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家の中で最も汚れが気になる場所はトイレ、掃除が一番面倒な場所は?

2021.05.06

「家事のなかで苦手なものは?」と聞かれたら、「掃除」と答える人は多い。片や、新型コロナウィルスの流行で在宅時間が増えたのをきっかけに、思う存分に掃除や“断捨離”をしてスッキリした、という人もいるだろう。

気温・湿度ともに高くない春は掃除にうってつけの季節ということもあり、プラネットは家の掃除について、頻度や汚れが気になる場所から大掃除まで、いろいろと探ってみた。

掃除は“まとめて”より、“定期的” “小まめ”にが主流

まずは、“掃除のスタイル”について聞いてみた(図表1)。最も多かったのが45.3%の人が挙げた「定期的に掃除」。これに「気づいたときや時間が空いたときに小まめに掃除」32.4%が続き、この2パターンが掃除の主流となっている。

一方で、「月1回などまとめて掃除」と「日頃は軽く済ませて、大掃除で念入りに」を合わせた“まとめて派”は7.9%、「気になるところだけ掃除をして、あとは目をつぶる」も9.3%とともに少数派。「まったく/ほとんど掃除しない」は5.1%だった。

年代別では、30~50代の働き盛り世代では「定期的に掃除」が「小まめに掃除」を15~20ポイント上回るのに対し、時間的に余裕があると思われる60代以上では拮抗。“まとめて派”は30代以下が1割強と比較的多い傾向がみられた。

同居家族構成別でみると、7歳未満の乳幼児や未就学児童がいる家庭では「定期的」が6割強と突出しており、「小まめ」との合計は9割超に。小さい子どもがいると床などが汚れがちなうえ、抵抗力の面からも掃除に気を遣っている家庭が多い。

一方、自身や家族にほこりや花粉などが原因の喘息やアレルギー症状がある人の掃除スタイルは、意外にも平均並みという結果だった。

 4分の3が、掃除は“30分以下で”

家事は時間をかけずに済ますに越したことはなく、掃除についても同じことが言える。そこで、日常的な掃除にどれくらいの時間をかけているのかを聞いてみた(図表2)。その結果、最も多かったのが「16~30分」が45.6%で、「15分以下」が30.9%と続いた。実に4分の3の人が30分以下で効率的に掃除していることがわかる。

年代別では、15分以下で手早く掃除を済ませる傾向は若年層ほど強く、20代と70代以上では約2倍の差がある。一方で、時間的な余裕を反映してか、30分以上かけて掃除をする比率は他年代より60代以上で高くなっている。

キッチンや浴室は「毎日掃除」が多数、女性に過負担も

一口に“掃除”と言っても、場所によってその頻度は異なる。そこで、場所ごとに掃除の頻度を聞いてみました(図表3)。「ほぼ毎日」掃除する人が多かったのは、キッチンの「シンク周り」「コンロ周り」と「浴室」。汚れをためてしまうと落ちづらくなる箇所という点で共通している。また、食器洗いや調理、入浴の後などの“ついで”に掃除するのが習慣化している人が多いことも反映していそうだ。

「床や畳の掃除機かけ」は「週に1~2回」が最多と、意外に少ない気もする。お掃除用のワイパーなどを併用すれば、掃除機が登場する頻度は少なくなるのかもしれない。「廊下、階段」も同頻度が最多なのは同じ理由といえる。ほかには、「トイレ」「洗面所」の水回りで「週1~2回」が多数派だった。

「年に1回」と「半年に1回」が1、2位と“大掃除案件”と言えるのが「換気扇、レンジフード」と「窓、網戸」。「ベランダ」は「まったくしない」が2割と最多だが全体にばらけており、家庭によって頻度の差が大きいようだ。

これらの場所を誰が掃除しているかも気になるところ。そこで、家庭内で主に掃除をしている人を男女別にまとめたのが図表4。女性の回答を見ると、「自分」とした比率が7割以上、「自分または家族」としているものも2割前後の項目が多く、家庭内での家事分担が進んでいない現状がうかがわれる。特に、「シンク周り」や「コンロ周り」といったキッチンの掃除は女性に偏る傾向が強いようだ。一方で、男女差が比較的小さいのが、“ついで掃除”が可能な「浴室」、掃除頻度は低いが労力が大きい「ベランダ」「窓、網戸」となった。

