会社だけでなく、自宅でも仕事ができる環境が求められる現代の社会人にとって、悩ましいのが自宅で使用するPC選び。会社と自宅の間でPCを持ち運ぶ人にとっては薄型軽量モデルがおすすめですが、会社にはデスクトップPCなどが用意されているという人は別です。
今回は自宅に据え置いて使用する大画面・高性能PCとして「dynabook T8」を実際に試しレビューしていきます。
自宅作業用PCに求められる機能とは? それ、dynabook T8が解決します
自宅に据え置いて使用するビジネス用ノートPCに求められる性能はいくつか考えられます。サイズは屋外に持ち出すことを考えなければできるだけ大画面で作業効率のが上がるモデルが良いでしょう。当然、Officeソフトが快適に動くレベルのスペックも最低限必要です。
高性能な据え置きモデルとなるとデスクトップPCも選択肢に入りますが、別途モニターやキーボード、マウスを購入するとなるとコストがかさむのも事実。さらに本体サイズも大きく設置場所も限定的なります。
dynabook T8を自宅据え置き用ノートPCとしておすすめしたいのは、自宅内であればある程度場所を限定されず、それでいて作業効率の良い大画面ノートPCだからです。
16.1型の大画面ディスプレイ搭載で作業のしやすさはピカイチ
dynabook T8の特徴の1つが16.1インチの大画面ディスプレイ。解像度は1920×1080のFHD対応で、TFTカラーLED液晶を採用しています。
一般的な大画面のノートPCでは15.6インチ程度の製品が多く、そこからさらにワンサイズ大型化しているため視認性は抜群。特に横幅をしっかりとれるので、複数のブラウザやアプリを起動して使用しても、どちらかがつぶれることなく表示できるのが好印象です。
ディスプレイ上部にはオンライン会議などでも使用できるカメラが内蔵されており、ここには赤外線顔認証センサーが組み込まれています。パソコンを起動した際、自動的に顔を認識してロックの解除が行えるので、スムーズに作業に取り組むことができました。
ちなみに本体外形寸法は約379.0mm×約258.0mm×23.7mm、質量は約2.4㎏となっています。
106キーのフルサイズキーボードは深いキーストロークが魅力! インターフェースも充実!
ノートPCとしては大きな筐体を採用しているため、キーボードにはテンキーも合わせた106キー(JIS配列準拠)が搭載されています。キーピッチは19mm、キーストロークは1.5mmで外付けキーボードに近い深く広めの設計。ゆったりとしたタイピングができます。
また、本製品のおすすめポイントの1つが豊富にインターフェースが備えられている点。本体右側にはHDMI出力端子、Thunderbolt 4(USB Type-C)、USB 3.1(Gen1)、SDカードスロットがそれぞれ1つずつ。本体左側にはイヤホンジャック、USB3.1×2、有線LANポートに光学ドライブまで搭載されています。
特に近年のノートPCは薄型・軽量を追求するモデルが多く、光学ドライブや有線LANポートを搭載している製品はかなりレア。後述しますが、高性能チップセットや大容量メモリも搭載されているので使い勝手は保証されているともいえるでしょう。
バッテリーはフル充電時で約7.5時間の連続駆動となっています。自宅で据え置き機として利用するのであればあまり関係のない部分ですが、ある程度は電源と接続していなくても運用できる性能ですね。
最新第11世代インテル搭載! 大容量メモリとストレージでサクサク動く!
チップセットには最新モデルとなる第11世代インテル Core i7を搭載。メモリは16GB/ストレージは512GB SSDとどちらも大容量となっているので、動きの安定感は抜群です。
PC自体の起動も非常に早く、各アプリやブラウザも詰まることはほぼありません。Wordを使って文書作成なども行いましたが、長時間作業しても安定してスムーズに動きました。
大画面ディスプレイや豊富なインターフェースを搭載した安定感抜群ノートPC
紹介してきた通り、16.1インチの大画面ディスプレイに光学ドライブや有線LANポートを含む豊富なインターフェース、フルサイズのキーボードを搭載したdynabook T8。チップセットは最新モデルで、メモリ/ストレージも大容量を搭載しているので、安定したノートPCを探している人にはおすすめです。
価格はオープンですが、筆者調べでは各量販店やECサイトにて20万円前後となっています。
取材・文/佐藤文彦