コロナ禍で始めた新たな趣味TOP3
コロナ禍によって、仕事を家でしたり、自炊の頻度が上がったという人は多いのではないだろうか。新型コロナウイルス感染拡大から1年が過ぎる今、ライフスタイルはどのように変化しているのだろう。
そこでこのほど、auコマース&ライフは、全国20代〜60代の男⼥500⼈を対象に「ライフスタイルに関するアンケート調査」を⾏った。調査結果は以下の通り。
コロナ禍で約2⼈に1人がポジティブな変化があったと回答
全国20代〜60代の男⼥500⼈を対象に調査を⾏ったところ、新型コロナウイルス感染拡⼤から1年間が過ぎる中、コロナ禍において、⽣活習慣・健康意識・⼈間関係などにポジティブな変化はあったかを5段階で尋ねたところ、「変化があった」と回答した⼈の合計が49.8%となり、約2⼈にひとりがポジティブな変化があったと回答した。
ポジティブな変化は、1位が「家族と過ごす時間が増えた」(45.0%)、2位が「家で料理をする回数が増えた」(41.0%)、3位が「⼈と過ごす時間のありがたみを再確認できた」(39.4%)という結果に(複数回答)。さらに、4⼈にひとりとなる25.7%が「満員電⾞に乗ることが減った」と回答した。
新型コロナウイルス感染拡⼤による外出⾃粛や様々な⾏事の中⽌など、2020年からの1年間は⼤変厳しい状況が続いた⼀⽅で、家族や⼈とのコミュニケーションの重要性の再確認から通勤ラッシュの改善まで、前向きに意識を向けることでポジティブな変化に取り組んでいる⼈たちが⼀定数いることが⾒受けられる。
コロナ禍以降、リモートワークになった⼈の 4 割以上が趣味に費やす時間が増加
コロナ禍以降、趣味に費やす時間は「とても増えた(6.6%)」、「増えた(26.2%)」と、約3⼈にひとりが、趣味に費やす時間が増えたと回答し、コロナ禍以降にリモートワークになった⼈では4割以上(42.5%)もの⼈が趣味に費やす時間を増加させていることがわかった。
また、コロナ禍以降、新たに始めた趣味は、1位が「映画・ドラマ・アニメ鑑賞(13.6%)」、2位が「料理・グルメ(11.4%)」、3位が「ヨガ・ジョギング・ウォーキング(10.6%)」という結果に(複数回答)。
NetflixやHuluといった動画配信サービスの台頭に加え、外出⾃粛を受けたおうち時間の増加でテレビの視聴時間も増えており、元々拡⼤傾向にあった映像コンテンツの市場が⼀層の後押しを受けていることが、消費者の声からも伺える。
コロナ禍において、6割以上が「健康意識は⾼まった」と回答
コロナ禍における健康意識が⾼まったと思うか質問したところ、「とてもそう思う(13.0%)」「そう思う(50.6)%」と、6割以上が健康意識の⾼まりを⾃覚していることがわかった。
また、健康維持のために⾏っていることとしては、「⼿洗い・うがい(61.0%)」に次いで、「⼗分な睡眠時間の確保(36.0%)」「規則正しい⽣活(33.4%)」が上位に。コロナ禍によって⼈々の⾃⾝に対する健康意識は急速に⾼まっており、ヘルスケア市場において新たな切り⼝の需要が拡⼤する状況も⾒られる。
平⽇における1⽇あたり平均視聴時間は、テレビが「2時間10分」、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスが「53分」
平⽇における1⽇あたり平均視聴時間は、テレビが130分(2時間10分)である⼀⽅、動画配信サービス(YouTube、Netflix、Hulu、Primeビデオ、U-NEXTなど)は、53分という結果になった。
また、休⽇における1⽇あたり平均視聴時間は、テレビが167分(2時間47分)である⼀⽅、動画配信サービスは、78分(1時間18分)だった。(注:⼩数点以下、四捨五⼊)
さらに、テレビで視聴する番組ジャンルは、1位「ニュース・報道」2位「バラエティ」3位「ドラマ」となり、動画配信サービスで視聴する番組ジャンルは、1位「映画」2位「アニメ」3位「⾳楽」という結果となった。
動画配信サービスが今後、視聴時間を伸ばしていくことでテレビに迫っていくことは予想されるものの、コロナ禍においてテレビの視聴も増加傾向にあり、特に視聴ジャンル1位に「ニュース・報道」がランクインしていることから、新型コロナウイルスに関連するニュース・報道への関⼼の⾼さが要因となっていることが考えられる。
コロナ禍において新たにECサイト・通販で買うようになった商品1位は「⾷品」
コロナ禍において新たにECサイト・通販で買うようになった商品は、1位が「⾷品」だった。
「⾷品」を通販で購⼊する理由は「店舗に⾜を運ぶのが嫌だから」、「重量のあるものだから」、「ポイントやクーポンでお得に買えるから」が上位3位を占める結果に。
コロナ禍以降、消費のカタチは⼤きく変化しており、SNSやライブコマースなどを活⽤したニューノーマルな消費の⼿法が多く⾒られる。
また、コロナ禍において新たにECサイト・通販で買うようになった商品2位は「家電」で、通販で購⼊する理由は「ポイントを貯めている通販サイトがあるから」「ポイントやクーポンでお得に買えるから」が多数だった。家電は⽐較的価格帯が⾼いので、ポイントやクーポンの活⽤を意識して通販が好まれると予想される。
さらに、コロナ禍において⼀度はECサイト・通販で買ったもののリアル店舗で買った⽅が良いと思った商品について聞くと、6割以上(60.6%)は「リアル店舗で買った⽅が良いと思った商品はない」と回答しているなど、コロナ禍も受け、消費者は多くの商品ジャンルでオンライン購⼊に抵抗を抱いていないことが⾒受けられる。
「コロナ禍以前のオフィス勤務」と「コロナ禍におけるリモートワーク」どちらが働きやすい?
コロナ禍以降にリモートワークを始めた⼈に、「コロナ禍以前のオフィス勤務の働きやすさ」と「コロナ禍におけるリモートワークの働きやすさ」を100点満点で採点してもらった(n=80)。
その結果、平均点はオフィス勤務が63.5点、リモートワークが64.5点と、リモートワークの働きやすさがわずかに上回った。コロナ禍において、リモートワークへの移⾏に対して順応していることがうかがえる。
コロナ禍以降の、⽉の平均的な貯⾦額の平均額は 42,399 円
コロナ禍以降の、⽉の平均的な貯⾦額を質問したところ、平均額は42,399円だった。コロナ禍より前の⽉の平均貯⾦額と⽐べた貯⾦額については、65%が「変わらない」と回答し、「減った(11.4%)」「とても減った(8.8%)」と約20%が減ったと回答した。
コロナ禍を受け、収⼊が減少してしまった消費者もいる中で、コロナ禍以前の貯⾦額を維持している⽅が過半数であることがわかった。
<調査概要>
調査期間:2021年2⽉16⽇〜17⽇
調査テーマ:「ライフスタイルに関する最新意識調査」
調査対象者:全国20〜60代男⼥500⼈
調査⽅法:インターネット調査
出典元:auコマース&ライフ株式会社
構成/こじへい