ちょっと気になる!イマドキ高校生の「早弁」の実態とは?
勉強に部活に遊びにと、多忙な青春を送る学生にとって、しっかりとした食事は欠かせない。では、イマドキの高校生たちはどんな朝食、昼食を摂って、日々の活力源としているのだろうか?
そんな朝ごはんや昼ごはんに関する意識調査がこのほど、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」により、日本全国の高校生を対象にして実施された。
朝食はごはん、パンなど炭水化物が半数以上
高校生に、ふだん朝ごはんによく食べているものを聞いた。全体1位は「ごはん(白米/玄米/おにぎり/お茶漬け含む)」で2位は「パン(サンドイッチ含む)」と、TOP2は炭水化物系が過半数となった。
3位以降には「スープ」、「ヨーグルト」、「牛乳」など炭水化物以外のメニューもランクイン。栄養もとれ手軽に食べられるものが選ばれていた。学年別にみると、特に高1女子高生で「パン」と「牛乳」の割合が高いという特徴があった。
男女別にみるとTOP2は「ごはん」、「パン」となっているが、3位以降は差がみられる。女子高生は3位に「ヨーグルト」、6位には「フルーツ」がランクイン。男子高生に比べると、女子高生は「ヨーグルト」や「スープ」、「フルーツ」、「サラダ」の割合が高い傾向にあった。
一方男子高生は女子高生に比べて「牛乳」の割合が高めで3位にランクイン。また男子高生は「朝ごはんは食べない」と答えた割合は多くはないが、約1割で女子高生に比べて高い傾向にあった。
お昼ごはんはどうしてる?持参したお弁当を食べる派が大多数
「ふだん学校があるときのお昼ごはんはどうしていますか?」という質問をすると、全体で約9割が「作ってもらった/作ってきたお弁当を食べる」と答えている。
2位以降は「学校のなかにある購買/売店などで買う」、「コンビニ/スーパーで買ってきたものを食べる」、「学食で食べる」と続く。コロナ禍の影響で学内の売店や学食が通常営業していないなども考えられ、お弁当の持参率がより高まっている可能性もある。
男女別にみると、お弁当を食べる割合は男子高生よりも女子高生のほうが少しだけ高い傾向に。「コンビニ/スーパーで買ってきたものを食べる」、「学校のなかにある購買/売店などで買う」と答えた割合も女子高生のほうが高く、女子高生は男子高生に比べるとお昼を買って食べる割合も高くなっている。
学年別では大きな差はみられず、全ての学年で「お弁当派」がもっとも多いという結果に。ただし1年生では「コンビニ/スーパーで買ってきたものを食べる」人よりも、「学校のなかにある購買/売店などで買う」人が多い傾向にあった。
早弁をしたことがある高校生は約3割。「まったくない」が過半数
昼休み前に、ついおなかがすいてお昼ごはんを先に食べてしまう早弁(はやべん)。「高校生になってから、学校で早弁することはありますか?」と聞いた。
結果は「まったくない」という人が約5割、「あまりない」という人も合わせると7割近くとなり、「早弁を(あまり)しない派」が大多数という結果に。一方で「早弁をすることがある派(「よくある」、「たまにある」の合計)」は、全体の約3割。男女別の差は特になく、学年別では3年生がやや早弁をすることがある人の割合が高い傾向にあった。
授業中にお腹が鳴る…そんなときどうしてる?
授業中にお腹がすいておなかが鳴ったり、鳴りそうになったりしたことがあるか聞いた。
全体で「よくある」と答えた人は約5割。「たまにある」と答えた人は約3割で、8割強の人はお腹が鳴った/鳴りそうになった経験があるようだ。
男女別にみると、男子高生に比べて女子高生の割合が高く、「よくある」と答えた女子高生は約6割。女子高生は「たまにある」を合わせると、約9割の人がお腹の音が鳴った、もしくは鳴りそうになった経験があることがわかる。
予期せずお腹が鳴ってしまったとき、または鳴りそうなときに、高校生はどうしているのかを聞いてみたところ、全体でもっとも多かった答えは「特に何もしない」で約3割だった。男子高生は半数近くがそう答えているのに対し、女子高生は2割弱と少数。男子高生と比べて女子高生は、お腹が鳴ってしまわないように、いろいろと工夫している人が多いようだ。
お腹が鳴った、鳴りそうになったときにしていることの全体TOPは「おなかに力を入れる」だった。次いで「おなかを引っこめる」、「姿勢をよくする/背すじを伸ばす」となった。
男女別では、女子高生は「おなかに力を入れる」、男子高生は「おなかを引っこめる」がTOPとなっている。また「飲み物を飲む」が女子高生4位、男子高生5位にランクインしている。学年別にみると、「姿勢をよくする」や「手でおなかを押す」は、1年生の割合が高いことがわかった。
<調査概要>
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の高校1年生~3年生の男女
実施時期:2021年3月2日~3日
有効回収数:1025サンプル
※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。
出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社)
https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/
構成/こじへい