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「100枚以上」は当たり前!?4000人に聞いたマスクのストック数

2021.04.27

今やマスクは顔の一部といっても差し支えない。新型コロナの流行によって顔の下半分が隠れていることが当たり前。逆に外出時にしていないほうが白い目で見られるほどに、マスクは私たちの生活の一部と化している。

そんな「マスク」に関する意識調査がこのほど、株式会社プラネットにより、2021年3月1日~3月4日の期間、4,000人を対象として実施された。

予防目的のマスク「よくする」が4分の3に増加

コロナ禍によって、より身近な存在になった「マスク」。今回は、マスクについて、去年7月に行った調査と比較しながら、人々の意識の変化を探りたい。

「あなたは、かぜやインフルエンザ、ウイルス、花粉症などの予防を目的にマスクをしますか」と質問した。(今回の調査のすべての項目について、「マスク」は、かぜやインフルエンザ、ウイルス、花粉症などの予防目的で使用するものとして回答してもらっている)

「よくする」と回答した人は73.0%。去年の調査では64.0%だったので、10ポイント近く増加している。「たまにする」が15.6%で、こちらは去年から約10ポイントの減少。「まったくしない」は前回の10.7%から11.4%と、やや増加しているものの、ほぼ変わりない数字になっている。

「よくする」と回答した人の割合は高齢になるほど高くなる傾向がある。去年の調査では高齢になるほど「よくする」男性の割合が低くなる傾向が出ていたのだが、今回は逆転している。また、男女別では、女性のほうがすべての年代で男性以上に「よくする」と回答。70代以上の女性は、86.1%と、9割近い数字になっている。

マスクの悩みは年間通じて共通

次に「あなたが、マスクをしているときに、気になることや困ることはなんですか」(図表2)と聞いた。半数以上の人が挙げたのが「息苦しい」(60.1%)、「メガネがくもる」(53.0%)、「暑さ・蒸れ」(51.0%)の3つだった。

前回の調査でトップ3は「暑さ・蒸れ」の73.8%、「息苦しい」の67.2%、「メガネがくもる」の42.3%だった。去年の調査は7月、今回の調査は3月と、季節が違うため順位の変動もあるが、4位から6位までは順位の変動もなし。

「耳が痛くなる」(前回31.4%→今回32.5%)、「メイクが落ちる」(19.8%→19.3%)、「表情が相手に伝わりにくい」(18.9%→15.5%)という結果となった。

マスクのストック「1人あたり101枚以上」が最多

一時期、入手困難だったマスクだが、現在、個々人のストック状況はどうなっているのだろうか。

「あなたは、自分用のマスクをどのくらいストックしていますか。同居している方と共有している場合、1人当たりの枚数をお答えください。自宅やオフィスなど複数の場所にストックしている場合は合計をお答えください」(図表3)と聞いた。

その結果、「ストックはない」と回答した人は2.0%で、最も割合が高かったのは「101枚以上」の23.8%。そして「31枚〜50枚」が20.8%、「51枚〜100枚」が19.7%と続き、上位3つの合計で約64%となる。

「備えておく」という観点では、外出時に予備のマスクを用意している人もかなりの割合となった。「あなたは、普段外出するときに予備のマスクを携帯しますか」(図表4)という問いに「携帯しない」と回答したのは、12.8%と少数派。「外出するときは必ず複数枚を携帯する」が36.2%、「外出するときは必ず1枚は携帯する」が34.7%なので、枚数に違いはあれど、予備のマスクを必ず携帯する人が7割にのぼることがわかった。

「必ず複数枚を携帯する」と回答した人を男女・年代別に見ると、20代が最も低い割合なのは男女共通だった。女性は年齢が高くなるにしたがって割合が増加しており、全体を通して最も割合が高いのが70代以上の女性(50.0%)という結果だった。

「マスクの価値」は低下している?

「あなたは、不織布マスク(50枚入り、日本製)をいくらくらいまでであれば買おうと思いますか。買おうと思う限度額をお答えください」(図表5)と聞いたところ、「500円未満」が28.3%、「500円以上〜600円未満」が19.9%だった。

去年の調査では最も安い価格帯を「600円未満」と設定していたので、同じように比較すると、今年の調査で「600円未満」と回答した人は合計で48.2%。去年「600円未満」と回答した人は24.2%だったので、約2倍になっている。

「見えない部分の身だしなみ」女性に大きな意識変化

マスクで顔が隠れることでどんな影響が生じているのだろうか。

「あなたは、マスクで隠れる口もと部分の身だしなみ(メイクや、ひげ・ムダ毛の処理など)について、コロナ禍前(2020年2月以前)と比べて意識の変化はありますか」(図表6)と聞いた。

その結果、「他人もきちんとするべきだと思う」人の合計が49.8%、「きちんとしていなくても構わない」という人の合計は50.3%と、きれいに半々になっているが、最も多かったのは「自分はコロナ禍以前から気をつけているので、他人もきちんとするべきだと思う」(25.5%)だった。

ただ、大きな変化が表れているのが「自分はコロナ禍以前と比べて気を使わなくなったので、他人もきちんとしていなくても構わないと思う」という項目。ほかの項目と比べて男女で大きな違いが出ていて、男性の8.7%に対し、女性は22.9%という高い割合となった。

女性で最も多かった「自分はコロナ禍以前から気をつけているので、他人もきちんとするべきだと思う」(25.0%)とあまり差がない結果に。

マスクを付けたくないと感じているのは男性のほうが多い?

