2021年4月にシロカより発売された「DC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇」は、本体のボタンとリモコンのほか、音声でも操作ができる扇風機です。
話しかけると優しい声で反応し、リモコンが手元になくても便利に操作することができます。今回はそんな「DC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇」を実際に組み立て、その使用感などを紹介していきます。
組み立てラクラク! 複雑なパーツが無いからすぐに使える
まずはDC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇を組み立てて、実際に使える状態にしていきます。
内容物は説明書などのほか、リモコン、本体、後ろガード、前ガード、羽根です。これらを組み立てていきます。
まずは本体のモーター部の凸部に後ろガードを差し込んで取り付けます。モーター部にはスピンナーとガード留めナットが取り付けられているため、最初にこちらを回して取り外します。
次に後ろガードを凸部に合わせて取り付けます。取り付けたらガード留めナットを再び取り付け、後ろガードを固定します。
続いてモーター軸に付いている錆止めカバーを取り外します。こちらの錆止めカバーは保管時に装着するため、捨てずに取っておきます。
錆止めカバーを取り外したら、羽根を取り付けます。取り付ける際は表側が正面になるよう注意します。
羽根を取り付けたら最初に外したスピンナーを装着します。スピンナーを装着する際は、確実にしっかりと取り付けましょう。緩いと羽根が外れて故障やケガの原因になります。
最後に前ガードを取り付けます。取り付ける際は前ガードと後ろガードに書かれている線と「はずす」「はめる」を基準にして装着ます。
これで準備はOK! 筆者は少し手間取ってしまいましたが、それでも5分で組み立てることができました。説明書には丁寧に使い方が書かれているため、組み立てに迷う心配は少ないでしょう。
ちなみに本体のサイズは幅36×奥行30×高さ68~88㎝。質量は4.2kgで電源コードの長さは1.8mとなっています。
続いては組み立てが終わったDC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇の外観をチェックしていきます。
DC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇の外観
使用感をチェックする前にDC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇の外観をチェックしていきます。
本体の足元には操作用のパネルがあります。基本的なボタンばかりなので、操作に迷う心配は少ないでしょう。電源を入れると、「入/切」ボタンのランプが点灯し、風量に合わせて「風量」のランプが点灯します。
本体後ろ側にあるモーター部を上下に動かすことによって、上下の風向きを調節できます。この時、手を挟まないよう注意しましょう。
高さを調節したい時は、本体の後ろにあるボタンを押しながら上下に動かすことで簡単に調節できます。この時も隙間に手を挟まないよう注意してください。
ちなみに本体の土台部分にはリモコンを収納できます。このようにリモコンを本体に収納しておけば、紛失する可能性も少なくなるのではないでしょうか。
実際に操作してみた!
それではいよいよDC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇を操作してみます。操作方法は3パターン。本体のボタンをタッチするか、リモコンで操作するか、音声で操作する方法です。
本体、リモコンで操作する場合、表示されているパネル(ボタン)を押し込むと操作することができます。
本体とリモコンにあるパネル(ボタン)は以下のとおりです。
〇入/切
〇左右首振り
〇換気
〇タイマー
〇送風モード
〇風量
音声で操作する場合は、まず「ポチ、聞いて」と話しかけます。するとDC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇が、電源コンセントが繋がっている状態であれば、メインの電源が入っていない状態でも「はい、何ですか?」と反応してくれました。
DC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇が反応したら、以下のように話しかけることで、操作できます。
「あつい」→「はい」と反応した後、前回運転を停止した時と同じ風量で運転が開始されます。
「おつかれさま」→「おつかれさまでした。またのご利用をお待ちしております」と反応した後、電源が切れます。
「つよくして」→「はい」と反応した後、風量レベルが1段階アップします。
「よわくして」→「はい」と反応した後、風量レベルが1段階ダウンします。
「くびをふって」→「はい、喜んで」と反応した後、首振りが始まります。
「くびふりを止めて」→「分かりました」と反応した後、首振りが止まります。
「おやすみつけて」→「いい夢見てね」と反応した後、おやすみモード運転に切り替わります。
「おやすみ消して」→「はい、おやすみモードを解除します」と反応した後、おやすみモード運転を終了します。
「ふうりょう最大」→「はい、がんばります」と反応した後、風量が最大になります。
実際に筆者が1通り指示ワードを試してみると、2~3m離れた場所からでもきちんと指示どおりに風量を調節したり、電源のオン/オフをしてくれました。風量最大時は風の音が強いため、こちらの声の指示が届かないかな? と思いましたが、実際に使ってみると風量最大でもきちんと指示を受け取ってくれます。
ちなみに風量が最大または最小の時に「つよくして」または「よわくして」と指示すると、「もう限界です」と少し疲れたような愛らしい声で返答があります。
使いやすさはもちろん、本物の人間のような声の抑揚で話すため、少し愛着が湧いてしまいました(笑)
ちなみに風量最大時の騒音性を1mほど離れた場所で計測してみると、だいたい85㏈前後(※)でした。85㏈というと、一般的なコードレス掃除機よりも少し高い程度の数値ですが、実際に使ってみると「うるさい」とは感じませんでした。
※計測環境などによって異なります。
DC 音声操作サーキュレーター扇風機 ポチ扇 仕様
製品名:DC 音声操作サーキュレーター扇風機 SF-V151
電源:交流100V、50/60 Hz
消費電力:25W
質量(約):4.2 kg
外形寸法(約):幅36×奥行30×高さ68~88cm
電源コードの長さ(約):1.8m
風量:8段階
ON/OFFタイマー:1時間、2時間、4時間、6時間
モード:おやすみ、リズム、換気
首振り:左右
チャイルドロック:○
付属品:リモコン(テスト電池付き)
値段:1万3800円
取材・文/髙見沢 洸