結婚20年目の記念日を「磁器婚式」と呼ぶ理由

結婚20年目の記念日は“磁器婚式（または陶器婚式）”と呼びます。この記事では、磁器婚式に込められた意味や、磁器を中心としたおすすめのプレゼントを紹介します。

結婚20年目を“磁器婚式（陶器婚式）”と呼ぶのはなぜ？

結婚記念日を祝う習慣はイギリス発祥で、日本では明治天皇が大婚二十五年祝典（銀婚式のお祝い）を行なったことをきっかけに定着したといわれています。

実は金婚式・銀婚式以外の結婚記念日にも名称があり、20年目は“磁器婚式（じきこんしき）”あるいは“陶器婚式（とうきこんしき）”と呼びます。

これは、年月の経過とともに風合いと価値が増す磁器・陶器のような夫婦の状態を表しています。また、磁器（陶器）のように硬い絆という意味も込められています。

両親にプレゼントを贈りたいけど、今年は本当に結婚20年目？ 結婚記念日の周年の数え方

意外と混乱しやすい結婚記念日の数え方。親御さんやお世話になった方の結婚20年記念にプレゼントを贈ったつもりが、1年ずれていた！という事態にならないよう、しっかり確認しましょう。

結婚記念日の数え方：今年は結婚何年目？ 記念日の計算方法

一般的に結婚記念日は、結婚から丸1年後に1回目のお祝いを行います。例えば2001年4月30日に結婚した場合、2002年4月30日が1回目の記念日、2021年4月30日が20回目の記念日となります。

結婚記念日の数え方：1年目からお祝いする結婚記念日！ 各年の名称は？

結婚記念日は1年目の紙婚式から始まり、5年目は木婚式、10年目は錫婚式（アルミニウム婚式）、15年目は水晶婚式と呼びます。1～15年目の結婚記念日には毎年名前がついているので、気になる方は関連記事をご参照ください。

【関連記事】結婚15年目の記念日を「水晶婚式」と呼ぶのはなぜ？

覚えておきたい！結婚50年目「金婚式」の祝い方、贈り物、メッセージ

15年目の水晶婚式のあとは5年刻みとなり、20年目の磁器婚式（陶器婚式）、25年目の銀婚式、30年目の真珠婚式、35年目の珊瑚婚式、40年目のルビー婚式、45年目のサファイア婚式、50年目の金婚式となります。その後も続きがあり、55年目はエメラルド婚、60年目はダイヤモンド婚式、65年目は碧玉婚式またはブルースターサファイア婚式、70年目はプラチナ婚式……と続きます。

結婚20年目の記念日に磁器や陶器を贈りたい……そもそも磁器と陶器の違いとは？

磁器婚式・陶器婚式という名称にちなんで、結婚20年目のお祝いに磁器や陶器を贈る方も多いです。

「陶磁器生産量日本一のまち」として知られる土岐市によると、磁器と陶器は成分に違いがあり、磁器は長石30％・珪石40％・粘土30％、陶器は長石10％・珪石40％・粘土50％となっています。長石と珪石はガラスになる成分で、磁器は陶器よりもガラス質を多く含んでいます。

磁器はガラス質が多いため素地が水を吸いにくくなり、光を通します。また、叩くとチンチンと澄んだ音がするのも特徴。陶器は磁器よりも厚みがありますが、磁器よりもガラス質が少ないぶん穴ぼこを多く含むので、磁器と同じ厚みの物を作っても軽くなります。また、穴のおかげでお湯を入れても手で持って飲むことができます。ただし、素地が水を吸うので、洗ったあとはよく乾燥してから保管する必要があります。

【参考】磁器と陶器の違いは（土岐市）

結婚20年目におすすめのプレゼントを紹介！

続いて、結婚20年目のお祝いにおすすめのプレゼントを紹介。磁器の湯呑、グラス、お花、写真立てなど幅広くピックアップしました。

20年目の結婚記念日におすすめのプレゼント：湯呑

夫婦間だけでなく、子供から親への結婚記念日祝いにもピッタリな磁器のプレゼント。特に食器は普段使いできるので、結婚20年の喜びを毎日噛みしめることができます。

こちらは九谷焼の磁器湯吞。シンプルで重厚感がありながら、内側に絵付けが施されているというおしゃれなデザインです。

磁器・陶器は湯吞以外にも様々な商品があります。インターネットショップで購入できるものも多いので、遠方にいる親御さんに贈ることも可能です。

20年目の結婚記念日におすすめのプレゼント：20輪の花

部屋に飾って楽しむことができる花束は、プレゼントの定番です。結婚20年目にちなんで20輪の花を集めた豪華な花束を贈るのはいかがでしょうか。

プリザーブドフラワーであれば水が必要ないため管理の手間がかからず、生花よりも長期間楽しめます。インポートマルシェの花束はスタンド付きなので花束のまま飾ることができ、花瓶を用意する必要もありません。20輪のバラが部屋を彩ってくれます。

20年目の結婚記念日におすすめのプレゼント：磁器の写真立て

結婚記念日の贈り物として人気のフォトフレームですが、結婚20年目のお祝いには磁器製がおすすめです。

こちらは世界的に有名な洋食器ブランド「ノリタケ」の製品。「レースウッドゴールド フォトフレーム」は磁器製の写真立てで、あらゆるテイストのインテリアに馴染むデザインです。

今回はフォトフレームを紹介しましたが、ノリタケは磁器食器を幅広く取り揃えています。食器をプレゼントしたいと考えている方も、ぜひノリタケの公式サイトをチェックしてみてください。

【参考】ノリタケ公式サイト製品詳細ページ

結婚20年目のお祝いにおすすめのプレゼント：指輪

昨今では、結婚10年目や20年目のお祝いに“セカンドマリッジリング”を贈るカップルもいます。

指輪を贈ることで大きな感謝の気持ちを伝えられるだけでなく、結婚当初を思い出して気持ち新たに結婚生活を歩むことができるはずです。

結婚20周年の記念品として、ダイヤモンドや宝石をあしらったアイテムもおすすめ

結婚指輪は1つだけでいい、または指輪のプレゼントは銀婚式にとっておきたいという方は、宝石をあしらったアイテムを検討してみましょう。

ネックレスやイヤリングといったアクセサリー、ネクタイピン、カフスなど、宝石をあしらった指輪以外のアイテムも多数あります。普段使いできるデザインの商品も多いです。

結婚20年目のお祝いにおすすめのプレゼント：旅行券や体験型ギフト

モノではなく特別な“体験”をプレゼントしたいという方には、旅行券や体験型ギフトがおすすめです。カタログ形式でプレゼントすれば、スケジュールを決めやすい上に、どの体験を選ぶか夫婦で選ぶ楽しみも堪能できます。

※データは2021年4月中旬時点での編集部調べ。
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文／bommiy