「あなたは、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたあとも外出時にマスクをしようと思いますか」(図表7)という質問で、最も多かったのは「季節や状況によっては、自分の判断でマスクを身につけようと思う」の47.8%だった。

また、「外出時は積極的にマスクを身につけようと思う」という人も24.5%いた。この2項目だけで全体の約4分の3の回答があった。コロナ禍以前であれば、風邪やインフルエンザの季節でも、街を歩く人の半分以上がマスクをしているような光景は見られなかったはず。相当な意識の変化が見て取れる。

「積極的に身につけようと思わないが、周りでマスクをする人が多ければ、マスクを身につけようと思う」という人は11.8%だった。

マスクをしていない人に過敏に反応する人が「マスク警察」と呼ばれるようになったが、コロナ禍において、マスクをつけたくなくても、周りの目を無視できないと感じた人がそれなりにいるのだろう。

加えて、「季節や状況に関係なく、マスクを身につけたくない」という人も15.9%いた。年齢・男女別に見ると、高い順に40代男性が24.2%、50代男性が22.6%、60代男性が18.2%と、中高齢の男性陣がトップ3となった。

まだまだ続きそうなマスク生活自分に合うものを身につけたい

マスクについて感じていること、思っていることを自由回答で聞いたところ、女性から多く寄せられたのがメイクに関する声だった。「メイクが楽になるからマスクをつけ続けたい」「マスクでメイクが崩れて困る」とメリット・デメリットの両方を感じているようだが、コロナ禍が収まったあとのメイク事情にも影響を与えるかもしれない。

また、生活するうえで欠かせないものになっているからこそ、特にサイズについて男女問わず不満の声が。「ぴったりのものを見つけたので買い続けている」という人もいるが、それがなかなか見つからない人も多いようだ。

■マスクをつけてよかったこと、困ったこと、生じた変化

<「顔を隠せる」から楽になった>

・マスクで隠れる部分の化粧は軽くする。(女性・30代)
・マスクは面倒くさいが、化粧しなくていいこともあり、マスクなしの生活はもう考えられない。(女性・40代)
・化粧しなくていいので楽チンだなと思う。(女性・50代)
・アイメイク以外の化粧をしなくなった。(女性・60代)
・カミソリ負けがつらいので、近所の外出では髭を剃らずにマスクでごまかす。(男性・30代)
・マスクをするようになって口紅を使用することがなくなった。楽になった部分もあるが化粧を楽しめないという気持ちもある。(女性・50代)

<マスクが当たり前になってよかった>

・免疫抑制剤を服用しているのでコロナや季節に関係なく外出時はマスクを常時着用していた。コロナの騒動で自分のマスク姿が目立たなくなった。(女性・50代)
・もともと日焼け止めや素顔隠しのためにマスクをしていた。みんながマスクをするようになって、
目立たなくなってよかったと思う。(女性・40代)

<健康面や生活上の悩みも生じている>

・ゴムアレルギーなのでストラップがゴムでないものを探さないといけない。(女性・50代)
・眼鏡が曇るので、コンタクトでしか外出できなくなった。多少、目の調子が悪くても、我慢して
コンタクトをつけている。(女性・40代)
・左耳が難聴。マスクをつけている人の声が以前にも増して聴きとりにくい。さらに口元も隠れている
ので、余計何を言っているか理解できないことが多い。買い物などのレジで何度も聞き返す場面が
増えた。(男性・60代)

<サイズにもっとバリエーションが欲しい>

・普通サイズと小さいサイズの中間の大きさが欲しい。(女性・50代)
・マスクが大きすぎて目まで隠れてしまうことがある。(女性・50代)
・顔が大きいので大きめのマスクがもっと増えてくれたらと思う。(男性・30代)
・服や靴と違って試着できるものではないので、ぴったりのサイズ感、フィット感、素材感を見つけるのが楽ではない。肌につけるものなので、化粧品同様、無料サンプルを注文できたらすごくありがたい。(女性・40代)

<調査概要>
調査機関:株式会社プラネットによる調査企画をもとに、 株式会社ネオマーケティングにて「マスク」に関する意識調査を実施。
期間:2021年3月1日~3月4日、 インターネットで4,000人から回答を得ている。

出典元:株式会社プラネット
https://www.planet-van.co.jp/

構成/こじへい

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