2020年11月25日に楽天モバイルから、次いで2020年12月25日からSIMフリー版が順次発売された「AQUOS sense4 plus」。名前が似通っていることもあり、「AQUOS sense4」と混同しがちなモデルですが、見た目や性能には大きな違いがあります。
ではAQUOS sense4 plusとAQUOS sense4の違いを中心に、その特徴を紹介していきます。
AQUOS sense4 plusとAQUOS sense4は何が違う? 販路や価格は?
まずはAQUOS sense4 plusとAQUOS sense4の購入経路や価格についてです。AQUOS sense4 plusはMVNOから販売されているSIMフリー版の他に、楽天モバイルからも発売されています。
SIMフリー版はMVNO会社によって販売価格が異なりますが、およそ4万5000円程度、楽天モバイルでは一括購入で4万3800円となっています。
一方のAQUOS sense4はSIMフリー版と、キャリアモデルとしてドコモとY! mobileから発売されています。ドコモから一括購入した場合は2万6224円、SIMフリー版は3万円前後での販売となっています。
AQUOS sense4 plusとAQUOS sense4、スペックの違いを比較!
ここからは、AQUOS sense4 plusとAQUOS sense4のスペックの違いを比較していきましょう。名前こそ似ていますが、サイズや性能にはかなり違いがあります。
大画面搭載のAQUOS sense4 plusとコンパクトサイズのAQUOS sense4
AQUOS sense4 plusは約6.7インチディスプレイと大画面。解像度は1080×2400のフルHD+となっています。AQUOS sense4は約5.8インチのコンパクトサイズですが、解像度は1080×2280のフルHD+と同等になっています。
AQUOS sense4 plus
画面性能としては、AQUOS sense4 plusが90Hzのリフレッシュレートに対応しています。そのためより滑らかな画面の動きを楽しむことができます。
本体サイズはAQUOS sense4 plusが約166mm×約78mm×約8.8mm、質量が約197g。AQUOS sense4は約148mm×約71mm×約8.9mm、質量は約177gです。
カラーバリエーションはAQUOS sense4 plusが「パープル」「ホワイト」「ブラック」の3色。AQUOS sense4は「ライトカッパー」「ブラック」「シルバー」の3色となっています。
CPUは同じだがメモリ/ストレージ容量には大きな違いが!
搭載されているCPUは2端末共通で「Snapdragon 720G」という、多くのミドルレンジスマートフォンで採用されているチップとなっています。ハイエンドモデルのチップセットと比較するとさすがに劣りますが、普段使いにおいて不自由を感じることはあまりない性能でしょう。
メモリ/ストレージの容量には大きな違いがあります。AQUOS sense4 plusはメモリ8GB/ストレージ128GBとハイエンドクラスの大容量。AQUOS sense4はメモリ4GB/ストレージ64GBとミドルレンジスマートフォンの標準的な容量となります。
特にメモリ容量はスマートフォンの動きに大きく関わる部分なので、アプリゲームを頻繁にするといった使い方をしたい人は、AQUOS sense4 plusのほうが安定した動作ができるでしょう。
AQUOS sense4 plusとAQUOS sense4はカメラレンズ数にも違いが!
もう一点大きな違いを挙げるとすれば、カメラ性能でしょう。AQUOS sense4 plusは約4800万画素の標準レンズ、約500万画素の広角レンズ、約190万画素のマクロレンズ、約190万画素の深度レンズの4眼構成となります。
AQUOS sense4は約1200万画素の広角レンズ、約1200万画素の標準レンズ、約800万画素の望遠レンズの3眼構成。単純にレンズ数が違うのみならず、採用されているレンズの種類にも違いが見受けられます。
構成が違うので一概にはいえませんが、より多くのレンズを搭載しているAQUOS sense4 plusのほうが様々な撮影パターンで楽しめるでしょう。
※データは2021年4月初旬時点での編集部調べ。
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文/佐藤文彦