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夏でも冬でも洗濯物の部屋干しを効率化するなら「ハイブリッド式除湿機」がベストである理由

2021.05.19

衣類乾燥機能が付いた除湿機を使えば、濡れた洗濯物を乾かせます。しかし、除湿機の「タイプ」を知らないで購入すると、使う季節によって除湿能力が落ちてしまうかもしれません。

夏でも冬でも、部屋干しするなら「ハイブリッド式」がおすすめ。その理由を紹介していきます。

なぜおすすめ? 1年間通して使いたいなら「ハイブリッド式」衣類乾燥除湿機が良い理由

なぜ夏でも冬でも部屋干しには、ハイブリッド式の衣類乾燥除湿機がおすすめなのか。その理由は、除湿機はタイプによって「得意な季節」と「苦手な季節」があるためです。

例えば「コンプレッサー式」と呼ばれる除湿機は、エアコンのようにコンプレッサーを使って除湿を行います。湿った空気を冷却器で冷やすことにより、湿気を水滴にして、除去します。

その仕組み上、室温が低いと除湿能力が下がってしまいます。つまり冬など寒い季節になると、本来の力を発揮できないのです。

一方で「デシカント式」と呼ばれる除湿機は、乾燥剤をヒーターで温め、その温度差により水分を水滴にして除湿します。寒い季節でも除湿能力はほとんど下がりませんが、ヒーターを使うため部屋の温度が上がり、暑い季節での使用には不向きといわれています。

【参照】パナソニック チェックポイント1:ハイブリッド方式

このように除湿機にはタイプによって得意・不得意な季節があるのですが、これら2つのタイプの除湿機の〝良い所取り〟をしているのが「ハイブリッド式除湿機」なのです。

ハイブリッド式除湿機は「コンプレッサー式」と「デシカント式」の仕組みが両方使えるタイプ。気温に合わせて2つの方式のバランスを自動的に判断し、切り替えて運転します。

ですから、ハイブリッド式衣類乾燥除湿機なら、年間を通して除湿能力が落ちにくく、またお部屋時間を快適に過ごすことができるのです。

ハイブリッド式衣類乾燥除湿機の本体価格はどれくらい?

ハイブリッド式の衣類乾燥除湿機はほかのタイプの除湿機と比較して、性能が高く多機能なタイプが多いため、本体価格が高くなってしまう傾向にあります。しかし、電気代が安く抑えられるタイプも販売されているため、総合的に見ればおトクになるケースもあるでしょう。

ハイブリッド式衣類乾燥除湿機の電気代はどれくらい?

それではハイブリッド式衣類乾燥除湿機の電気代をチェックしてみましょう。

今回は例として、パナソニックのハイブリッド方式 衣類乾燥除湿機「F-YHUX200」の性能と電気代を合わせて確認します。

【参照】F-YHUX200

「標準モード」なら、電気代は1回の運転でわずか約10円。すばやく洗濯物を乾かしたい時に使うは「速乾モード」なら約23円となっています。ただし速乾モードは標準モードと比較すると、約14分早く洗濯物を乾かすことができるため、時短にもつながるでしょう。

ただし、これらはあくまで目安です。お部屋の環境や洗濯物の量によって、電気代や乾く時間は異なります。

衣類乾燥除湿機を使っているのに洗濯物が乾かない……対策は?

衣類乾燥除湿機を使っているにも関わらず、中々洗濯物が乾かないと感じた時は、以下のことを実践&確認してみてください。

〇暖房を使って部屋の温度を上げる
〇扇風機やサーキュレーターを使って部屋の空気を循環させる
〇窓が開いている場合は閉める
〇衣類乾燥除湿機の位置や風量を変えてみる

※データは2021年4月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/髙見沢 洸

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