをこまめに取る:39名
・携帯電話やテレビを見ない:19名
・身なりをきちんとする:17名
・音楽を流す:6名
・その他:53名

その他の意見の中では、「スタンディングデスクの導入」や「メールのやり取りを最低限にする」「昼食後15分仮眠をとる」などの声もあった。

テレワークによって感じた不安、不満、困ったことは?

テレワークでの生産性が向上したと40%以上の方が回答した一方で、全てが順調、不満なく行えているわけではなく、テレワークに移行したことによって感じた不安や困ったことなどについてもアンケートを実施した。

一番多い回答として「職場と同じ要領で仕事がしにくい(105名)」が挙がり、「仕事とプライベートのメリハリがつきにくい(59名)」などやはりオンとオフの境界線に戸惑いを感じる声が多くあった。

その他、テレワークによる不安や不満については下記の結果となる。

・職場と同じ要領で仕事がしにくい:105名
・仕事とプライベートのメリハリがつきにくい:59名
・仕事仲間に相談しにくい:44名
・コミュニケーション能力の低下:35名
・自宅での仕事環境が整っていない:25名
・身体的不調・ストレスを感じる:25名
・生活費の負担が増えた:20名
・メールや電話などで伝えたいことが伝わるか不安:17名
・テレワークで正当な評価を貰えるか不安:8名
・特になし:11名
・その他:15名

回答として目立ったものとしては、「同僚や上司とのコミュニケーション」に関する問題だ。

テレワークだとメールや電話、zoom等のビデオ通話が主なコミュニケーションとなるが、実際に会って伝えていた頃と比べると、「しっかりと伝わっているか不安」という声も。

テレワークをすることで会社にお願いしたいこと

テレワークをしている中で、会社に対しての要望の声も上がっている。

以下、要望内容の内訳。

・生活費の補償:192名
・備品支給:61名
・社員の管理:22名
・特になし:18名
・書類の電子化:16名
・テレワーク環境を整える際の費用負担:14名
・ネット環境の強化:13名
・テレワークの継続:12名
・その他:16名

「生活費の補償」の項目では、「電気代や通信費の負担」が大半を占め、企業側が仕事に必要な経費にあたる部分の負担が足りていないことが浮き彫りになった。

「ネット環境の強化」の項目では、主に「セキュリティが正しくできているのかがわからない」という内容で、会社側にフォローしてほしいとの要望の声が挙がっている。

また、書類等を電子化していない会社も多くあり、テレワークをしているにも関わらず、書類を取りに行ったり、確認したりする為だけに出社することもあるとの回答も。

出社しつつテレワークもしたいとの回答が多い

最後に、「今後もテレワークを続けたいかどうか」についてアンケートを行った。

・テレワークと出社をどちらもしたい(半分は出社等):163名
・テレワークを続けたい:149名
・出社して仕事したい:43名
・どちらでもない:9名

今後もテレワークを続けたい声が多い一方で、「テレワークと出社を並行していきたい」との回答が一番多い結果となった。

テレワークだけだと「コミュニケーションへの不安」や「モチベーションの維持」など難しいとの声があり、テレワークは続けたいが、出社もしつつ仕事をしたいのが大きな理由に。

「テレワークは辞めて、出社したい」との声は全体の11.8%(43名)と、以前のように出社して仕事したいという方は少なく、今後の企業の働き方に大きな影響を与えるような結果となった。

<調査概要>
調査期間:2020年3月2日~3月4日
集計対象人数:364名(年令問わず)
集計対象:男女(テレワークを実施している方のみ)
※インターネット調査

出典元:OfficeWith
https://officewith.jp/

構成/こじへい

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