最も汚れが気になるのは「トイレ」、掃除が面倒なのは…

家の中で汚れが気になる場所についても聞いたところ(図表5)、「トイレ」が55%と最多に。以下、キッチンの「コンロ周り」「レンジフード、換気扇周り」「シンク周り」のほか、「浴室」などの水回りが50%超に。また、「リビング」「ダイニング」といった家族が集まる場所や、外部との接点となる「窓、網戸」、汚れが目につきにくいゆえに気になるのか「照明の傘」も3割を上回った。

これを“掃除が面倒”という観点から聞いたところ、多くの人が挙げたのが「レンジフード、換気扇」。確かに、油でベトついたレンジフードの掃除は億劫で、つい後回しにしがちだ。掃除頻度が高いのに掃除が面倒と感じる人が多いのが「トイレ」「浴室」「キッチンのコンロ周り」。

金具や水栓などもあり、隅々まで掃除するには大変だと思うのでしょうか。同じ水回りでも「洗面所」は面倒と感じる人は少ないようだ。「リビング」や「ダイニング」は、フローリングやクッションフロアであれば比較的掃除の手間はかからないことが反映されてか、約1割にとどまっている。

大掃除は8割が実施、時期はやっぱり「年末」

掃除といえば“大掃除”を連想する人も少なくない。新年を気持ちよく迎えるため、家族総出で掃除…というのは年末の風物詩だが、寒い時期に窓を開け放って掃除をしたり、水を使って窓ふきなどをしたりするのは負担が大きいもの。

最近はゴールデンウィークなど年末以外に大掃除をする人が増えているという話も耳にする。そこで、大掃除についても色々とたずねてみた(図表6)。

そもそも大掃除をするかどうかを聞いたところ、「毎年する」が44.9%、「する年と、しない年がある」35.4%と、合わせて8割の人が実施していると回答。「まったくしない」も2割弱ですが、こまめに掃除をしていたり、年に2~3回「中掃除」をするなど、必要がないと感じている人もいると思われる。

大掃除をする時期としては、定番の「年末(12月)」が75.5%と圧倒的多数に。次いで「年末以外の冬」が11.9%と、9割近くの人が冬に大掃除をしていた。年末以外でまとまった休みが取れる「夏季休暇中」と「ゴールデンウィーク期間中」はそれぞれ8.0%、6.4%と現状では少数派のようだ。

とはいえ、何かと慌ただしい年末に家中すべての箇所を完璧に掃除するのは至難の業。最後の自由回答にあるように、水を使う窓や外周りの掃除は暖かい季節に済ませて年末は家の中を中心に掃除、あるいは年に複数回“中掃除”をする、というように、大掃除という風習は残りながらも、それぞれのライフスタイルに合わせたかたちにアレンジさせていく人が今後さらに増えていくかもしれない。

掃除用具の定番は「掃除機」、「雑巾」は大掃除でも活躍

次に、日常の掃除と大掃除でどんな掃除グッズを使っているかを聞いた(図表7)。その結果、最も多く使われているのが「掃除機(ロボット掃除機以外)」で、日常の掃除で81.6%、大掃除で73.8%と不動の地位に。一方、近年注目されている「ロボット掃除機」(図表非掲示)は、日常の掃除7.4%、大掃除3.5%と普及途上のようだ。

「雑巾」は日常の掃除で4位と、「拭き掃除用シート」(ウェット、ドライとも)よりも上位にあるのは少し意外な印象です。「雑巾」は大掃除では2位と過半数が使っており、これに「洗剤類」や「カビ取り・カビ予防剤」「クレンザー」「クエン酸、重曹」を併用し徹底的にキレイにする! という意欲が見てとれる。

自由回答では“意外な掃除法”を紹介してくれたものもあったので、以下にまとめた。

大掃除を予定している方は参考にしてみてはいかがだろう。

調査機関:プラネットによる調査企画をもとに、株式会社ネオマーケティングにて「家の掃除」に関する意識調査を実施。

期間:2021年3月15日~18日、インターネットで4,000人から回答を得ている。

構成/ino.

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