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厚切りジェイソンの投資論「人生をリッチするために必要な投資と節約術」

2021.05.27

厚切りジェイソンさん

現在35歳にして、すでにお金のための労働からは解放されつつあるという厚切りジェイソンさん。お笑い芸人、コメンテーター、IT企業役員など、様々なフィールドで活躍しながらも、「仕事に依存する生活をしたくない」と考える彼の投資哲学を聞いた。

お金を稼ぐことだけ考えていては、いつになっても経済的独立はできない

 働くことに縛られずに生きる「FIRE」のムーブメントが話題になっていますが、FIRE(Financial Independence, Retire Early)は、「Financial Independence(経済的独立)」の部分が大事だと思います。

 日本だと早期退職の「Retire Early」の部分がフォーカスされがちですけど、本当は仕事とは関係ないと思うんです。確かに、仕事をしなくてもお金に困らないのでリタイアする人もいますが、それは仕事をしなくていいということではないはず。仕事がなくなっても困らない自由はほしかったですが、僕の場合はまだ若いし、仕事が楽しくて、達成感が得られるので、お金が貯まってもやめる必要はないと思っています。

 アメリカでは、日本と違って公的年金制度が不十分なので、老後のために自分で資産運用するのが当たり前です。日本でもiDeCo(個人型確定拠出年金)などがありますが、アメリカでは社会人になったらそれを自動的に始めます。

 僕の場合はGE(ゼネラル・エレクトリック社)に入社した時、給料のうち、何割を資産運用に回すかを書類に記入しました。インデックスファンドや国債なども選べる中で、(GEの)自社株を買うことにしましたが、リーマンショックで株価は60ドルから5ドルに暴落。これが資産運用のスタートでした。

一度買ったら売らない

 僕は個別の銘柄ではなく、投資信託しかやっていません。具体的には、トータル・マーケット・インデックスファンドに定期的に投資し続けています。3~4年前までは、S&P500のインデックスファンドをやっていたけれど、ウォーレン・バフェットの話を聞いて、トータル・マーケット・インデックスに変えました。S&P500は、ある程度大きな会社ばかりになりますが、トータル・マーケット・インデックスだと、今後大きくなる可能性のあるグロース銘柄もあるからです。

 僕の投資手法はとてもシンプル。月末に、2年分の生活費を現金で残し、残りのお金はすべて投資に回しています。芸人の仕事は安定した収入ではないので、投資額が多い月と、少ない月がありますが、このやり方は変わらないですね。過去には、収入の9割を投資していたこともあります。

 そして、一度投資したものは、現金化せずに積み立てています。もちろん、配当金も。買った株や投資信託は一生売らないつもりです。売らなければ税金は払わずにすむし、手数料もかからない。放っておくのが一番です。

増やし方より使い方が大事。節約することが大好き

 FIREを目指すには、ポイントが2つあると思います。ひとつは、どれくらいお金を増やすか。もうひとつは、お金をどう使うか。僕はお金の使い方のほうが大事だと思います。だって、使わなかったら、そんなに大金はいらないでしょ。もし、年間100万円で暮らせるなら、2500万円もあればFIREできる人もいると思います。

 僕は節約家として有名で、毎年使うお金があまりにも少ないので、大金がなくてもFIREできるんです。モノは持たないし、欲しいと思わない。ミニマリストに近いのだと思います。

 例えば、都内に住んでいますが、10km以内なら歩きます。渋谷から日本橋まで歩くと2時半間くらいはかかりますが、電車代の165円を払うのがもったいないからです。趣味のポッドキャストを聞きながらの散歩だから、それが楽しい。時間がもったいないって? でも、普段から毎日2時間は散歩するからいつもどおりなんです。

 ビールを買う時も10ケースくらいまとめて買うし、自分のお金で外食をしたのも、もう覚えてないけど、ファミレスとか牛丼チェーン店だったと思います。奥さんの料理がおいしいから外食する必要はないんです。

 僕の場合はちょっと極端だけど、幸いこうした感覚は妻も同じで、僕がプロポーズをしたのは、映画を見た後に僕の自宅で牛丼を一緒に食べた時。結婚指輪も5000円くらいでしたし、結婚式に何百万円もかけるのはばかばかしいから、牧師さんを自宅に呼んですませました。

 今、子供が3人いますが、子供たちも自動販売機で何か買うよりも、スーパーで同じモノが安く買えることを知っているから、ちょっと我慢します。

 読者の皆さんの中には、毎日コーヒー代に500円とかかけている人もいますよね。でも、それは1週間だと2500円、1か月で1万円、1年で12万円、10年だと120万円になります。それを投資に回していたら、少し早く経済的な自由が手に入るかもしれないのに。出ていくお金をコントロールすることが大切だと思います。

 僕はこの資産運用の方針を変えるつもりはないです。お金は必要になれば使うけど、お金を使うために投資しているわけではありません。株や投資信託は、自由に生きるためのフリーパスのようなもの。お金が足りなくならずに生きられたらそれで十分ですね!

厚切りジェイソンさん
お笑い芸人とIT企業役員の二刀流。1986年生まれ、アメリカ出身。17歳の時、飛び級でミシガン州立大学へ入学、卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の大学院に進む。2014年10月、芸人デビュー。2015年と翌年に『R-1ぐらんぷり』決勝に進出。

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