使い勝手のよい電気自動車は、これから有力な選択肢になる!
エンジンルーム
パワーユニットはボンネットの下にあるが、カバーがあるため、ガソリン車と見分けがつかない。電池は3か所に分散配置されている。
運転席と各種装備
センターパネルをはじめ、あちこちにひし形をモチーフにしたダイヤモンドステッチを入れている。アールデコを意識したデザイン。
シートスペース
「Grand Chic」グレードはオフホワイトのナッパレザーを座面脇に採用。ダッシュボードやハンドルも上品なオフホワイトで統一。
ラゲージスペース
後席は6:4で分割し前に倒せるがラゲージ床との間に段差ができる。背もたれもやや斜めの位置になる。ただし、サブトランクはない。
【 ココがポイント!】目の前のメーターパネルで回生の状態も一目で確認できる
メーターの表示は3パターンから任意に選択可能。シトロエンとDSはハンドルの内側からメーターを視認するオーソドックスなレイアウトを採用している。
【 ココがポイント!】走行モードとドライブモードをうまく組み合わせて回生力アップ
シフトレバーはDとBが走行モード。コンソールの左上にドライブモードがあり、スポーツ/ノーマル/エコが選択できる。ブレーキの回生を強くしたい時はB+エコの組み合わせにする。
電気自動車の性能、質感の高さともにハイレベル
[運転性能]新世代プラットフォームはガソリン車もEVも共通の設計。電池の配分が巧みで、下半身の重さを意識させない。18点
[居住性]前席の着座位置は低め。頭上は狭さを感じない。後席は足元が狭めだが床がフラットに近く身長165cmまでなら快適。17点
[装備の充実度]先進運転支援機能では任意のレーンポジションをキープするドライブアシストがユニーク。安全装備も充実。18点
[デザイン]ひし形とダイヤモンドの模様をスイッチからシートまで採用。この大胆なデザインは日本車には真似のできないワザ。19点
[爽快感]シフトレバーとドライブモードを上手に使いこなせば街中でも小気味よく走る。各モードの変化もしっかり楽しめる。18点
[評価点数]90点
取材・文/石川真禧照