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ランドセルもジェンダーレス化が加速!保護者の8割が「性別による色の固定観念は必要ない」

2021.05.14

土屋鞄製造所「ランドセル選び」に関するアンケート調査

女の子は赤で、男の子は黒……。そんな時代はもう古い。性の多様性に配慮する今のご時世、ランドセルにもジェンダーレス化の潮流が押し寄せているという。

老舗ランドセルメーカーの(株)土屋鞄製造所ではこのほど、2022年春に小学校に入学する子どもを持つ親326人を対象に、「ランドセル選び」に関するアンケート調査を実施した。

本調査は、今年各社が注力する「ジェンダーレスのランドセル」と「非接触のラン活サービス」に焦点を当て、2021年4月14日(水)~4月15日(木)にかけて、インターネットで実施している。

<1>「色の固定観念ない方がよい」が8割超

まずランドセルのカラーについて、「性別による固定観念をなくしたほうがいいと思う」と回答した親が8割を超える結果となった。

実際にランドセルを購入する際に、親が大事にしていることとして「子どもが好きな色・デザインであること」(71.5%)が最も多い回答になっている。

一方で、「自分が小学生だった頃のランドセルの色」については、「赤」もしくは「黒」が約9割を占めており、その親の中でも半数が「もっとカラーやデザインが選べたらよかった」と答えている。

加えて、ジェンダーレスについては約86%が「共感する」と回答しており、親世代の意識の変化を受け、ランドセルも「男の子は黒、女の子は赤が主流」といった従来の傾向はますます薄れているようだ。

こうした変化の波を捉えようと、ランドセルを販売する各社が今年、ジェンダーレスなデザインや色を採用した新商品を新たに打ち出している。「可愛すぎたり」「キラキラ光ったり」「原色カラー」ではない、シンプルさや中性さ、モダンさを表現した色やカラーが特徴のランドセルが並ぶ。

「ジェンダーレス」を代表例に、「SDGs」にあるような多様な価値観が求められる現代社会において、ランドセルは“固定観念の変化”を表す一つの物差しになるのかもしれない。

<2> コロナで「ラン活」も変化、非接触希望が約7割、自宅で試着できるレンタルサービスも登場

店舗や展示会に足を運び、理想のランドセル選びをする「ラン活」に関しても、コロナ禍での意識調査を実施。「自宅での試着やアプリ等での擬似体験ができるとしたら、行いたいと思いますか」の質問に対し、「非接触で行いたい」と回答した方が約73%にのぼる結果となった。

また、ランドセル選びでの不安については、「人混みが気になる」と回答した方が最も多い約45%となっている。各社は今年、ランドセルのレンタルや疑似体験のできるアプリなどを開発しており、自宅でゆっくりランドセルの試着ができる「非接触サービス」に注力している。

コロナ禍以降、店舗での長時間滞在を避けたい方や来店前の下調べを十分にしたい方は増えていると考えられ、「おうちでラン活」ができるサービスは今後ますます求められそうだ。

<調査概要>
調査名:ランドセル選びに関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年4月14日(水)~15日(木)
有効回答:2022年に小学校に入学するお子さまを持つ親326人

出典元:(株)土屋鞄製造所

構成/こじへい

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