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子どもの死亡事故まで発生したTikTokの危険なバイラルチャレンジ

2021.04.26

TikTokで問題視される危険なバイラルチャレンジの実態

若者に大人気のTiktok。しかしその一方で、ユーザーが手軽に発信者となれるその特性上、様々なトラブルに巻き込まれるリスクが伴う。

昨今、危険なバイラルチャレンジにより、利用対象の年齢に満たない子どもの死亡事故が発生し、子どもたちが年齢制限を回避してアプリを利用していることが問題視されていた。

今回、TikTokで人気の危険なバイラルチャレンジの実例とともに、保護者が子どもを危険から守るために安全面で配慮すべき点について紹介していく。

なお本稿は、McAfeeブログの記事をまとめたものだ。

TikTokで人気のチャレンジ

■ブラックアウトチャレンジ

オンライン上はよく知られるチャレンジだが、ここ最近になってTikTokでも流行した。ユーザーが意識を失うまで息を止める様子を、ライブストリーミングで自ら配信する。Newsweekは、10歳のユーザーが死亡したという痛ましいニュースを報道した。

この事件をきっかけに、TikTokのようなプラットフォームが年齢確認を行わずにサービスを利用させていることに対して抗議が起こり、年齢が確認できないユーザーの利用を禁止する動きが加速した。

■スカルブレイカー、トリップジャンプチャレンジ

TikTokで流行した数あるチャレンジのうちでも有名なもの。動画では3人でジャンプをしたり、踊ったりする。中央にいる1人がターゲットで、計画を知らされていない。両脇の2人がターゲットの足を蹴り上げ、ターゲットは顔から地面に叩きつけられるか、背中から地面に倒れこむことになる。このチャレンジによって、救急搬送される事態がしばしば発生した。

■充電プラグチャレンジ(ペニーチャレンジ)

充電用のプラグとコンセントの間に硬貨を挟んで火花や炎を発生させる。この流行によって、消防当局が公式に警告を発する事態となった。

■コロナウィルスチャレンジ

何人かのインフルエンサーによって投稿され、それほど流行らなかったチャレンジだが、TikTokによって禁止された。トイレや食料品店などの公共の場所にある物をなめて、コロナウィルスに挑むというチャレンジだ。

TikTokの安全な使い方の基本

恐ろしいチャレンジに子供たちが挑まないように、またさまざまなオンラインでの遊びで危険な目に合わないために、保護者として、大人として、注意して見守る必要がある。人気の楽しいアプリを正しく安全に使用するためのヒントをお伝えする。

■1.アプリの監視とペアレンタルコントロールの追加

TikTokは「ダウンロードする可能性のあるアプリを含め、10代のインターネットの使用を監視」するよう、また「13歳以上のユーザーがTikTokの全ての機能を使用できる対象となり(中略)、ペアレンタルコントロールを使用して、お子様のスマートフォンからこのアプリをブロックしてください」と保護者にアドバイスしている。全くその通りだ。TikTokの忠告に賛同する。

※ 2021年1月13日より、TikTokを利用できる13歳から15歳までのすべての登録アカウントは、デフォルトのプライバシー設定が「非公開」に変更されている(TikTok、青少年のオンライン上でのプライバシー保護に関する安全性を強化 | TikTok ニュースルーム)。また、TikTokの日本版では、13歳未満と判断された場合、アカウントが停止されるようになっている(セーフティセンター – リソース | TikTok)。

■2.TikTokの設定オプションを利用して年齢制限を遵守

子供たちは年齢制限によって視聴可能なコンテンツが制限されることを嫌がるかもしれないが、危険な事例が実際に報告されており、年齢制限が存在する理由について子供たちに話して聞かせることが重要だ。

子供向けの接続オプションを設定する。例えば、TikTokには大人向けのコンテンツへのアクセスを制限する「13歳未満」のセクションがある。また、最新のファミリーセーフティーモードを使用して親と子供がアカウントを共同で所有することが可能だ。アプリを安全に使用する方法や潜在的な危険について幼い子供に教える機会になる。

■3.設定を変更

アカウント設定を、非公開にするよう子どもに促すことを検討する。(設定画面で非公開を選択するだけ) コメント、デュエット、リアクション、そしてメッセージの対象を全員から友達へ設定変更してアカウントを非公開にする。

■4.TikTokのアカウントを開設

TikTokのカルチャーをより深く理解するため、保護者自らアカウントを開設して観察する。アカウントを持っていることを子どもにも知らせるが、子どもたちの遊び場として認め、アカウントをフォローしたり、コメントすることは控える。

個人のアカウントからでもビデオなどのコンテンツ、友達グループ、コメントを確認できる。またネット上でのいじめやその他の危険が表面化した場合、必要に応じて子どもと話し合い、詳しい状況を理解できる。いつでも、何か問題が起きたときにはTikTokのサポートへ通報できる、ということも子供たちに話しておこう。

最後に、保護者の方が覚えておくべきことがある。自分の子に限って愚かなまねはしない、とう考えは捨てよう。普段は賢い子供であっても、ときに誤った選択をすることがある。影響力のあるインフルエンサー、「いいね」などの反応、仲間のコメントによって危険が誘発されることもある。

10代のうちは、理性と成長過程のアイデンティティーが背中合わせであることを忘れがちになり、感情に支配されて論理的に考えることができなくなることもある。保護者の方は、子供のデジタルの世界に関わっていくことで、良い影響を与え、助けが必要なときには正しい方向へと導くことができるのだ。

出典元:McAfeeブログ
http://www.mcafee.com/jp/

構成/こじへい

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